インターナショナルチョコレートアワードのアジアパシフィック大会の授賞式が先日、香港で行われました。
受賞者のリストもオンラインで発表となりました。
今年の印象は、中国の方の受賞が増えているなぁということ、また日本からも新規でエントリーされた方が多かったな!という印象です。
トモエサヴールでも輸入している台湾フーワンチョコレートは多数の受賞を果たしましたが、今年は、鉄観音茶が、
'Best in competition' overall winners
https://tomoesaveur.thebase.in/items/29181255
こちらは、台湾の契約農家のカカオをフーワンチョコレートが自社で発酵乾燥の行程から手掛けたビーントゥバーに、鉄観音茶をいれたものになります。
鉄観音茶は通常木柵エリアで生産される鉄観音種の茶を使った重焙煎のタイプの正欉鐵觀音がありますが、フーワンが選んでいるのは、金萱という品種を利用したフラワリーな風味を持ったタイプの鉄観音茶です。
私の印象はグリーンのノート。(ちょうどこのパッケージの色みたいな黄緑色を連想するような)爽やかさを感じる味わいです。
ぜひ受賞したチョコレートがどんな風味をもっているのか、食べてみてほしいなと思います。
受賞したすべての皆様おめでとうございました!
授賞式で泣いている方もいらっしゃって、きっとここまでの課程がとても大変だったのだろうなと想像します。
そしてそんな中でこれからもその大変さは続いていくわけですが、ほんの少し立ち止まって、自分のやってきたことを肯定できる、そんなひと時がセレモニーなのではないかと思っています。
完全にブラインドで行われる審査試食は、完全に公平なので、有名な人だろうと無名な人だろうとそんなことは関係なく同じ土俵で戦うという面白さがあるのかなと思います。
消費者である私たちは、この受賞チョコレートを一つの指針として食べてみるのもいいし、新しいブランドの名前を知るきっかけにもなりますね。
もちろん、生産者それぞれの想いや意図があるチョコレート、それらを伺って、納得して購入して食べるというのも受賞有無にかかわらず良いことだと思います。