もうこれで秋の景色も見納めだろう。


青の洞門を通り抜けて


訪れた道の駅「耶馬トピア」は
多くの行楽客で賑わっていた。


今回は妻と次女と3人でファミリーキャンプ。


コロッケと蕎麦きな粉のソフトクリームを購入。
紅葉を愛でながら、3人で美味しく味わった。


道の駅を出て、キャンプ場へ向かう。


バルンバルンの森は大きなプラタナスの木が
出迎えてくれた。


受付を済ませたものの、
チェックインにはまだ早く、
キャンプ場内を散策する。


先ずはツリーハウスに登って、
気持ちの良い眺めを楽しむ。


オーナー夫婦はキャンプ場と言うよりも、
ここに絵本の世界を作りたかったとか。


森のキャンパスにオーナーらの心を
スケッチするように、
コツコツと作り描いてきた作品みたいな場所。


不思議の森は秋の彩りとカラフルなオブジェで
魔法の色に染まっている。


去年はツリーハウスのサイトで次女とキャンプ。


今年も一緒に訪れる事が出来た。


今回は電源付き星空満天フリーサイトを選ぶ。


この春、ソロキャンをしたサイト。
時折、風に吹かれた黄色い銀杏の葉が
ひらひらと舞い落ちる。


フリーサイトにはデイキャンプも含めて、
すでに5~6張り程のテントが点在。


ティピーテントは奥さんと娘が組み立てた。
カムイはドームシェルターを担当。


テント設営を終えたら、森のカフェへ。


窓際の席に座る。
開け放した窓からツリーハウスが見える。


奥さんと娘は置いてある絵本を手に取った。


珈琲に紅茶と
ベイクドチーズケーキと森のキッシュを注文。


二人はオーガニックな紅茶が気に入ったらしい。


場内の景色を楽しみながら、サイトに戻る。


焚き火を開始。


奥さんがリンゴ飴を作る。


紅玉とシナノスイーツの林檎を使用。
紅玉の方が酸味と食感が丁度良かった。


娘とカムイは焼きチョコマシュマロに挑戦。


マシュマロにポッキーを刺して焼く。


焚き火で戯れて作ったお菓子の
中々の美味しさに親子で感激。


暮れて来たので夕食の準備に取り掛かる。


炊飯はEsbit任せ。


夕食メニューはすき焼き。


椎茸、長ネギ、糸こんにゃく、豆腐に、
お肉は宮崎産黒毛和牛。


お肉を丁寧に炒めたすき焼きはやはり旨い。


夕食を済ませたら、八面山にある温泉へ。


ヘッドライトに照らされた暗い山道を
約10分登坂して、やっと辿り着いた(笑)


秘湯の雰囲気が漂う「金色(かないろ)温泉」は
駐車場がほぼ埋まる程、かなり賑わっていた。


紅葉が美しい広々とした露天風呂。
奥には打たせ湯もある。


夜空には月。
頬を撫でる晩秋の風が丁度いい。


浴槽の真ん中に大きな岩を沈めてある。
お陰で入浴者同志が目を合わせずに済み、
リラックス出来た。


身体の芯まで温もった風呂上がりは珈琲牛乳。
娘は人生初の電動フットマッサージに挑戦。


サイトに戻り、今夜の寝床作り。


カムイはドームタープ内を片付けて、
mont-bellムーンライトを設営。


2人はすでにお休み中。


23時就寝。






























朝4時半起床。
静まり返った森はまだ眠っている。


シュラフを片付ける。


タープ内のムーンライトテントを撤去して、
バルンバルンの森の珈琲を淹れる。


白々と木立の向こうが明けてきた。


娘と奥さんが起きてきたので朝ごはん。
カムイと娘は今朝もすき焼き。


奥さんは
目玉焼きとベーコンとチーズのホットサンド。


シェルターを開けて、朝陽を呼び込んだ
和やかな食卓を囲む。


ゆっくりと朝食を終えたら、片付け開始。


シュラフの袋詰めで四苦八苦する
彼女らの声がテント内から聞こえてくる(笑)


さすがに3人がかりの片付けはスピーディーで、
呆気なく終わった。


10時半前に無事撤収完了。


手を振るオーナーの奥さんに見送られて
カムイらは車に乗り込む。


訪れてみるとちょっぴり不思議だけど、
自然な心の温もりで溢れた森。
今回は優しい時間を家族と共に過ごせた。


沢山の荷物と楽しい想い出を詰め込んで、
カムイの車はプラタナスの落ち葉の坂を
ゆっくりと下って行った。










去年のバルンバルンの森↙️



前回の紅葉キャンプ↙️