過去のブログより・・・2009/12/23(水)
僕はよく本を読みます。
月に10冊くらいは読んでいると思います。
本を読みながらよく感じることは、「本の中にはその人(著者)の人生が溶け出している」ということ。
どんな価値観を持っているのか、何を悩んでいるのか、人に伝えたいことは何なのか。それらがギッシリと詰まっているのです。
本を読むとは、その著者との対話そのもの。
本を読み進めることで生まれる「書き手である著者」と「読み手である自分」との意見交換、それが僕が感じる読書の最大の醍醐味です。
僕の部屋の中には、約800冊ほどの本が置かれており、過去に処分した本も含めると、これまでに読んだ本は2000冊くらいになるでしょう。
その本の数だけ、僕は様々な人たちとの対話を行ってきたことになります。
それぞれが異なる人生を歩み、何かを学んだ人たち。
そしてその学びを誰かに伝えたいと思った人たち。
そのような数えきれない多くの人たちのメッセージや人生観に、読書を通じて触れたことになります。
そんな彼らのメッセージや思いは、対話を通し、僕に伝わり受け継がれ、蓄積されていきます。
そういう意味では、僕にとって本を読むとは、「ある人の人生を引き継ぐこと」でもあるのかも知れません。
100冊の本を読めば100人の人生に触れ、1000冊の本を読めば1000人の人生に触れ、そして彼らの思いやメッセージを受け継ぐことになる。
そうやって今の「自分」というものが創られている。
これはすごいことだと思います。
僕はこれからも読書を続けていくことでしょう。
そして世界中の様々な人たちの価値観や考え方に触れ、自分自身に刺激を与え、自分を成長させていきたいと思います。
部屋の中に積まれた本たちを眺めながら、そんなことを考えました。