現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の
木曜に、一冊、本の話を
今回はー、今村翔吾の時代小説
イクサガミ 天
時は明治十一年、巡査の初任給が四円の時代に、十万円をかけた催しが行われると謎の新聞の情報に誘われ。武技に長けた強者たちが京都に集まる。
参加者も集合してから知った催しのルール、それは今から指定された箇所を通り、東京に向かうというもの。ただし、手持ちに持ってる「札」を他の参加者から奪い合う。
そう、これはまだ侍や戦の気配が色濃く残る日本を舞台とした
デスゲーム
様々な理由で参加した強者たち。そのうちの一人、愁二郎は果たしてどこまでいけるのか……というお話。
紙から飛び出してくるような迫力ある戦闘描写、バッキバキのキャラクターたち。
こんなの男の子絶対好きじゃんっ。な時代小説。勿論老若男女にオススメですが
今村さんって時代小説慣れしてない人にも面白いと思わせる作りになっている。事前にその時代や人物のことを調べたり、知らなくても面白くなってるのがポイントなのかな……本当に凄いな……
個人的に関西弁の響陣は、名探偵コナンの服部平次を彷彿としました……とっつきやすいしカッコいい。
天、となってますが続編もある全三部作、続編の地も早く読まねば。岡田准一さんでNetflix実写化も決定してるのでそちらも楽しみですっ。
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【書店員芸人カモシダせぶんの読書のおとも】
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