現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の
木曜に、一冊、本の話を
今回はー、池井戸潤の最新作
俺たちの箱根駅伝
メインストーリーは2つ。
まず一つは、駅伝の予選会で、自分の大学が本戦に行かず、関東学生連合として本戦を戦う学生と、監督経験0ほぼ社会人生活しかしてこなかったが学生時代は凄いランナーだった新人監督の話。
もう一つは「箱根駅伝」という番組を作り上げるテレビマンたちの話。伝統を守ろうとし、数々のピンチに沢山の人たちが熱い気持ちを持って立ち上がる。
ぐーっと熱い気持ちになれました。事後報告になってしまいましたが、火曜日に日本テレビのDayDay.さんで紹介させていただきましたっ。熱い気持ちで紹介できましたね。生放送走り切った気持ちになりました。
元々そこまでスポーツもの読まないんですが、この作品はテレビマンのパートもめちゃくちゃ面白いんで、そこが相乗効果になって、ランナーのパートも分かりやすくなって面白く読めました。作りが上手い……
そして池井戸潤の別の作品との共通ワードが出てきます、ちょろっと。あそこ上がったなぁ。
初池井戸潤作品、初スポーツ小説としてもオススメですよっ。上下感ありますが物おじせずにっ。さぁ。
因みに箱根駅伝は日本テレビで放送されてます、この小説の中では大日テレビ。悪役の編成局長、黒石。モデルはいないそうです。良かった……けどあの人はあの人で美学あるテレビマンで僕は嫌いになれないなぁ。
来年の箱根駅伝絶対面白く見れますんで是非。日テレでドラマ化してほしい。
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【書店員芸人カモシダせぶんの読書のおとも】
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