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裏切りのサーカス(ネタバレ)

裏切りのサーカス

三角絞めでつかまえて-裏切りのサーカス

原題:TINKER TAILOR SOLDIER SPY
2011/イギリス、フランス、ドイツ 上映時間128分
監督:トーマス・アルフレッドソン
原作:ジョン・ル・カレ
出演:ゲイリー・オールドマン、キャシー・バーク、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、スティーブン・グレアム、トム・ハーディ、キアラン・ハインズ、ジョン・ハート、トビー・ジョーンズ、サイモン・マクバーニー、マーク・ストロング、スヴェトラーナ・コドチェンコワ
(あらすじ)
東西冷戦下の1980年代、英国諜報(ちょうほう)部「サーカス」を引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイを捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、容疑者を洗い出していくスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




96点


「裏切りのサーカス」は、人によってかなり評価が分かれる作品だと思うので、僕の点数を鵜呑みにしないで!
※ただ、トーマス・アルフレッドソン監督の作風や、説明台詞が少ない映画、スーツを着たオッサンがウロウロする映画などが好きな人は、公式サイト「鑑賞前:ご一読ください」を読んでから、劇場に行くと良いですよ。


なんとなく気になってたので、公開して少し経った頃に新宿武蔵野館で観てきました。感想は「ああん、素敵… (´Д`;) ハァハァ」って感じでしたよ。


武蔵野館恒例の水槽を使った展示がありまして。
三角絞めでつかまえて-水槽の展示

魚が隠れてるそうです。毎回、いろいろ考えますな~。
三角絞めでつかまえて-毎回いろいろ考えますな

チェス盤を置いたりと、なかなか凝っております。
三角絞めでつかまえて-中も凝ってる

記事の切り抜きも飾ってありましたよ。
三角絞めでつかまえて-記事の切り抜き

半券を提示すると2回目は1000円で観られるとか。これは良いサービス!
三角絞めでつかまえて-リピーター割引


とにかくカッコ良かったです。画面の色調や構図、音楽、役者の演技と、すべてが見事に融合して“陰鬱で冷徹だけど温もりも感じる世界観”を作り出しているというか。僕はドンピシャだったんですけど、あの雰囲気にハマる人には最高の作品なんじゃないでしょうか。内容は全然違いますが、トーマス・アルフレッドソン監督の前作「ぼくのエリ 200歳の少女」を思い出しました。

話自体も、僕は原作の「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」は未読だし、テレビドラマ版も未見ですけど、世間の「ちょっと分かりにくいね (´・ω・)(・ω・`) ネー」という評判を聞いていた→覚悟を抱いて画面に集中して鑑賞したのが功を奏したのか、意外と飲み込みやすかったりして。時系列さえちゃんと追えていられれば、そんなには難しくない印象でしたよ。


イギリスで作られた連続ドラマ版はこんな感じ↓ 主演はアレックス・ギネス(日本では未放映、未ソフト化)。




というか、たぶん僕も気付けてないヒント描写とか結構あると思うんですけど、映画的に「誰が二重スパイ<モグラ>なのか!?Σ(゚д゚;)」という謎解き要素よりも、主人公スマイリーの目を通じて“世知辛いスパイ事情”を描くのに重きを置いてるので、この映画のムードにやられちゃっている人からすると、多少分からないところがあっても「まぁ、いっか (・∀・)」とスルーできちゃう感じ。まぁ、何はともあれ、予告編の画像を使って、若干の誇張を交えながらあらすじを書き残しておきますね↓


イギリスの諜報機関<サーカス>の元締めコントロール(ジョン・ハート)は、組織にソ連の二重スパイ<モグラ>がいると思ってまして。
三角絞めでつかまえて-コントロールの依頼

命令を受けたプリドー(マーク・ストロング)は「ジジイも耄碌したな…」と思いつつも、ハンガリーに。
三角絞めでつかまえて-請け負うプリドー

ところが、作戦は無残に失敗してしまうというね…。
三角絞めでつかまえて-作戦失敗

その結果、コントロールは失脚→即病死。右腕だったスマイリーも巻き添えで退職。踏んだり蹴ったりですな。
三角絞めでつかまえて-失脚する2人

退職後、スマイリーが呑気に暮らしていると、突然、政府のオリバー(サイモン・マクバーニー)から「モグラを突き止めて!」との依頼が。
三角絞めでつかまえて-実はスパイが!

仕方なく情報部で仲良しだったピーター・ギラム(ベネディクト・カンバーバッチ)と組んで、レッツ、モグラ探し!ヘ(゚∀゚*)ノ ダレカナー
三角絞めでつかまえて-片腕となるピーター

容疑者は4人。“ティンカー”のアレリン(トビー・ジョーンズ)はコントロールを失脚させたイヤな奴だけど、意外性はないよね。
三角絞めでつかまえて-怪しい人1 ティンカー

“テイラー”のヘイドン(コリン・ファース)は演じてるのが有名な人なだけに、スゲー怪しいムード。
三角絞めでつかまえて-怪しい人2 テイラー

男子的にはグッと来る名前“ソルジャー”のブランド(キーラン・ハインズ)ですが、扱い的には地味。
三角絞めでつかまえて-怪しい人3 ソルジャー

一番イヤなネーミングの“プアマン”トビー(デヴィッド・デンシック)は、その冴えない名前通りの小物。脅されたらベラベラ弁解してました。
三角絞めでつかまえて-怪しい人4  プアマン

さらに、忠実な部下だった自分も疑われてたことを知ってしまうスマイリー。諜報機関って、そんなに周囲が信用できないんですかね。
三角絞めでつかまえて-スマイリーも疑われてました

で、いろいろあった結果、モグラはやっぱりヘイドンでした ┐(´ー`)┌ ホレミタコトカ
三角絞めでつかまえて-モグラは僕でした

フリオ・イグレシアス「La Mer」が流れる中、実は生きていたプリドーがヘイドンを射殺して涙…。
三角絞めでつかまえて-テイラーを射殺...

事件を解決したことで、スマイリーは無事サーカスに復帰。「まぁ、頑張ってみますかな」的な表情で終わってました。
三角絞めでつかまえて-復帰しました


本筋の他にも、いろいろなエピソードが盛り込まれてるんですけど、僕的に好きだったのがプリドーのくだり。彼の人生を時系列順に振り返ると「ヘイドンのことが大好き(たぶんゲイ)→だから、薄々モグラだと気付きつつも、彼のことはスルーしてハンガリーに→ところが、ヘイドンは逆に彼をKGBに売ってしまい、拷問される日々に突入→何とかKGBに解放されてからは(ヘイドンが尽力した可能性有)、教室内に入ってきた鳥を即座に叩き殺すような“型破り教師”として生きてた→スマイリーが来訪し、自分が情報を吐いたことでハンガリーにいた他の仲間たちが全員死亡したことを知る→『ヘイドンのことは好きだけど、落とし前はつけなきゃ』と泣く泣く射殺」ってことだと思ったんですが…どうなんでしょうか。とにかく演じたマーク・ストロングは超渋くて、内向的な少年と交流するシーンなんてベタなんだけど素晴らしくてね…(最後、少年を邪険に追い返したのは「スマイリーから惨劇を聞いて、己の仕事の禍々しさを思い出した→しかも、これからヘイドンを殺しに行く」から…ですよね?)。最後に涙を流す“あの顔”にもジーンとしちゃいましたよ。


プリドーが内向的な少年を助けてあげる描写は大好物でした。
三角絞めでつかまえて-型破り教師


下っ端現場スパイのリッキー・ター(トム・ハーディ)も良かったです。そもそもこの物語は、彼が人妻スパイのイリーナ(スヴェトラーナ・コドチェンコワ)から掴んだモグラ情報が、何者かに握りつぶされたことを上司のピーターに報告するところから始まるワケですけど…。リッキーったら、タイプじゃなかったハズのイリーナにすっかり惚れてしまってて。スマイリーに「お、俺が危険な任務を遂行する代わりに、何とか彼女を助けろよ!ヽ(`Д´;)ノ オネガイ」なんて言ったりするんですが、実は“彼女はプリドーがKGBで拷問されていた時、すでに無残に殺されてる”から、スマイリーも「う、うん… (・ω・;)」と歯切れが悪いという地獄のようなシチュエーション。最後のシーンでも、雨の中のリッキーがまだ彼女を想ってる風なのが泣けるんですよね…(ノω・、) シンジャッタノニ...


リッキー役のトム・ハーディ、スゲー良かったです。
三角絞めでつかまえて-武闘派のリッキー・ター

夫がDV野郎だったりと、とにかく可哀相だったイリーナ。死にザマも無残でした…。
三角絞めでつかまえて-可哀相なイリーナ...


つーか、もう、役者さんたちは全員褒めるところしかないというか、特にスマイリーは地味なくせに凄まじくカッコ良くて、ゲイリー・オールドマン的にベストだったんじゃないかと(まぁ、そんなに出演作を観てませんがー)。ベネディクト・カンバーバッチも良い感じだったし(ゲイ設定だったのは少し驚いた)、コリン・ファースの演技も最高だったし(特に“自信満々の出来る男”だったハズなのに、捕まって正体がバレた途端、小物に見えたのが良かった)。それと、「ミスト」でムカつくババァを射殺して観客の溜飲を下げてくれたトビー・ジョーンズが、今回は非常にイヤな奴を好演してるんですけど、終盤に失脚した時のムードがまさに「ションボリの中のションボリ」って感じで、実に良い仕事をしたなぁと感心しましたよ。


イヤな奴を好演したトビー・ジョーンズ。終盤のションボリ振りは偉人レベル。
三角絞めでつかまえて-ベスト・イヤな奴


演出も大好きでした。過去のパーティシーンを入れることで登場人物たちの人間関係がどうだったのかを見せるのは上手いと思ったし、さり気なく風呂でハラワタを出して死んでたりする場面とかビックリしたし、拷問シーンの演出とかも気が利いてたし…(プリドーがたぶん大音量で何かを聴かされて凄まじく苦しんでいる後ろで、おばちゃんが読書か何かしてた)。宿敵カーラと妻のアンという、スマイリーにとっての重要人物2人の顔をあえて見せないってのも、恐ろしかったり、ミステリアスだったりと、非常に効果的に働いてたと思ったり。


何度か挿入されるパーティのシーンも、良く出来てたのではないでしょうか。
三角絞めでつかまえて-良かった頃

この後ろでは、おばちゃんが事務的に座ってて、それがまた残酷さを浮き彫りにしてましたよ。
三角絞めでつかまえて-拷問される日々


って、長々と書いて来ましたが、僕が本作で最も感動したのがラストシーン! 「現在のプリドーが家から生徒を追い返す→フリオ・イグレシアス「La Mer」が流れ始める(歌詞の内容がまた重要)→過去のパーティシーンでのヘイドンとプリドーの心が通う描写→現在に戻って、プリドーがヘイドンを射殺→その他の諜報員たちの現在が映る(今も現役の人、退職した人、無残に死んじゃった人の順)→スマイリーが自宅に帰ると奧さんのアンが帰宅してた→サーカスに復帰して出勤すると、すれ違った後にピーターがニヤリと笑う→スマイリーがリーダーの席に座ると同時に音楽終了って流れが実に情緒的で、鳥肌が立つほど素敵というか、この場面だけは何度でも観たいから、DVDが出たら絶対買うと誓っております。


とりあえず貼っておきますね↓ 平仮名で「らめぇ~る」って書くと何かドキドキしますね (´∀`) バカネ




ということで、トーマス・アルフレッドソン監督作が肌に合うのか、超大好きな映画でした (・∀・) ただ、集中して観ないとやっぱり分かりにくいところもあるだろうし、そんなに派手な展開はないので、苦手な人がいる気もしないでもないというか。ちょっと違うけど、「ゴーストライター」とかが好きな人ならオススメかなぁ。ちなみにリピーター割引があるということで、僕的には早速もう一度観る予定だったんですが、半券をなくしちゃったというね… ヽ(TДT)ノ ファック!




原作本。新訳になって読みやすくなったそうな。



トーマス・アルフレッドソン監督作。僕の感想はこんな感じ



デジタル盤のサントラ。輸入盤もあります。「La Mer」は入ってるのかな?



なんとなく思い出したロマン・ポランスキー監督作。僕の感想はこんな感じ








タクティカル・ユニット 機動部隊ー絆ー(ネタバレ)

タクティカル・ユニット 機動部隊ー絆ー


三角絞めでつかまえて-タクティカル・ユニット 機動部隊 絆
タクティカル・ユニット (機 動 部 隊 - 絆 - ) [DVD]

原題:機動部隊 同袍/TACTICAL UNIT - COMRADES IN ARMS
2009/香港 上映時間91分
監督:ロー・ウィンチョウ
プロデュース:ジョニー・トー
脚本:ヤウ・ナイホイ、オー・キンイー
撮影:チェン・チュウキョン
音楽:チュン・チーウィン
出演:サイモン・ヤム、マギー・シュー、ラム・シュー、ウォン・チーイン、サミュエル・パン、ヴィンセント・ツェ
(あらすじ)
香港警察の特殊機動部隊PTUの小隊長サム(サイモン・ヤム)は、女性小隊長メイ(マギー・シュー)と相性が悪く、互いにけん制し合っていた。そんなある日、現金輸送車が襲撃される事件が発生し、犯行グループは山中へ逃げこむ。やがて、掃討作戦にあたることになったサムとメイが率いる小隊の前に犯行グループが姿を現わし、壮絶な銃撃戦が始まり……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




70点


今年の2月、限定公開されてた時に観たかったんですけど、予定が合わなくて断念しまして。4月にDVDがリリースされた時も、借りようとしたらいつも貸出中だったりして、なかなか観られなかったんですが…。先日、やっと借りてきました。普通に楽しかったです。今日は頑張って簡潔に感想を残しておきますね。

ジョニー・トー監督の「PTU」は、香港映画が好きな人なら間違いなく観ておいた方が良い傑作なんですけど、そのスピンオフ企画として2008~2009年にTVシリーズが5作品作られてて、その5作品目=最終作がこの「タクティカル・ユニット 機動部隊ー絆ー」なんだそうで。日本でDVDリリースされたのが最終作だけというのは、実に残念ですな。


「PTU」の予告を貼っておきますね↓ 




映画が始まると、サムとメイが露骨に対立してたり、トン(ラム・シュー)が降格されたことをウジウジしてたりするんですけど、そこら辺の事情はスピンオフの前4作で描かれてたのか、そのことに関する説明はゼロ。役名が違うから、一応、同一人物設定じゃないっぽいんですけど、主要登場人物を演じる役者&その役柄の立場などは「PTU」とほぼ同じだから、僕的には「『PTU』での『拳銃を探す』『探さない』の対立から、険悪になったのだろう」とか「トンは拳銃をなくしたのを隠したことがバレて、降格されたのだろう」と、思いっきり混同しながら観てましたよ。

ハッキリ言って、いくら対立しているからといって、犯人を逮捕しようとする警官をライバル警官が邪魔するなんて酷すぎるし、中盤の“みんなで山中ウロウロシーン”は相当かったるかったんですが…。トンが強盗犯たちの人質になるエピソードは緊迫感があって良かったですな。

さらにクライマックス、登場人物たちが一気に教会に集結するくだりはやっぱりグッとくるというか(ちょっと頭が弱い“落書きオジサン”まで来ちゃうのが愉快)。散々対立してたくせに、最後は「オレたちは仲間だぜ~♪ ヘ(゚∀゚*)ノ」みたいな歌をみんなで仲良く歌いながら帰って終わってましたけど、あの仲間感、確かに原題の「同袍」ってのがしっくりくるというか。僕も昔、機動隊にいたころを思い出して、ジーンとしながらも吐き気を催しましたね…(複雑な精神状態)。

なんて言うんでしょうか、僕的には「見事な出来!ヽ(`Д´)ノ」と絶賛するほどじゃないんですけど、「上官とトンの対立→作戦名がグズに→強盗に気付かれないように作戦名を伝えられた!(o^-')b」とか「警官を押しのけてまで犯人を逮捕する隊員→実は父親が養護施設に入ってて、金が必要だった… (ノω・、)」とか、「こういう展開になったら、グッとくるよね (´・ω・)(・ω・`) ネー」という流れをキッチリ通過してくれる感じが好みでしたよ。

ということで、名作「PTU」と比べちゃうとアレですけど、普通に面白かったですよ。とりあえず「PTU」を観て楽しかった人は借りても良いと思いますぞ。




ジョニー・トー監督作。マジで面白いです。
三角絞めでつかまえて-PTU
PTU [DVD]

幸せの教室(ネタバレ)

幸せの教室※シネマハスラーへのリンクなどを追加しました(11/11)

三角絞めでつかまえて-幸せの教室

原題:Larry Crowne
2011/アメリカ 上映時間99分
監督・製作・脚本:トム・ハンクス
製作:ゲイリー・ゴーツマン
製作総指揮:フィリップ・ルースロ、スティーブ・シェアシアン、ジェブ・ブロディ、ファブリス・ジャンフェルミ、デビッド・コートスワース
脚本:ニア・バルダロス
美術:ビクター・ケンプスター
編集:アラン・コディ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、ブライアン・クランストン、セドリック・ジ・エンターテイナー、タラジ・P・ヘンソン、ググ・バサ=ロー、ウィルマー・バルデラマ、パム・グリア
(あらすじ)
地元の大型スーパーで同僚や常連客からも慕われていたベテラン従業員のラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、ある日突然、大卒ではないという理由で解雇されてしまう。心機一転して地元の大学に入学したラリーは、いつしか教えることの情熱を忘れてしまった美人教師のメルセデス(ジュリア・ロバーツ)と出会う。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




15点


※今回の記事は、「幸せの教室」が好きな人は高確率で不快になると思うので、読まない方が良いかもしれません。
※今回の記事は、映画とは関係のない前置きが非常に長い上に、映画自体の出来とはそれほど関係のない、心の狭い文章が書かれているので、普通の映画の感想を読みたい人は読まない方が良いし、そうじゃない人もあまり読まない方が良いかもしれません。


まず、僕は「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」というラジオ番組をこよなく愛しており、その中のシネマハスラーというコーナーがまた大好きでして。「課題映画を観た方がより楽しめる」ということで、課題になった作品はほとんど観に行ってたりするんですよ。←ここまでテンプレ

で、これから長い前置きを書きますね。僕は高卒なんですけど(というか、それよりもタチが悪い専門学校中退なんですが、ここら辺の経緯を書き始めると吐くので、また今度 (o^-')b マタネ!)、やっぱり学歴コンプレックスが1ミリもないとは言えませんわな。特に今の仕事に就く前、就職の面接で40社くらい落ちまくった時は(書類選考を入れれば、さらに倍)、「ああ、せめて大学くらいは出ておけば… (ノДT)」と何度涙で枕を濡らしたことか。さすがに今では「どーでもいーいですよ (・∀・)」(全然、古びてないぜ!)って感じですけど、たまに仕事関係で「カミヤマさんはどちらの大学なんですか? (`∀´)」なんて聞かれた時の気まずさたるや! 僕は大体、「いやぁ、大学は出てないんですけど、警察学校は卒業してるんですよぉ~ (´∀`)」なんて“返し”をするから、相手も「あら、警察にいたんですか!? ∑(゚Д゚)」なんて感じに対応してくれれば、話に花を咲かせやすいんですけど、たまに「あ、悪いこと聞いちゃったな… (´Д`;)」なんて反応をされると、コッチもどうすれば良いのやら!ヽ(TДT;)ノ


なんとなく貼っておきますね↓ 頑張ってほしいところです。




もうね、その人は全然悪くないの (´・ω・`) 単に「大学卒業=当たり前」という認識だっただけで、現時点で気まずさを共有してることで“良い人”であることは間違いないじゃないですか。この気まずさってのは僕が「だ、大卒とか、そーゆーの気にしてないですって~ (;`∀´) ハハハ」なんて言っても“何か”の上塗りにしかならない→気まずさが10倍界王拳になるだけというか、この2人の間の空気を清浄化するためには時間を遡って高校3年生の僕にもっと必死に勉強させて志望校に合格させるしかないので「誰か早くタイムマシンを作ってください!ヽ(TДT)ノ」という強い気持ち、強い愛。というか、僕は大学受験に関しては、自らフィリップ・K・ディック的な模造記憶を作っていたクズであり(詳細は「エンゼル・ハート」の感想を読んでくださいな…)、当時のことを思い出せば思い出すほど自分が憎くてたまらなくて殺したい!ヽ(`Д´)ノ


なんとなく貼っておきますね↓ ぬぅ…。




だが、時は経ち、今じゃマナ子のパパ、保育園で幅利かすパンパパンということで(唐突に「Grateful Days」Zeebraさん風に)、その頃の僕が死んでしまうと愛娘も消えてしまう可能性があるから、タイムマシンがあろうとなかろうと、日々頑張って生きるしかないワケです…。って、ここまで書いて、多くの人を振り落とした気がしてきました ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ


なんとなく貼っておきますね↓ カッコイイ!ヘ(゚∀゚*)ノ


(PV) Dragon Ash - Grateful Days 投稿者 Ichimaru


ということで、とりあえず今の僕は、大学に進学できなかったこと自体は“そんなには”後悔してないんです。ただ、最近よく思うのは「勉強したいなぁ」と(って、ここから書けば良かったのにね (´・ω・)(・ω・`) ネー)。大人になってから仕事のために勉強したりすると、目的意識があるから、それなりに身に付いたりするじゃないですか。まぁ、現実的にそんなヒマは全然ないんだけど、大学に限らず、“何か”の講座で学んでみたいという欲求は常にありまして(「勉強するなら家でも出来る!」という意見も分かりますけど、「そこまで通う」という手間が継続に繋がる気がするので)。社会人として人前で話す機会が増えてきたし、コミュニケーションスキルを向上させたいのもあって、話し方教室とかマジ興味あるぅ~ (´∀`)」なんて思ってたところに今回の「幸せの教室」ですよ。

「オッサンの短大進学」「スピーチクラス」と、予告編を観る限りは、今の僕にドンピシャなテーマ。正直、わざわざ観に行こうとまでは思わなかったけど、「面白い着眼点だな~」と好感は持ってたので、「今週のシネマハスラーの課題映画になったのは良いキッカケですな」と、いそいそと新宿ピカデリーに行ってきたんですが…。心底ガッカリしました。

たぶん、普通の人が普通に観たら普通には楽しめるんじゃないですかね。僕もね、トム・ハンクスに関して悪感情はないし、ジュリア・ロバーツも“あのエリック・ロバーツの妹”ということで、「食べて、祈って、恋をして」は一生観ないと思いつつも、親近感は常に持っておりますよ。やたら主人公に親切なタリア役のググ・バサ=ローは超可愛くて、「醤油」の刺青のくだりは愉快だったし、マツタニ教授役のジョージ・タケイもスゲー良かったし…(あの「マツタニ教授には言われたくない」云々は彼がゲイということを踏まえたギャグ?)。


関係ありませんが、エリック・ロバーツの超素敵な動画を貼っておきますね↓ この前、夢に出てきました (*ノ▽ノ)キャッ




それと、あの「あえて自宅を手放す」という戦術自体は良いと思いました。「逆に考えるんだ」に通ずる発想というか、今、自宅マンションの長期ローンを抱えている僕的にもちょっと勉強になるというか。クライマックス、教室で発表する主人公のスピーチの内容も素晴らしかったです。テーマに沿って自分の人生を語り、もともとのお題だったジョージ・バーナード・ショーの名言も使ってスピーチクラスへの謝意を込めて終わるという、あのキャラクターのベストのスピーチであるのは間違いなくて、「よく考えられてるなぁ」と感心しましたよ。エンドロール、大きく「醤油」というロゴが出てきたのもなんか愉快でしたね(ああいうメーカーがあるんですかね?)。


あえて自宅を手放すという展開は、この有名なフレーズを思い出しました。
三角絞めでつかまえて-逆に考えるんだ


ただ、映画全体を振り返るとまったく乗れなくて。まぁ、「この映画に何を求めてたか」によると思うんですが…。僕はもっと“大人になって学ぶ楽しさ&素晴らしさが伝わってくる作品”を期待してたというかさ。この映画を観て、僕が一番思い出したのは、開運グッズの広告でして。


例えば、某雑誌に載ってたこんな広告。
三角絞めでつかまえて-例えばこんな広告

近藤保さん(41歳・仮名)は「携帯型パワースポット」を買って、大金の他に浮気相手もゲットしたそうな。
三角絞めでつかまえて-5000万が当たった!

奇跡の体験談は他にも! オタクの人のステレオタイプなキャラ設定が愉快。
三角絞めでつかまえて-奇跡の体験談

さらには通行人までもがスピードクジを当てる始末! やべぇ、買おうかしら…(リテラシーゼロの発想)。
三角絞めでつかまえて-スピードくじまで!


なんて言うんですかね、確かに原題は「Larry Crowne」という主人公の名前ですから、ラリー・クラウンの絵空事ライクな再起振りを楽しむ映画として割り切って観れば良かったのかもしれませんが…。僕だって「リストラされた男が、苦労しながらもいろいろなことを学ぶことで、自分の人生と尊厳を取り戻し、若い世代の友人も出来て、教師ともなんとなく良い仲になりました」的な内容だとは想像してましたけど、まさか「長年勤めていたスーパーをクビになって困ってた時、思い切って短大に行ってみたら、簡単な授業を何となく受けるだけでスキルや教養をゲットした上に、たくさんの若い友だちが向こうから寄ってきてくれて、新しいライフスタイルを発見! しかも、勝手に好きになってくれた美人教師とも付き合うことになって…。もう、なんで今まで短大行かなかったのか不思議なくらいです(苦笑)」という、ここまで安易な雰囲気の作品だとは思わなかったというか。短大生活も女教師との恋愛も本当にスムースで、序盤のタリアと仲良くなるくだりなんて、確かに主人公も役立つ情報を提供したりはしてたけどさ、あの超トントンすぎるトントン描写は「なんだそれ ( ゚д゚)、ペッ」としか思えなかったです。


可愛かったけど、なんであそこまで仲良くなったのか不思議なタリア。
三角絞めでつかまえて-ググ・バサ=ロー


勉強シーンだって「こういうことを学んだ! ヽ(`Д´)ノ→こう活きた!ヘ(゚∀゚*)ノ」みたいなのは、もっと分かりやすく描写して良かったんじゃないかなぁと。例えば、「酔拳」ジャッキー・チェンが特訓する場面があるからこそ、クライマックスで敵を倒すシーンがグッとくるワケでさ。別にトム・ハンクスに御猪口で水を汲みながらの腹筋をしろとは言いませんけど、もっと学んだり考えたり葛藤したりする描写があってこそ、自宅を手放す決意に納得できたり、最後のスピーチに感動できるんじゃないですかね。部分部分は「上手いな~」とは思ったけど、主人公はスムースにいろいろな教養やスキルを身に付けちゃってたから、正直、「あー、良かったですねー(棒読み)」程度の感想しか抱けなかったというか。


こんなことを言ってたけど、何を学んだのかはサッパリ。つーか、映画冒頭のスーパーでの働きぶりを観ると、スピーチも普通に上手そうなんだよなぁ。
三角絞めでつかまえて-何を学んだかサッパリ


その他、ジュリア・ロバーツが演じた女教師の描き方も良くなかったと思います。主人公がタリアと2人でドーナッツを買う姿を目撃した時の長い説明台詞にはビックリしましたよ(主人公の家でカラッポのタンスを見せて奧さんが出てったのを示唆する“台詞で説明しない演出”とかあったのにね)。作家兼ブロガーの旦那(ブライアン・クランストン)のキャラクターも実在感ゼロでダメだけどさ、彼女の見放し方は全然リアルな夫婦に見えなかったです。主人公を好きになったキッカケもよく分からないし…。映画冒頭は“授業に情熱を持てない教師”だったのが、終盤は改善されるワケですけど、それだって主人公との恋が上手く行きそうだからやる気が出たみたいに見えちゃって、最後まで好きになれなかったです(例えば、クラスの生徒が10人に満たなくても授業を始めるとかするのかと思った)。

あと、これだけは書いておきたいんですけど、ほとんどの男は間違いなくアダルトサイトを見ます(キッパリ)。あの女教師がアダルトサイトにうるさかったのは「旦那が仕事もせずにそればかり観ているからイライラしてた」のもあるワケですが、万が一でもこの映画を観た女性が「男がアダルトサイトを見てる→不潔!ヽ川`Д´)ノ」的な思想を受け入れてたら大変なので、念のため書いておこうと思いまして。「僕はそんなの見ないよ (`∀´) バカバカシイ」なんて言う男は恐ろしくレアであり、勤務中に「ダブルアナル」について調べる人がいても全然珍しくない昨今、コレを読んでいるアナタの恋人or夫がアダルトサイトを観ていたからって、ショックを受けちゃダメ絶対!ヽ(`Д´)ノ むしろ「まだまだ“雄”ですな 川 ̄ー ̄) ニヤッ」程度の認識で、温かく見守っていただければ幸いです(なにこの文章)。

って、例によって、長々と駄文を書き連ねちゃいましたな…。トム・ハンクス監督的には、もしかしたら「リストラされて大変かもしれないけど、人生は意外とトントン描写にいくかもよ?(‐^▽^‐)」といったライト感覚なメッセージを伝えたかったのかもしれませんけど、僕からすれば、コメディタッチだとしても、もっとリアルなモノが観たかった感じ。たかが99分ではありますが、ハッキリと「観て損した」と思いました。ただ、僕ほど期待しなければ普通に観られる気がしないでもないので、気になってる人はDVDになったら借りれば良いんじゃないかな。

宇多丸師匠の的確な批評がアップされてるので、聴くべし!




トム・ハンクス監督作。今のところ、観る気ゼロ。
三角絞めでつかまえて-すべてをあなたに
すべてをあなたに ディレクターズ・カット版 [DVD]

「そういえば『Right Said Fred』が大好きでした (´∀`)」という駄話

※今回の記事は、かなりどうでも良い内容な上に、なんとなくゲイっぽい雰囲気が漂っているので、気をつけて!
※今回の記事は、洋楽に興味がない人は読まない方が良いかもしれませぬ。


夏になると、腹筋をシックスパックにしたくなるーー。男にはそんな習性があるのではないでしょうか。当然ながら「ずっとお腹がプヨプヨだったけど、7月になった途端、バリバリに割れた!∑(゚Д゚)」なんて奇跡が起きたことはなく、そうするためには夏になる前にしっかりダイエットしておかなければならないワケで。「Tarzan」も「夏まで、あと3カ月」なんて言いだしている今日この頃、僕も今年の7月23日(a.k.a.愛娘マナ子の1歳の誕生日)は“割れた腹筋の頼れるお父さん”として祝いたいということで、“2012年の夏に向けた筋トレ用プレイリスト”を作ろうと思いましてね ( ̄ー ̄)ニヤッ

例によって「Fight to survive」とかランディ・ラムの入場曲とかSurvivorといった“燃える洋楽”中心で行くか、今年は「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」が素晴らしかったから、あえて串田アキラさんオンリーにしてみるか、それとも最近のマナ子がケンシロウ風だから「北斗の拳」の曲をメインにしたアニソンで組むか…。適当に悩みながら、パソコンにまだ入れてないCDをチェックしていたら、なんとRight Said Fredのアルバムを発見したんですよ!


3枚、持ってました。
三角絞めでつかまえて-家にあったアルバム


スゲー懐かしいというか、15年以上すっかり忘れてたけど、大好きだったんですよね~。僕が彼らを知ったキッカケは、題名は忘れちゃったけど「SHOWBIZ COUNTDOWN」ぽい映画紹介番組でして。最後にビルボードのトップ10が流れるんですが、そこでRight Said Fred「I'm Too Sexy」のPVを観て衝撃を受けたんですよ。何にやられたって、PV序盤のこの展開↓


ハゲでマッチョのウホッ!いい男が、タンクトップ姿で車から降りてきまして。
三角絞めでつかまえて-タンクトップ姿

カメラ目線でさりげなく両手を挙げると…。
三角絞めでつかまえて-両手を上げると...

通行人(メンバー)がタンクトップを取って上半身裸に! でも男は動じずに歌いながらカメラ目線。
三角絞めでつかまえて-上半身裸に!

意に介さない様子でそのままスタスタ。この男…出来る!Σ(゚д゚;)
三角絞めでつかまえて-そのままスタスタ


一応、動画も貼っておきますね↓




「この自信に満ちあふれた男は一体何者なんだ!? Σ(゚д゚;)」と。「肩がシミやソバカスだらけだから… (´・ω・`)」と僕がタンクトップを着ることすら恥ずかしいのは置いといても、あんな動じずに半裸になって、己の肉体を見せつけてくる人類がこの世に存在するなんて! しかも、内容を訳したら、どうかしてるとしか思えない歌だし…。当時の僕は「決してここまではなりたくないけど、この人の10分の1でも自分に自信が持てたら!ヽ(´Д`;)ノ」と、なんか憧れちゃって、アルバムビデオを購入。他の曲を聴いてみたら、メロディが意外とキレイだったりして、そんなにイロモノって感じがしなくてビックリしつつ、愛聴しておりました。


「I'm Too Sexy」以外の収録曲を貼っておきますね。「DON'T TALK JUST KISS」はイントロが大好き。




「LOVE FOR ALL SEASONS」はアルバムの1曲目。




「Deeply Dippy」も良い曲だなぁと。




「Those Simple Things」とか、全然イロモノっぽくない印象。




で、すっかりファンになった僕は、セカンドアルバムの「セックス・アンド・トラベル」も買いまして(なにこのタイトル)。アルバム自体は大好きで、何度も聴いたんですが、歌詞カードの写真を見た時は何とも言えない心境になったのを覚えております。


お母さんに見られたら確実に心配される写真。まぁ、好きな人は好きなんでしょうけど…。
三角絞めでつかまえて-歌詞カードの写真1

乳首ピアスを引っ張られた時、こんな顔が出来る人には何もやっても敵わない気がします。
三角絞めでつかまえて-歌詞カードの写真2


セカンドアルバムの1曲目は「 Hands Up For Lovers」。




2曲目が「Bumped」。そこそこヒットしたような気が。




その後、3枚目のアルバムまでは買ったんですけど、自分のプライベートや仕事でゴタゴタがあったりして、いつの間にやら聴かなくなって、彼らの活動も追わなくなり、存在すら忘れていたというね…。で、そうなると「今、彼らは何をしているのか?」が気になるのが人情ということで、いろいろ検索してみたら、マーク・ホリンズは抜けたものの、現在もしっかり活動してまして。たぶん世間では「I'm Too Sexy」の1発屋に思われてるっぽいけど、アルバムもコンスタンスにリリースしてた様子。なんか超うれしくて、アルバムを何枚か買っちゃいましたよ… (´∀`) ウフフ


昨年に出たアルバム。ちゃんと活動してたんだなぁ…(失礼な文章)。
三角絞めでつかまえて-ニューアルバム
Night of the Living Fred/Stop the World


とりあえず検索して気に入った曲を適当に貼っておきますね↓ まずは「mojive」。




「I Love You But I Don't Like you」はちょっと可愛い感じがします。




「Stand Up(For The Champions)」は後にNEWSがカバーしたそうな。




そして「I'm Too Sexy」の2007年バージョン。




なんか楽しそうな「I'm a Celebrity」。




「Sexy Bum」。アホっぽい感じが愉快。




ということで、ダラダラと動画を貼りまくっちゃいましたが、とりあえず今後はちゃんとRight Said Fredの動向をチェックしようと思った次第。ううむ、“2012年の夏に向けた筋トレ用プレイリスト”の方は…どうしようカナー (・ε・) ナニコノオチ

おしまい。

先週の備忘録(2012/5/8~5/14)

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


ティーチイン付きの試写会に行ってきました
神楽坂のそこそこ高いお店で、お世話になった人のお疲れ会に参加
今週は仕事が忙しくて超大変でした ('A`)
12日は実家で母の日のお祝い
「ブライズメイズ」、まだやってた!∑(゚Д゚;)
利用されるばかり…ってのもよくある話
夏に向けてダイエットを開始しようかと思ったら!
ニーチェを攻略しないと「刃牙」まで読めないとは…



まず、訂正について。先週、「ブライズメイズ」の感想をアップした時、「こんなに良く出来ていて面白い映画が、4/28~5/11までの2週間公開ってのは、どう考えてもおかしな話ですな (`∀´) ケケッ」なんて、「僕は問題提起してますよ」風の偉そうな駄文を書いちゃいましたけど、先週のシネマハスラーのサイの目に入ってまして。「あれ?」と思って調べてみたら、まだ普通に上映してました (ノ∀`) アチャ- なんか間違った情報を垂れ流してしまって、非常に申し訳ないんですが、何はともあれ素敵な映画なので、興味がある人はぜひ観に行ってくださいな~。


「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」はこんな映画でございます↓




先週はマジで忙しくて、平均睡眠時間が3時間程度だったんですが、そういう時に限って、試写会が当たっちゃったり、どうしても外せない会合が入ってたりするというね。そんなバタバタしている中、12日は朝6時まで仕事をして、3時間ほど寝てから、奧さん&娘のマナ子と横浜の実家に。愛想の良いマナ子は母&次姉に超好評で、特に母は5人目の孫だというのに興奮しまくっちゃって、そのまま死ぬかと思ったり(縁起でもない文章)。一応、「サンシャイン・クリーニング」「ローラーガールズ・ダイアリー」のDVD2枚と、「犯罪」「舟を編む」の小説2冊をセットでプレゼントしました。


「サンシャイン・クリーニング」はこんな感じ↓ エイミー・アダムス、大好き!ヘ(゚∀゚*)ノ




「ローラーガールズ・ダイアリー」も名作でしたな…。




それにしても驚いたのが、電車に乗っていると娘を抱いている奧さんに席を譲ってくれようとする人の多いこと! さらに、マナ子はまだ人見知りをしないので、誰彼構わず無差別に笑いかけまくるんですが、かなり迷惑だろうに、それに構ってくれる人もまた多くてね…。なんか、意外と世界は赤子に優しいんだなと思ったりもしましたよ。

今週もかなり忙しいので、showtaxiさんが行かれるという本日の「『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』公開記念ライブ」や、土曜日の花くまゆうさく先生による「原宿シネマ」ゲストはしまおまほさん!)には行けない感じ…。あと、先週のたわわちゃんによる“「THE YO-SO-U中級編」という名のスキウタディス”に出てきた「YO-SO-Uは裏切っても期待は裏切るな」という言葉を聴いて、そんなキャッチコピーを使っていた刃牙を連想→ニーチェを読み終わらないと「刃牙」の新刊にも手を出せないことに今さら気付いて愕然としまして(自分で決めたことではありますが…)。正直、チャレンジするどころか、読書の時間が作れていないので、1年くらい雑誌以外の本は読めない気がしてきました… (´・ω・`)

以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。