パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)(ネタバレ)

パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)



原題:The Happytime Murders
2018/アメリカ 上映時間91分
監督・製作:ブライアン・ヘンソン
製作:ジェフリー・ヘイズ、メリッサ・マッカーシー、ベン・ファルコーン
製作総指揮:リサ・ヘンソン、ジョン・ハイド、ディー・オースティン・ロバートソン、ドナルド・タン、テディ・シュワルツマン、ベン・スティルマン、ワン・チョンジュン、ワン・チョンレイ、フェリス・ビー ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン
原案:トッド・バーガー、ディー・オースティン・ロバートソン
脚本:トッド・バーガー
撮影:ミッチェル・アムンドセン
美術:クリス・スペルマン
衣装:アージュン・バーシン
編集:ブライアン・オールズ
音楽:クリストファー・レナーツ
出演:メリッサ・マッカーシー、マーヤ・ルドルフ、ジョエル・マクヘイル、エリザベス・バンクス、レスリー・デヴィッド・ベイカー、マイケル・マクドナルド、シンシー・ウー、ミッチ・シルパ、ヘムキー・マデーラ、ジミー・O・ヤン、ライアン・ゴール、フォーチュン・フィームスター、ベン・ファルコーン
声の出演:ビル・バレッタ、ドリエン・デイヴィース、ケヴィン・クラッシュ、ドリュー・マッセー、テッド・マイケルズ、コリーン・スミス、アリス・ディニーン、ドナ・キンボール、ブライアン・ヘンソン、アラン・トラウトマン、ヴィクター・イェリド
パンフレット:★★☆(640円/このぐらいの公開規模で出してくれただけありがたい。村山章さんのコラムが良かった)
(あらすじ)
フィル・フィリップはロス市警初のパペット刑事として活躍していたが、ある事件での失態により刑事をクビとなり、現在は私立探偵として生計を立てていた。ある日、依頼された調査のため、パペット経営のアダルトショップへと向かったフィルは、店主を含めたパペットが全員殺害されるという事件に遭遇。ロス市警からフィルのかつての相棒だったおばさん刑事コニーがこの事件の担当となり、フィルとともに事件の捜査にあたることとなるが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


超今さらながら2月22日公開作の感想を垂れ流しておきますよ。「2019年2月公開の観たい映画の覚え書き」では「△」を付けたものの、仕事やら何やらで忙しいのもあって、まったく観る気がなかったんですが、しかし。2月22日放送のムービーウォッチメンのリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を観ることにしているので、急遽観ることに決定。3月20日、渋谷のシネクイントで鑑賞いたしました(その後、「山〈モンテ〉」をハシゴ)。「ダメでしょ!(゚⊿゚)」と思ったり。


スクリーン1、観客は10人ぐらいだったような。入場者特典で素敵なミニクリアファイルをもらいました。



「セサミストリート」を生んだ(そして、本作を作って訴えられたジム・ヘンソン・カンパニー製作によるハードボイルド風味のアダルトコメディでしてね。パンフのコラムで映画ライターの村山章さんが書かれていた通り(思いっきり便乗した文章)、「ハリウッドで起きた連続殺人事件を探偵と刑事のコンビが捜査する」という、ロサンゼルスを舞台にしたハードボイルドの定番パターンなんですけど、さらにあのメリッサ・マッカーシー(夫のベン・ファルコーンとともに本作のプロデューサーでもある)とマペットによるバディモノなのだから、面白くならないワケがなくて。しかも、「人間とマペッツが共存する世界を舞台にした映画」となると、2012年に観た「ザ・マペッツ」がスゲー楽しかったワケですが、本作はモロに大人向けになってましてね。「マペット同士のセックスで精子(っぽいもの)が噴出しまくる」といったド直球で下品なギャグや、「人間じゃないからOK!(°∀°)b」と言わんばかりのマペットの無惨な破壊描写の数々には、呆れつつもスゲー笑っちゃったというね。


公式の本編映像↓ こんな下ネタは序の口でしたよ… (`Δ´;)




一応、オチを書いておくと、マペットの私立探偵フィルに殺人の濡れ衣を着せた犯人は依頼人のサンドラで、「フィルに父親を射殺された恨みを晴らす」というのがその動機。最後はトラウマを乗り越えたフィルがサンドラを射殺して、刑事に復帰して終わってましたけど、正直なところ、被害者でもあるサンドラを殺してハッピーエンドってのはどうなのかと、モヤッとしなくもない。それと、本作の下ネタ&バイオレンス描写の数々は嫌いじゃありませんが、良くも悪くもその内容が酷いので、PG-12なのはおかしいというか(アメリカではR指定)。どう考えても「小学生以下のお子様が視聴する際、保護者の助言・指導が必要」レベルに収まらないだろと(小学校の高学年相手でも助言&指導が追いつかないと思う)。僕は基本的にレイティング云々を気にしない方ではありますけど、この作品に関しては「ダメでしょ!(゚⊿゚)」と強く感じた次第。


ということで、本部以蔵を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



その他、思ったところを書いておくと、「マペッツの差別問題の扱いが中途半端だったような…」とか「マペットと人間が絡むシーンはよく出来てた」とか「エンドクレジットのメイキングシーンが良かった!」とかとかとか。ハッキリ言って、アメリカで大コケ&ラジー賞を受賞したのもわからなくもない作品ですが(汗)、僕的にはそれなりに愉快でしたヨ (o^-')b ヨカッタ! まぁ、ストレートな下ネタ&バイオレンスギャグが大丈夫な人なら楽しめると思うけど、誰かと一緒に観る時は要注意、ですぞ(偉そうなムードで)。




11月2日にソフトが発売予定でございます。



1992年に製作されたブライアン・ヘンソン監督作。それなりに楽しそう。



2012年に観たマペッツ映画。僕の感想はこんな感じ



メリッサ・マッカーシーとサンドラ・ブロックによるバディモノ。僕の感想はここの1本目



パンフで村山章さんが引き合いに出されていた映画。お下劣ギャグが満載だそうな。



ロサンゼルスを舞台にしたバディモノではこれが一番好き。僕の感想はこんな感じ