コードギアス 復活のルルーシュ(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

コードギアス 復活のルルーシュ(ネタバレ)

コードギアス 復活のルルーシュ



2019/日本 上映時間112分
監督:谷口悟朗
脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:CLAMP
キャラクターデザイン:木村貴宏
ナイトメアフレームデザイン原案:安田朗
ナイトメアフレームデザイン:中田栄治
メカニカルデザイン・コンセプトデザイン:寺岡賢司
メインアニメーター:木村貴宏、千羽由利子、中田栄治、中谷誠一
美術監督:菱沼由典
色彩設計:柴田亜紀子
撮影監督:千葉洋之
編集:森田清次
音響監督:井澤基、浦上靖之
音楽:中川幸太郎
オープニング主題歌:家入レオ
エンディング主題歌:UNIONE
挿入歌:ALI PROJECT
声の出演:福山潤、ゆかな、櫻井孝宏、名塚佳織、小清水亜美、白鳥哲、新井里美、千葉紗子、真殿光昭、檜山修之、皆川純子、幸野善之、成田剣、後藤邑子、保志総一朗、井上倫宏、倉田雅世、三戸耕三、黒沢ともよ、高田裕司、渡辺明乃、かないみか、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、戸田恵子、村瀬歩、大塚明夫、島崎信長、高木渉、津田健次郎
パンフレット:★★★☆(2700円/劇場で売り切れていたので、ムービックで豪華版を購入。しっかりした作りでした)
(あらすじ)
再編成された超合集国を中心に世界がまとまり、平和な日々が訪れていた光和2年。難民キャンプの慰問に訪れていたナナリーと、仮面の男「ゼロ」として彼女に同行していたスザクが、何者かに連れ去れらる事件が発生。事件を解明するため、シュナイゼルの密命を受けて「戦士の国」と呼ばれるジルクスタン王国に潜入していたカレン、ロイド、咲世子が、謎のギアス使いに襲われる。そして、その場には何かを求めて世界をめぐっていたC.C.の姿があった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


2018年7月24日(火)、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新主演作「スティールサンダー」を紹介するために愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」に出演することになったワケですけれども。火曜日パートナーである宇垣美里アナ大の「コードギアス」ファンということで、「これはチェックしておかねば!Σ(°д° ) クワッ」と思い立ちましてね。睡眠不足で階段から落ちたりしつつも、Netflix「コードギアス 反逆のルルーシュ」を全話視聴してみれば、これがスゲー面白かったから、やっぱり大ヒットしたアニメってのはスゴいなぁと。で、番組出演が微妙な結果に終わったことは置いとくとして(涙目)、当然ながら「テレビシリーズの“先”」となる本作も観たくなっていたので前売り券を購入。年明け2月に映画版三部作を観てから、公開からちょっと経っちゃった3月8日(金)、TOHOシネマズ上野で観てきました(その後、豊島園で「運び屋」を鑑賞)。それなりに満足しましたヨ ( ´_ゝ`) エラソウ


前売り特典は「ミニストーリー冊子」でした。


キャストのサイン入りポスターが展示されてましたよ。


6番スクリーン、半分ぐらい埋まっていた記憶。



観た人が「そんな内容だっけ?(゚⊿゚)」と疑問が浮かぶレベルで乱暴にストーリーを書いておくと、舞台は「ゼロ・レクイエム」によって悪逆皇帝ルルーシュが無事死んで、世界が平和になってから2年後の世界。難民キャンプの慰問に訪れていたナナリースザクが何者かにさらわれるんですが、それは“戦士の国”ジルクスタン王国の仕業でしてね。そんな時、ジェレミアの計らいによって肉体が修復されたルルーシュ(でも魂はないので「あうあー (゚Д゚) アウアー」状態)を連れて旅をしていたC.C.たちと、シュナイゼルの密命を受けてジルクスタンに潜入していたカレンロイド咲世子たちが偶然出会ったので、ギアス饗団の遺跡に行ってみれば、あーだこーだあってルルーシュが復活!(`∀´) フハハハハハハ みんなでナナリーを奪還しに行くも、スザクに執着する国王シャリオと、その姉の聖神官シャムナが立ちはだかる…ってな調子。


家入レオさんによるオープニング主題歌「この世界で」を貼っておきますね↓




実はシャムナは「無限新生」というギアスを持っていて、それは「死ぬと自分だけ6時間前に戻る」という能力でしてね。戦況が不利になると自殺→リセットして対策を立ててしまうので、攻め込んだルルーシュたちはピンチに陥るんですが、しかし。C.C.に活を入れられたルルーシュは「こちらの作戦が筒抜け→何らかのギアスの可能性がある→ギアスの仮説の数の分、作戦を考える」という対応によって、見事勝利!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタネ! 変な儀式に使われそうになったナナリーを無事奪還してめでたしめでたしムードになると、C.C.は「ちょっと振り向いてみただけの異邦人」気分で立ち去ろうとするも、ルルーシュったら「一緒に…行く」「ルルーシュ・ランペルージからとって、L.L.(エルツー)というのはどうかな」なんて感じで、2人でギアスユーザーからギアスを奪う旅を始めて、映画は終わってた気がします、たぶん(うろ覚え)。


UNIONEによるエンディング主題歌「リバイブ」を貼っておきますね↓




本シリーズは大好きだけど考察をするほどの情熱はないので、「ルルーシュが復活したのはコードを引き継いでいたから?」といったことは別のブログなどを読んでいただくとして(手抜き)。正直なところ、「人気シリーズの劇場版」感は拭えないとは思いました。「テレビシリーズがこれ以上ないほどにキレイに完結している」「新作はテレビシリーズではなく、総集編的な劇場版の続き」といったことから、僕の乏しいアニメ鑑賞歴の中で非常に連想したのが「劇場版 魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語」だったんですが、本作の場合、さらに登場人物とそれぞれのドラマが多いため、いろいろなキャラが登場するものの少ししか出番がなくて、若干の消化不良感があった印象。割を一番食ったのが、新キャラのシャムナとシャリオの姉弟だと思っていて、なんて言うんですかね、せっかくユニークなキャラ設定なのに「人気シリーズの劇場版に出てくる敵キャラ」って感じの薄い描き方に見えちゃったのが結構残念でしたよ。初めに観たテレビシリーズの「物語の進め方」を気に入っていた分、「これ、テレビでじっくり描いてほしかったなぁ (´・ω・`)」なんて思っちゃった…って、伝わりますかね。


特にシャリオは「皇道」のロロっぽい駆け足感があったなぁと。もっとじっくり観たいキャラでした。


あと、どうせなら僕が大好きなキャラ“カレンのお母さん”も出してほしかった…という無理難題(「リ フ レ イ ン」より)。



とは言え、パンフやネットにある監督や脚本家のインタビューなどを読むと、そんなことは三千年前に通過済みなので、気にしないことにして(マッチポンプ感溢れる文章)。そりゃあ、「ゼロ・レクイエム」後の「コードギアス」の世界が観られるというだけで楽しいし、見知ったキャラたちの活躍もうれしかったし、ナイトメアフレームの戦闘描写も派手で良かった。で、何よりも好きだったのが、シャムナの超強力な「無限新生」に対して知力で勝つという展開で、ハッキリ言って、僕はどうやって勝つのか見当もつかなかったのでね、あまりにルルーシュが天才すぎ&無茶苦茶な理屈ではありましたけど(汗)、ちゃんとロジックがあったのでとても面白かったし、さまざまな方法を試す演出が「コードギアス」っぽくて、スゲー面白かったです (°∀°)b ヨカッタ! あと、「ナナリーから離れて、L.L.としてC.C.とともに旅をする」というオチも「ルルーシュの物語」とすれば非常に良い着地だったし、まぁ、トータルするとそれなりに満足した次第。


ルルーシュが妹離れをしたラストは、このレイが即座に浮かんだ…という北斗の脳(「北斗の拳」より)。



その他、「シャムナは『無限新生』を経済に活用した方が良かったのでは?」といったことは置いとくとして。まぁ、所詮、僕は「昨年初めて観たレベル」なので、長年愛してきた方々とはまた違う印象だとは思うんですが、とりあえず「コードギアス」の世界に触れられて良かったというか。観る機会を与えてくれた「アフター6ジャンクション」と宇垣美里アナには「感謝です!ヘ(゚∀゚*)ノ」(by熊崎風斗)だし、また時間を作って「コードギアス 亡国のアギト」もチェックしたいと思っております。おしまい。




本作のデジタル盤のサントラ。CD盤もあります。



テレビシリーズのBlu-ray。映画よりこっちの方が好きでした。



「ぴあ」による特集号。ちょっとほしいなぁ。



なんとなく連想した新房昭之&宮本幸裕監督作。僕の感想はこんな感じ



同じ世界観のお話。観なくては…。