レッスル!(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

レッスル!(ネタバレ)

レッスル!



原題:레슬러 Love+Sling
2018/韓国 上映時間110分
監督・脚本:キム・デウン
音楽:タル・バラン
出演:ユ・ヘジン、キム・ミンジェ、イ・ソンギョン、ナ・ムニ、ソン・ドンイル、ファン・ウスレ
パンフレット:なし
(あらすじ)
かつてはレスリングの代表選手だったが、いまは家事と息子の成長だけが生きがいのシングルファーザーのギボは、将来有望なレスラーでもある息子ソンウンが金メダリストになることを夢見ていた。ところが、代表選手を選抜する試合を目前に、ソンウンが「レスリングを辞めたい」と言い出し……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


昨年の12月下旬、シネマート新宿にて「レッド・ブレイド RED BLADE」を観に行った時のこと。7階ロビーの端に置かれていたポップアップスタンドに目を奪われましてね。主演俳優であるユ・ヘジンの活き活きした表情、躍動感溢れるポーズ、エプロン&家事用ゴム手袋を装着して片手にフライパンというベタにもほどがある主夫スタイルが合わさって、僕の中の「萌え」がスパーク。つい、「ユ・ヘジン、かわいいよ、ユ・ヘジン… (´Д`;) ハァハァ」なんてツイートをしてしまったし、当然ながら観る気マンマンになったということで! 1月中旬某日、シネマート新宿で観てきました(その後、2回目の「クリード 炎の宿敵」を鑑賞)。普通に楽しかったです (・∀・) ヨカッタ!


12月下旬某日、7階ロビーの隅にユ・ヘジンのポップアップスタンドを発見! やだ、かわいー。


この「“初笑い”ロードショー」のフレーズもイイ感じ。絶対観に行くYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!


で、年明けに2番スクリーンで観ました。15人ぐらいはいたと思います。



「元レスリング選手の父親が、息子を名選手にするために悪戦苦闘する」なんてあらすじを聞くと、昨年公開されたインド映画「ダンガル きっと、つよくなる」を連想するところですが、本作はそこに「息子ソンウンが恋心を抱いている幼なじみの女性ガヨンが父親ギボの方を好きになってしまう」という三角関係要素が絡んでましてね。それによって親子の間がギクシャクするだけでなく、さらに「父親からレスリングを強制されている」という、もともとソンウンが抱えていた不満が爆発する…といった感じのお話なのです。とは言え、序盤から中盤にかけては思いっきりコメディであり、ユ・ヘジンたちが繰り広げるベタなギャグに舌鼓を打ちまくりでした (´∀`) タノシー


男手一つでソンウンを育てて、それなりに仲が良い親子だったのに…。


イ・ソンギョン演じるガヨンが父親を好きになってしまったから、大変なことになるのです。



そして驚いたのが終盤の展開。「父親とガヨンがキスをしてた!(`Д´) キィィィ!」と誤解したソンウンが酒を飲んで荒れる程度は予想できましたけど(微笑)、まさか決勝の舞台で父親に攻撃を仕掛ける→親子ゲンカが勃発したのはマジでビックリしましたよ。まぁ、本作は途中途中でソンウンがレスリングを辞めたい的な話をしても、ギボがまったく取り合わない描写がいくつか挟まれていたので、何らかの衝突はあると思っていましたが、「ここでやるのか!Σ(゚д゚;)」と。正直なところ、僕は「親が物事を強制してくる」というのが何よりも嫌いなので、ギボが息子から反撃された時は若干の「自業自得!m9`Д´) ビシッ」感があったものの、とは言え、戦闘中の回想で「妻を亡くしてションボリするギボに幼いソンウンがレスリングの技を仕掛けてくる→『レスリング、好きか (`∀´)』『大好き!ヘ(゚∀゚*)ノ』」なんてやり取りがあったことを見せられると、すっかり「お父さんの気持ちもわかる… (ノД`) アァン」状態に陥ったりした単純なアタシ。一応、オチを書いておくと、最終的にソンウンは自分の意思でレスリングを続けることになり、ギボは1人で旅に出たりと、お互い自立して終わってたんじゃないかしらん。


終盤はヨンソンの不満が大爆発するというね。



なんて言うんですかね、驚く展開もあったものの、予想通りの満足感というか。名バイプレイヤーとして活躍するユ・ヘジンの魅力が存分に堪能できて楽しかったし、ベタなギャグの数々も素直に笑ったし、ソンウンを演じたキム・ミンジェの程良く鍛えられた肉体&身体能力の高さも僕好みだったしと、褒めるところだらけ。ファン・ウスレ演じるお見合い相手の医師ドナとのとぼけたやり取りとかも最高でしたね〜。まぁ、合わなかったところを書くと、終盤にソンウンが荒れるくだりのシリアスかつ気まずいトーンはあまり好みではなかったというか。映画としては仕方ないんですけど、もっと軽いテイストが良かったなぁ…って、伝わりますかね。


ファン・ウスレ、とても可愛かったですな。


こういうシーンはあまり好きではなかったです。映画としては必要なんですがー。



って、些末な不満を書いちゃいましたが、作品の精神性的には「ダンガル きっと、つよくなる」よりも好きというか。普通に楽しい映画でしたヨ (・∀・) ヨカッタ! 韓国産コメディが好きな人は要チェックの1本じゃないでしょうか。




「鍵泥棒のメソッド」の韓国版リメイク。ユ・ヘジン主演なのです。



父親が娘をレスリング選手に育てようとする映画。僕の感想はこんな感じ



4月26日にはDVDが発売されます。ユ・ヘジン、かわいいよ、ユ・ヘジン… (´Д`;) ハァハァ