レッド・ブレイド RED BLADE(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

レッド・ブレイド RED BLADE(ネタバレ)

レッド・ブレイド RED BLADE



2018/日本 上映時間100分
監督:石原貴洋
原案:園子温
脚本:龍一朗
総合演出:坂口拓
プロデューサー:木村俊樹
ラインプロデューサー:真山俊作
撮影:富田伸二
照明:太田博
録音:杉本崇志
サウンドデザイン:小野川浩幸
音楽:中森信福
オープニングアクション監督:下村勇二、TAK∴、稲川義貴
アクション監督:坂口茉琴
アクション監修:匠馬敏郎
出演:小倉優香、搗宮姫奈、花影香音、岩永ジョーイ、美音咲月、徳江かな、咲村良子、榊英雄、TAK∴ 
パンフレット:なし
(あらすじ)
いじめられっ子の高校生マコ(小倉優香)は図書室で見つけた忍者の児童書「雷風刃」を読むことが唯一の心やすらぐ瞬間だった。そんな彼女の目の前に「雷風刃」に登場する忍者のヒロ(搗宮姫奈)とユウ(花影香音)が現れ、導かれるようにマコは江戸時代へとタイムスリップする。伊賀の世界で伝説の忍者・才蔵(TAK∴)の指南のもとマコの忍者修行がスタートするが、「雷風刃」の悪人・原田勘助(岩永ジョーイ)が現実世界に出現してしまう。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




40点


読者の方にはスゲーどうでも良い文章を書きますね。昨年、劇場で観た新作映画は243本だったんですが、当ブログでは「感想を公開した作品」を「観た映画」としてカウントしているので、2018年のブログの映画ランキングは232本で決定。残りの「感想をアップできなかった11本」に関しては、今年から「2018年内に感想がアップできなかった映画シリーズ」として更新してきたワケですが、その11本目=最後の作品の感想をアップしておきますよ。僕が大好きな坂口拓さんが総合演出を手掛けられている&「TAK∴」として出演もされているということで(ちなみに原案は園子温監督だとか)、そりゃあ観る気マンマンでしてね。12月下旬、渋谷で「暁に祈れ」を鑑賞してから新宿に移動して、シネマート新宿で観てきました。「キツいなぁ… (`Δ´;) ウーン」と思ったり。


小さめのスクリーン2、6割ぐらいは埋まってたような気がします。



う〜ん、ちょっと期待しすぎました。今まで石原貴洋監督作は観たことがなかったけど、「大阪外道」などは評判が良い→できる人なんだろうし、最近は忍者活動に精を出している坂口拓さんが絡んでいるから、アクション演出は大丈夫だろうと。その上、10月末に「春日太一の時代劇入門~忍者編~」を聴いて「忍者映画は何でもアリ」ということを学んだのもあって、今の自分には「どれだけ変な映画だろうと抱きしめられる優しさ」があると思っていたんですけれども。実際に観てみたら、少なからず落胆いたしました。


僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「バキ」より)。
少なからず落胆を


本作は、いじめられている女子高生が「雷風刃」なる「忍者が主人公の児童書」の世界に入って修行したり、トラブルに巻き込まれたりするという異世界モノでして。良いところを書くと、アクションはまぁまぁ楽しめました。あと、陸上部の走り方には見えなかったけど、主演の小倉優香さんは可愛かったし、頑張ってましたよ。忍者たちの頭領・才蔵役のTAK∴さんはカッコ良かったし、盟友である榊英雄さんが主人公の父親役で出て来たのもうれしかったなぁ(弱い役だけど)。で、僕的に一番良かったのは、ラスボス・原田勘助役の岩永ジョーイさんで、相変わらず身体能力が高くて、もっとアクション映画に出てほしいと思ったり。それと、ラストの「戦力差に絶望して逃げているように見せかけて、罠に誘い込んで勝つ」という展開自体は結構好きでしたね。


岩永ジョーイさんのインタビュー動画↓ これからも活躍してほしいものです (´∀`) ガンバッテ!




ただ、ごめんなさい、映画としてはかなりダメに見えました。なんて言うんですかね、描きたい世界観に予算が追いついていなかった印象。イジメ描写はあまりにリアリティがなくて「なんだそりゃ」って感じだったし、全体的に音も良くなかったし(僕ですら気付くレベル)、アクションシーンのカットのつなぎも上手くなかったし、「雷風刃」という架空の児童書のクオリティも低ければ、主人公が行く「雷風刃」の世界もチープだし…。これでコメディならまだ飲み込めたかもしれませんが、仲間や父親が殺されたり、児童書の世界が現実を侵蝕してきたりと、結構シリアスかつ壮大な物語なので、「この程度のビジュアルでそんな話を繰り広げられても… (`Δ´;) ウーン」という気持ちになっちゃったというか。正直、途中で帰りたくなるほどキツかったです。


小倉優香さんのアクション動画↓ 頑張ってたんですけどね…。




もうね、僕が好きな人たちが多く参加している作品だっただけに、とてもガッカリいたしました (´・ω・`) ザンネン まぁ、主人公役の小倉優香さんや、くノ一を演じた搗宮姫奈さんや花影香音さんはとても可愛くて、彼女たちを愛でるアイドル映画として観るなら全然アリだと思うけど、別に彼女たちのファンじゃないなら、観なくて良いんじゃないかしらん。おしまい。




石原貴洋監督による「大阪バイオレンス3番勝負」の1本目。評判が良いので観る予定。



4月2日にソフトが発売されるそうな。



なんとなく貼っておきたい坂口拓さん主演×下村勇二監督作。僕の感想はこんな感じ