2016年12月に観たDVDの覚え書き | 三角絞めでつかまえて2

2016年12月に観たDVDの覚え書き

※今回の記事は、「ラスト・カウント・ダウン 大統領の選択」「デッドハント」「マッド・ウォーリアーズ 頂上決戦」「アバウト・ア・ボーイ」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!

毎月の恒例として、今さらながら「2016年12月に観たDVDの感想」を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
ラスト・カウント・ダウン 大統領の選択




(あらすじ)
ある日ソ連領内に正体不明のミサイルが打ち込まれ、アメリカからの攻撃と断定したソ連側が反撃を開始、核戦争への不安が高まる。しかしミサイルはソ連国内のクーデターによるものであった……。(以上、ぴあ映画生活より)

予告編はこんな感じ↓




70点


2016年11月、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」にて、尊敬する映画評論家の町山智浩さんを迎えて、「映画の中のアメリカNo.1大統領総選挙」なんて特集が放送されまして。その中で町山さんが「ヒップホップ・プレジデント」とともに推薦していたのが、本作でしてね。スゲー気になったので、即座にVHSを購入したものの、観る時間が作れなくて、12月に入ってやっと鑑賞した次第。「町山さんの話の方が面白かったカナー (´∀`;) エヘヘ」と思ったり。

いや、普通に面白かったのは確かなのです。ただ、町山さんの興奮気味のあらすじ紹介&「大傑作なんで!m9▽Д▽) ビシッ」なんて台詞を聴いて、期待値が高まりすぎてビンビンに硬くなって少しこするだけで“何か”がほとばしりそうな状態の中で観てみたら!(どことなく下品な文章) テレビムービーなだけに派手な場面が全然なかったりして、「あら、こんな感じなのね (・ε・)」と肩透かしを食った気分…って、伝わるでしょうか。一応、オチを書いておくと、タカ派の人たちの暴走を良識のある軍人たちの自己犠牲で阻止→アメリカの報復核攻撃は最小限に→世界の破滅が食い止められて終わってましたよ。



<2本目>
デッドハント




(あらすじ)
革命軍ゲリラ部隊に密着取材するため、南米コロンビアのジャングルへ飛んだ、戦場カメラマンのエイヴリー(ゾーイ・ベル)。だが、指揮官のギレルモ(ナチョ・ビガロンド)という男は、民衆の味方という仮面の裏で麻薬取引により私腹を肥やす犯罪者だった。その証拠写真を撮ってしまったエイヴリーは、ギレルモに狙われジャングルに逃げ込むことに。持っている武器はナイフ1本。追手は自動小銃で武装したハンターたち。絶対に勝ち目のない戦いだが、実はエイヴリーは常人離れした格闘能力の持主だった!(以上、メーカー公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




20点


娘とアンパンマンのDVDを借りにレンタル屋へ行った時、ついでにアクション映画の棚をチェックしてみたら、ジャケットのゾーイ・ベルが目に付いた&タイトルも気に入ったということで、借りてみました。とてもつまらなかったです… (`Δ´;) ヌゥ 監督は、これまたゾーイ・ベル主演作「サドンデス」を撮ったジョシュ・C・ウォーラーでございます(その時の僕の感想はこんな感じ)。

観る前は「ゾーイ・ベルが“人間狩り”のターゲットになるものの、驚異的な戦闘力を発揮して、ジャングルで敵を1人ずつ殺していく」といった作品かと思ってて。で、確かに「戦場カメラマンが麻薬取引&子どもを殺害する様子を撮影してしまう→狩られる」という展開自体は想像通りだったんですが、問題はゾーイ・ベルの戦闘力が低めだったこと。雑魚相手に「やめて… (ノω・、し シクシク」なんてメソメソする彼女なんて1ミリも観たくなかったし、そのくせカメラのストラップを利用した絞め技とかも駆使するから、「お前、強いのか弱いのかハッキリしろよ!( ゚д゚)」とイライライライライライラしちゃいました(「生存本能で強くなった」というにはテクニカルすぎ)。

ナチョ・ビガロンド演じる悪役も魅力的じゃないし、アクション演出も上手くないし、敵のドラマも中途半端でつまらないしさぁ。「体を張ったスタント」とか「死んだ夫の幻に救われる展開」とか「証拠写真はすでに届けられて報道されていた→悪役が村人に射殺されるエンド」とかは嫌いじゃないけど、かなりガッカリしたので、誰にもオススメしません。



<3本目>
マッド・ウォーリアーズ 頂上決戦




(あらすじ)
42戦無敗の伝説のファイター、ケイス・ウォーカー(マイケル・ジェイ・ホワイト)は両親を亡くして以来、表舞台から姿を消していた。そんなある日、彼は3度世界王者に輝いた旧友ブロディ・ジェームス(ジョシュ・バーネット)と偶然にも出会う。ブロディは、新興団体「PFC」のヘビー級王座決定戦を控えていて、ケイスに「俺の専属コーチになってほしい」と熱願する。そして決戦の地・タイに到着した2人は、格闘技史上最も危険な男"サイコ"シーザー・ブラガ(ネイサン・ジョーンズ)との対戦を前に、過酷なトレーニングを始めるが…。(以上、メーカー公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




70点


娘とアンパンマンのDVDを借りにレンタル屋へ行った時、ついでにアクション映画の棚をチェックしてみたら、ジャケットのマイケル・ジェイ・ホワイト(略称:MJW)が目に付いた&タイトルも気に入ったということで、借りてみました(既視感の強い文章)。そんなに嫌いじゃないわ!(´∀`=) ウフフ ちなみに原題は「Never Back Down: No Surrender」ということで、実は「ネバー・バックダウン」シリーズの3本目だったりします(2本目の感想はこんな感じ)。監督は前作に引き続き、MJW本人でございます。

一応、若干の「若者を教える要素」は残っていつつも、基本的にはすっかり「MJWのオレオレ映画」になってまして。前作で師匠役だったケイス・ウォーカーが総合格闘技に復帰したら、旧友ブロディのコーチとしてタイで一緒にトレーニングすることになり、最終的にはブロディの代わりに試合に出ることになってーーってなお話ですよ。で、本作の何がうれしいって、ジョシュ・バーネットやらトニー・ジャーやらジージャー・ヤーニンやらクイントン・ランペイジ・ジャクソンやらと、出演者が結構豪華なんですよね(ジョシュ以外はチョイ役ですが)。その上、最後に戦うのが「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のリクタス役でお馴染みのネイサン・ジョーンズというのだから、それだけで顔がほころんじゃうじゃないですか (´∀`=) タノシー

ハゲのマッチョ同士が戦ってましたよ。
ハゲのマッチョ同士の対決!

なんて言うんですかね、話はいろいろとおかしいし(ケイスほど強い選手がいたらもっと話題になってるとか)、MJW映画特有の“不自然なMMAムーブ”はあるし、型を重視する“空手LOVE感”も微妙だし(嫌いじゃないけど)、アンチステロイド的な説教臭さもあるし、いくらプロモーターを儲けさせないためとは言え、リング外でケンカを吹っかけるクライマックスの展開は好きじゃないんですけれども(対戦相手に罪はないんだし)。前作の「警官を倒す動画」を絡めてきたのは気が利いてると思ったし、MJWが他人に間違えられる自虐ギャグは良かったし、最近の彼の出演作の中では結構悪くない方というか。洗濯物を干す&畳みながら、楽しく鑑賞いたしました (・∀・) ヨカッタ! 念のためオチを書いておくと、ネイサン・ジョーンズをリング外でKOして終わってましたよ。



<4本目>
アバウト・ア・ボーイ




(あらすじ)
ノース・ロンドンに住む38歳のウィル・フリーマン(ヒュー・グラント)は、亡き父がヒットさせたクリスマス・ソングの印税のおかげで仕事をせずに暮らしている。そんな彼は頑なに独身主義を貫いていたが、シングル・マザーをナンパしようとして知り合った、学校でいじめられている12歳の少年マーカス(ニコラス・ホルト)に頼られるようになる。やがてマーカスと同じ学校の12歳の息子を持つシングル・マザー、レイチェル(レイチェル・ワイズ)に恋してしまったウィルは、彼女の勘違いに合わせ、マーカスを息子として扱うことに。しかし真相を告白し、レイチェルにフラれてしまう。マーカスとの関係も悪くなるが、そんな時、マーカスは精神不安定な母親のフィオナ(トニ・コレット)を元気づけようと、学校のコンサートで場違いな歌をうたおうとする。彼が舞台でブーイングを浴びているところに、ウィルがギターを弾きながら現われた。観客の反応は好意的なものに変わる。これをきっかけに他者へ心を開いたウィルは、マーカスたち大勢の人間と一緒に、同じ家の中で楽しげな雰囲気を作り出しているのだった。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




93点


放課後クラウドに出演してヒュー・グラントへの憎悪を大人げなく垂れ流した2016年のクリスマス“映画カウンセラー”の宇多丸師匠から薦められたので、その数日後にボンヤリと検索してみたところ! なんと「『ハイロー』のために加入したhuluにあった→タダで観られる」ということで(よく考えるとタダじゃないけど)、年末に観てみました。予想以上にストライクでしたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 監督はポール&クリス・ワイツ兄弟で、主演はヒュー・グラントとニコラス・ホルト。

お話は「不労所得で暮らすゲスなナンパ男が困っている子どもと触れあううちに“人生にとって大切なもの”に気付く」って感じなんですが、ちょっと「隣る人」を思わせるところがあったり、己の快楽を追い求めるばかりで困った人を助けようとしない現実世界の自分が主人公に重なったりして、凄まじく胸に沁みたというか。とりあえず「現実の“一番身近にいる子ども”=自分の娘」は何が何でも幸せにせねばならぬと強く思いましたよ。舞台で恥をかきそうになった子どものために、ステージに乱入した挙げ句、“あえて暴走する”ラストはね、映画を停止して、5分ほど枕に顔を埋めて泣くほど感動いたしました ( ;Д;) イイエイガダナー

歌自体は知ってはいましたが、この映画のおかげで「Killing Me Softly」がスゲー好きになりました。



当然ながらヒュー・グラントへの敵意は雲散霧消したし、ニコラル・ホルトもまた可愛くてね…(しみじみ)。「公開当時に本作を観た人は、今の彼を観ると感慨深いだろうなぁ」なんて思ったりしましたよ。ちなみに、感動するだけじゃなく笑える場面もスゲー多くて、特にヒュー・グラントの節操のなさは特筆に値するレベル。おかげさまで、すっかり「シングルマザーが狙い目だな… ( ̄ー ̄) ニヤッ」なんて思うようになったし、先日、娘と公園に遊びに行って犬を連れた美人を見掛けた時は「犬もナンパに利用できるかもしれんな… ( ̄ー ̄) ニヤッ」なんてことまで考えるようになってしまった夫失格なアタシ。

シングルマザーは賢い目標…。そんな風に考えていた時期がオレにもありました ( ´_ゝ`) ナンダコレ
シングルマザーは賢い目標



そんなワケで、昨年12月に観たDVDは合計4本。オススメはやっぱり「アバウト・ア・ボーイ」ですな〜。マジで観て損はしない1本だと思います。それと、心が広めのB級アクション好きだったら、「マッド・ウォーリアーズ 頂上決戦」はチェックしても良いかもね (o^-')b カーモネ! 以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。