サドンデス(2013年版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

サドンデス(2013年版)(ネタバレ)

サドンデス(2013年版)



原題:Raze
2013/アメリカ 上映時間92分
監督・脚本・製作:ジョシュ・C・ウォーラー
脚本:ロバート・ボーケージ、ケニー・ゲイジ
撮影:ディラン・オブライエン
編集:ブレット・W・バックマン
音楽:フランク・リッジオ
製作:ゾーイ・ベル、ケニー・ゲイジ、アンドリュー・パガナ
製作総指揮:ビル・セレシア、レイチェル・ニコルズ、アレン・クインシー
出演:ゾーイ・ベル、レイチェル・ニコルズ、トレイシー・トムズ、ロザリオ・ドーソン、シェリリン・フェン、ダグ・ジョーンズ、ニコール・ステインウェデル
(あらすじ)
謎の組織が主催する女たちの“サバイバル・ゲーム”。光も届かない独房に収容されているのは、ボクサー、武術師範、ケンカ屋など50人の女たち。彼女たちは閉ざされた闘技場へ連れて行かれ、ゲームに大金を賭けるセレブたちが見守る中、1対1のバトルを強いられる。勝利者だけが生き残り、闘いを拒否すれば、最愛の者の命が奪われる。そして勝ち残った1名だけに自由が与えられるのだ。続々と敗者が命を落としていく中、元軍人のサブリナは驚異的な執念で勝利を収めていた。サブリナが抱える宿命とは? そして、ゲームの結末は?!(以上、メーカー公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




51点


※今回の記事は、「必死剣鳥刺し」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!

最近は、Blu-rayやDVDで鑑賞した映画は感想をまとめて書いているんですが(定型文)、なんか書きたいことが微妙に多くて長くなってしまったので、単独で更新しておきますね。レンタル屋に入って一番最初にチェックする新作アクションの棚で見つけまして。ジャケットのデザイン、そして「サドンデス」という評判の良いジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作と同じタイトルに親近感が湧いたので、早速、借りてみました(原題は「Raze」ですがー)。感想は「超惜しい!ヽ(´Д`;)ノ アアン」って感じでしたよ。


ちなみにヴァン・ダム版「サドン・デス」は、「ダイ・ハード」っぽい映画でございます。




「何千年と続いてきた“謎の組織”によって、無理矢理集められた女性たちが“大切な人”を人質にされて強制的に死闘をさせられる」という設定は100点だし、主演があのゾーイ・ベルというだけで期待度200パーセント。ラスボスのいかにも“上流社会のイヤな奴”ってムードは「マーターズ」っぽかったりもして。「これは斬新なデスバトル映画ですな!(*゚∀゚)=3」とエキサイトしながら観てたんですよ、最初のうちは。


ゾーイ・ベルの素敵な動画を貼っておきますね↓ ああん、可愛いよぅ… (´Д`;) ハァハァ




でもね、ところどころユルいというか、ツメが甘いというか。各バトルが意外とアッサリめに決着がつくのは逆にリアルで嫌いじゃないんですが、メーカー公式サイトのあらすじと違って、基本的に主催者サイドが「集める女性たちの格闘技経験の有無にそれほどこだわっていない」ため(まったく気にしてないワケではなさそうですが)、アクション的に大した攻防は観られないし、軍隊経験のある主人公が生き残るのが普通に見えるんですよ。そのくせ、最後の敵は唐突にトップアスリートを出してきたりするから、なんか一貫性がなくて微妙に感じちゃう。

しかも、クライマックスがかなりグダグダというか…。主人公は最強の敵イザベルと共謀して主催者サイドを騙すんですが、「死を擬態する」なんて一番考えられる手段なのに、ちゃんと死亡確認しないのはマジで驚いたというか。まぁ、その後、「サブリナvs全員」ってテロップが出るからさ、「さぞ留飲の下がる殺戮絵巻が展開されるのだろう!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と気を取り直して興奮したのに、超弱そうな上流社会のラスボス夫婦に意外と苦戦しちゃうのもガッカリでしたよ(しかもイザベルはアッサリ殺されちゃうし!)。


普通はJOJO第三部のDIOぐらいに疑いそうなものですが…。
疑うDIO


何よりも腹が立ったのがラスト。「ダッシュで逃げるゾーイ・ベルが射殺される→死に際に娘の幻を見る」という悲劇的なオチは100歩譲るとしても、「射殺したのは、実は女性たちを拉致した男で~」みたいな心底どうでも良い“種明かし映像”をドヤ顔で流してくるから、「なんだそりゃ ( ゚д゚)、 ペッ」って。ジョシュ・C・ウォーラー監督、あまり好きじゃないと思いました。


当ブログではお馴染みの失笑するジェイソン・ステイサムを貼っておきますね(「ブリッツ」より)。
三角絞めでつかまえて-なんだそりゃ


ということで、アイディアや出演者たちは文句ナシだっただけに、スゲー惜しい映画でしたよ…。ハッキリ言って、この予告編の方が面白かったです。まぁ、ゾーイ・ベルが好きな人はチェックしても良いんじゃないかな。




とりあえずピーター・ハイアムズ監督×ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作を貼っておきますね。



ネタバレになりますが、「死を擬態する」繋がりで。これも微妙に納得できなかったなぁ。



ゾーイ・ベルがキュートすぎるクエンティン・タランティーノ監督作でございます。



なんとなく貼ってみましたが、超イヤな映画なので気をつけて!