2014年3月に観たDVDの覚え書き | 三角絞めでつかまえて2

2014年3月に観たDVDの覚え書き

※今回の記事は、「プロジェクトX」「ムービー43」「バス174」「バーニング・ブライト」「新アリゲーター 新種襲来」「コンプライアンス 服従の心理」「ルーク・ゴス ブラッド・ブレイク」「ブロウ」の“ネタバレ全開の感想”を書いていて、なんとなく「レスラー」「リディック:ギャラクシーバトル」のネタバレにも触れているので、気をつけて!

今年から毎月第1水曜日は「先月に観たDVDの覚え書き」をアップすることにしてたんですけど…。いろいろあって遅くなりましたが、とりあえず第5水曜日の今日、感想をアッサリめに残しておきますね↓


<1本目>
プロジェクトX




(あらすじ)
有名になることを夢見る男子高校生トーマス、コスタ、JBの3人組は、トーマスの両親が旅行で家を空けるのを利用して盛大なパーティを計画する。その噂はたちまち広がり、トーマスの家には想像を遥かに超える数の若者たちが押し寄せてしまう。彼らが巻き起こす乱痴気騒ぎは、次第にエスカレートして収集がつかなくなり……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


いろいろな人が絶賛していて、ずっと気になっていまして。やっと借りて観たんですが、確かにスゲー面白かった!ヽ(`Д´)ノ 「平凡な若者3人が企画したパーティがエスカレートして、大変なことになる」ってストーリーをファウンド・フッテージ方式で描いてまして。とにかくそのエスカレート振りがスゴくて、最終的には住宅街が火の海になるんだからビックリ&爆笑しました。しっかりオッパイが出るのも好感が持てましたね。

主人公たちに無名な役者を起用しているのもリアルに感じられて良かったです。基本的にパーティ文化とは無縁で生きてきた僕も参加しているような気分になりましたよ。最後、ちゃんと逮捕されるものの、お調子者の奴は懲りてなかったりするオチも悪くなかったし、非常に楽しい映画でしたね。まぁ、僕は“つまらない大人”なのでね、「近所でこんなことがあったら、イヤだなぁ… (´・ω・`)」とか「将来、娘がこんなのに参加したらイヤだなぁ… (´・ω・`)」とか思わなくもなかったけど、とりあえず観といて損はない作品じゃないでしょうか。



<2本目>
ムービー43




(あらすじ)
ヒュー・ジャックマン、ケイト・ウィンスレット、ナオミ・ワッツ、エマ・ストーン、リチャード・ギア、クロエ・モレッツほか豪華オールスターキャストが集いながらも、批評家、観客双方から酷評され、大コケしてしまったオムニバスコメディ。「メリーに首ったけ」「愛しのローズマリー」のピーター・ファレリー監督による「非常識でクレイジーなコメディを作る」という発案にのり、「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー、「スーパー!」のジェームズ・ガン、女優のエリザベス・バンクスら12人の監督が、お下劣でおバカな要素が満載の短編をそれぞれ完成させた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




30点


クロエ・グレース・モレッツちゃんが出演する映画はなるべく観ておきたい主義ということで、レンタルしてきました。スゲーくだらないという前評判でしたが、マジでくだらなかったです ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ なんて言うんですかね、「ヒュー・ジャックマンのアゴにキンタマがぶら下がってたら楽しいでしょ? (o^-')b」みたいな映画なんですね。

まぁ、確かにヒュー・ジャックマンのアゴにキンタマがぶら下がってたのは楽しかったし、リーヴ・シュライバーとナオミ・ワッツの「学生生活を息子に自宅で体験させる話」も笑ったし、「全裸女性の形をしたipodの話」とか、「スーパーヒーローのお見合い話」もバカバカしかったし…って、結構好きな話が多いな (・ω・;) ウーン

とはいえ、全部を通して観るとそれなりにツライというか。結構、DVDを止めたくなったんですよね…。例えば、ヒュー・ジャックマンのアゴにキンタマがぶら下がってたのは楽しいんだけど、そのネタだけで延々と引っ張ろうとするから飽きてくるんですよ。あくまで好みの問題ですけど、話のアタリハズレもデカいというか、最後の「邪悪な猫の話」とか、あのジェームズ・ガン監督作だとは思えないつまらなさだったりしてね…。

ちなみにクロエちゃんは「生理になって大慌てする話」でクリストファー・ミンツ=プラッセと共演してまして。彼女自体は可愛かったけど、話は本当にどうでも良かったです。なんかBlu-rayには本編に収録されなかった話が入ってるみたいですが、追う気は全然ナッシング。心底くだらない下ネタが大好きな人以外にはオススメできないかなぁ。



<3本目>
バス174




(あらすじ)
2000年6月12日、リオデジャネイロでバスジャック発生。若い男が11人の人質を取り、立てこもる。犯人のサンドロはリオデジャネイロでももっとも貧しいスラム街で育ち、幼少時に自分の母親が残虐に刺し殺される光景を目撃した。明るく社会にも適応していた少年が、孤立し自暴自棄になっていく。1993年、サンドロは悪名高いカンデラリア教会のストリート・チルドレン虐殺事件を体験し、生き残った。この事件では7人の少年が、警察の手で命を奪われたものと思われる。友人たちによると、彼はこの頃からシンナーやコカインを吸引するようになり、その生活を維持するために窃盗を重ねるようになったという。サンドロは結局パードリ・セヴェリーノ少年院に収監された。乱暴な扱いで知られる矯正施設だ。2000年6月、サンドロは強盗未遂に端を発して運命の事件を引き起こす。警察が事件現場の立ち入り禁止に失敗したことにつけこんだレポーターとカメラマンたちが、事件の生々しい映像を少しでも近くで捉えようとバスを取り囲む。ブラジル中の人々が生中継のテレビで事件を見守った。観客がいることを意識して、サンドロはかえって自信を持った。テレビに写っている間は自分が殺されることはないだろう。彼はカンデラリア教会虐殺事件で友達を殺されたことで警察を糾弾し、要求したものが得られなければ心臓の持病がある年寄りの女性乗客を殺すと、脅しをかけた。日が落ちたあとも、ブラジルの人々は状況の展開を固唾をのんで見守り、この国の激しい貧困が引き起こした暴力の現実を思い知らされた。人質殺害を宣言した6時が近づき、サンドロの口数が多くなる。サンドロも人質も疲労がピークになり、サンドロは警察に交渉を試みるが狙撃官に背後から発砲される。狙撃は失敗し、サンドロも発砲。バスを取り囲んでいた観衆も乱入し、現場は大混乱となる。警察はサンドロの身柄を確保。サンドロは警察に連行される車内で絞殺される。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




90点


リブート版「ロボコップ」を観る前にジョゼ・パジーリャ監督の出世作を観ておこうと思って、購入しちゃいました。凄まじくヘビーな映画でしたね… ('A`) ゲンナリ バスジャックの犯人が事件を起こして殺されるまでを流しつつ(実際にテレビで中継されてた)、同時にその犯人が育ってきた環境やブラジルの社会の状況を観客に見せていくんですが、とにかく地獄のようでして。「日本って平和だなぁ」と心から実感する感じ。

いろいろと酷いんですけど、特に警察が最悪で。ストリートチルドレンを虐殺したくだりとか、「マジかよ!Σ(゚д゚;)」と(しかも犯人はその生き残り)。それ以外にも人質を撃っちゃったりとか、犯人を勝手に殺しちゃったりとか、これがノンフィクションだとは信じられないレベル。ブラジルには絶対住みたくないなぁと強く思ったり。作品としては本当にスゴいんですが、見終わった後、超イヤ~な気分にはなるので、積極的には薦められないカモ… (´・ω・`)

DVDには監督のインタビューなどが収録されていたんですけど、実にスマートな人でして。マスコミが見つけられなかった犯人の家族を探し出したり、ガチで殺人経験がある強盗にまでインタビューしたりと、スゲー優秀だわ、行動力もあるわと、非常に感心いたしました。「ロボコップ」も面白かったし、ジョゼ・パジーリャ監督には今後も期待ですな。



<4本目>
バーニング・ブライト




(あらすじ)
ケリー(ブリアナ・エヴィガン)は、母を亡くしてからずっと、1人で自閉症の弟トム(チャーリー・ターハン)の面倒を見ながら暮らしてきた。大学進学が決まり、弟を施設に預けることにしたケリーだったが、母が銀行に残していた預金は、一儲けを企む義父のジョニー(ギャレット・ディラハント)がすべて使い込んでいた。その金で手に入れたのは、1頭のシベリアン・タイガー。だが、ジョニーはトラの入った檻を家の中に放置したまま外出してしまう。その夜、ケリーが目を覚ますと、目の前に飢えた獰猛なトラが……。超大型ハリケーン接近に備えて、外側から完全に窓や扉を塞がれ、密室と化した家の中で、ケリーと弟は果たして生き残ることができるのか……?(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「対『それでも夜は明ける』用・留飲ダウンシステム」を構築するため(大げさな文章)、徹夜で観た映画の1本。保険金殺人を企んだ義父が、脱出不能状態にした一軒家に虎を放ち、ヒロインが自閉症の弟を抱えながら必死にサバイブするというなかなか無茶なお話なんですが、予想以上に面白かったです (・∀・) イイネ!

もうね、邪悪な義父役のギャレット・デュラハントが見事なクズっぷりでして。さすがは「それでも夜は明ける」で“告げ口クソ野郎”を演じただけのことはあるというか。しかも、最後はこの義父がキッチリと虎に食われて「超ざまぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ イヤッホー」って感じで終わるので、結構好きな映画でしたね (^ε^) ウッフン

何にグッときたかって、弟を厄介払いしたい気持ちがなくはないヒロインが(助けようとしたらリモコンで殴ってきたりするので、観客的に彼女に少し共感する)、一旦は1人で家を脱出するものの、過去を思い出して助けに戻るシーン! ここは非常に素晴らしくて、「この子ったら、ヒロインの資格を失ってないわ!ヽ(TДT)ノ」と、スゲー泣いちゃいました。ちなみに、この映画だけでなく、「ライフ・オブ・パイ」「サバイバル・ソルジャー」「名無しの十字架」「神弓-KAMIYUMI-」など、ここ数年、虎が登場する作品が増加している気がするんですが…。虎ブームの到来、近いのかもしれませんな(知った風な口調で)。



<5本目>
新アリゲーター 新種襲来




(あらすじ)
野生のアリゲーターが多く生息するルイジアナ州の湿地帯。その近くに住む一家は、密かに化学物質を川に廃棄していた…。そしてある日、ワニを捕獲しようとした男が、とんでもないモンスターに襲われる!! それは巨大化し棘のあるしっぽを持った、新種のアリゲーターだった! 男は無残にもアリゲーターに丸飲みされてしまい、居合わせた警察官が銃で応戦を試みるが…。新種のアリゲーターは次々と出現し、容赦なく人間を襲う!(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




55点


「対『それでも夜は明ける』用・留飲ダウンシステム」を構築するため、徹夜で観た2本目の映画。舞台はルイジアナ州の湿地帯の小さな町で、「ロミオとジュリエット」ライクに恋する2人と対立する2つの家があって。そこに化学物質の不法投棄のせいで怪物化したアリゲーターが出てきて、攻撃された人間もアリゲーターになってしまう…というお話。意外と愉快でした (´∀`)

なんて言うんですかね、そんなに面白くはないんですけど、ワニのCGは思ったより良く出来ていたし、ゴア描写も結構あるし、何よりも「噛まれた人間がワニになる」という無茶すぎる展開がツボに入っちゃって(しかも1日ぐらいで変化する!)。最後は、あーだこーだあった挙げ句、ヒロインが子ども(ワニの血が混ざっている可能性アリ)&ワニ化した恋人と暮らして終わるんですが、新作レンタル代(400円)ぐらいの価値はあった気がします。

ちなみに、もともとは「それでも夜は明ける」で奴隷調達係を演じたクリストファー・ベリーがヒドい目に遭うシーンがあると思って借りたんですけど…。一応、そういう場面がなくはないものの、結局、ワニ化してしまうので、人間体では留飲が下がるような展開がなかったのは残念でしたな…って、どうでも良いですかね (ノ∀`) テヘ



<6本目>
コンプライアンス 服従の心理




(あらすじ)
トラブル続きの金曜日の朝、アメリカのファストフード店店長サンドラ(アン・ダウド)は仕事でてんてこ舞いしていた。そこへダニエルズ警察官(パット・ヒーリー)と名乗る男性から電話が入り、店員のベッキー(ドリーマ・ウォーカー)に窃盗容疑が掛かっていると告げる。サンドラは彼の指示に従い、ベッキーの身体検査をすることになり……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




50点


「対『それでも夜は明ける』用・留飲ダウンシステム」を構築するため、徹夜で観た映画3本目。尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていて、興味はあったんですけど、見逃してしまってて。今回、「それでも夜は明ける」で奴隷調達係の片割れラドバーンを演じたビル・キャンプが出ていたので借りたんですが、超不快でしたYO!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!

映画としては非常に良く出来ていると思うんです。そうなってしまう店長のおばちゃんの状況とかも上手く描いているし、実録モノとしてのクオリティは高めですしお寿司。ただ、話があまりにもバカバカしすぎて、どうしてもイライライライラしてしまうというか。すべて実話だから仕方ないんですけど、「服を脱がして調べろ」とか命令されたら、さすがに「なに言ってんの? (゚Д゚) バカ?」って話になるじゃないですか。

元はといえば、「それでも夜は明ける」を観て不快になった→留飲を下げるために借りたのに、さらにストレスが溜まるという悪循環(お目当てのビル・キャンプは、事件によって婚約を解消されますが、ビジュアル的に悲惨な目には遭わない)。一応、最後は犯人が捕まるものの、それまでが不愉快すぎて、超モヤモヤが残りましたよ… ('A`) ウェー 確かに実際にあった話ではありますけど、引っ掛かった人たちがさすがにバカすぎて、(被害に遭った女の子以外は)1ミリも同情できないし、「これは僕の身にも起こるかもなぁ… (´・ω・`)」なんて共感する部分もゼロ。劇場で観なくて本当に良かったです。ちなみに、こちらのオッパイに焦点を当てた感想が素晴らしかったので、この映画を観てイラッとした人はぜひ読んで!



<7本目>
ルーク・ゴス ブラッド・ブレイク




(あらすじ)
強盗に押し入った店で19人を虐殺した男バリー・ロイド。テキサス史上最悪の犯罪者バリーは、死刑を宣告されその命を終えた。一方、バリーの死刑執行の日、新たに刑務所にマイルズという男が収監された。彼は街に残してきた妻子の事で思い悩み、独房で眠れぬ夜を過ごしていた。すると突然、悲鳴が監獄内に響き渡る。そしてその悲鳴は、次第にマイルズの方へと近づいてきた。只ならぬ雰囲気に身の危険を感じたマイルズは、独房の奥で1枚の古い紙を見つける。その紙には、バリーが殺した人々の名前と、最後にマイルズと彼の妻子の名前が書かれていた…。(以上、メーカー公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




58点


“B級アクション映画の雄”ルーク・ゴスの主演作は中身を確認せずに借りる習性がありまして。今回も「適当な脱獄モノだろう」程度の期待値でレンタルしてきました。そこそこ良かったカナー (・∀・)

簡単に話を書くと「死刑にされた殺人鬼には悪魔が乗り移っていて、次のターゲットはルーク・ゴスだった!」って感じ。この映画、独房で隣の囚人と話すシーンが中心であり、低予算映画としては、この場面の会話劇を上手く転がしたいところなんでしょうけど、それがあまり上手くいってなくてね…。リアリティも微妙で、例えば、死んだ看守から携帯電話をゲットして、「刑務所が大変なことになっている!」って通報するものの、それが全然信じてもらえなかったりするんです。ただ、そんなの刑務所に連絡させれば一発じゃないですか。一事が万事そんな感じなので、なかなかバカバカしかったです。

とは言え、ルーク・ゴスはカッコ良かったし、ゴア描写もそこそこあったし、何よりも娘を想う気持ちにシンクロしてしまって…(僕的にありがちなパターン)。最後、悪魔に体を乗っ取られそうになりつつも、「娘は渡さない (`・ω・´) キリッ」とアゴの下に銃を当てて終わる場面は、ちょっと泣いちゃって。さらにDVDの各チャプターをチェックしたら、その場面のタイトルも「娘は渡さない」になってたので号泣しちゃった…って、疲れているんですカネー (ノ∀`) ヤスマナキャ まぁ、僕は嫌いじゃない映画ですけど、オススメはしません。



<8本目>
ブロウ




(あらすじ)
幼少時代、極貧を経験したジョージ・ユング(ジョニー・デップ)は、1960年代後半、カリフォルニアでドラッグの密売をはじめ、みるみる商才を発揮する。しかし72年、販売目的のマリファナ不法所持で逮捕。だが獄中で裏社会の大物パブロ・エスコバルに出会い、彼の信頼を得たことで、ジョージの名はますます轟くことになる。70年代後半、ジョージの提供するコカインはバブル期のアメリカにおいてパーティー・ライフの必需品と化した。またその頃、久々に愛を注げる女性マーサ(ペネロペ・クルス)に出会い、2人は結ばれ娘をもうける。しかしジョージの人生は、80年代に入ってから凋落していく。彼は熱烈に娘を愛するが、足を洗おうとしても裏社会から抜け出せず、何度も服役し、妻と娘の愛を失う。そして、いまも服役中のジョージ。ある日、初めて面会に来てくれた娘を抱きしめるのだが、それは幻だった。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




88点


以前、スターリング・エレファントさんと飲んだ時、「『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を観たら、『ブロウ』もオススメですよ」的なことをおっしゃってたので、レンタルしてみました。「悪いこと、絶対しません!ヽ(`Д´)ノ」と誓いましたよ。

「ブロウ→コカイン」の意味だそうでね。1980年前後を舞台に、ジョニー・デップ演じるジョージがイケイケ状態でコカインを売りまくる&儲けまくるんです。ちょっと年代は違うものの、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のジョーダンにコカインを売っていたのは、こういう人なんだろうな」と思ったりしましたよ。その儲かり振りは、家に金が置ききれなくなるほどで、こういうのを観ると、僕のような小市民は「5億円ぐらいあったら即引退するのに…」って思いがちなんですけど、その程度の“志”だから大金を稼げないのかもしれませんな… (ノω・、) ザンネン

で、この手の話のお約束として、中盤くらいから“ジョージの転落”がスタートするんですが、これがなかなか容赦ない。友人に裏切られるわ、預金していた大金はパーになるわ、ペネロペ・クルス演じるクソ嫁のせいで逮捕されるわと、ジョニー・デップのションボリ演技も相まって、さすがに可哀相になるレベルなんですね。

しかも、終盤の展開が超キツイ。「今まで信頼を裏切っていた娘と旅に出る約束をする→囮捜査に引っ掛かって逮捕→またもや娘を裏切ってしまう!」というイヤすぎる流れは、「レスラー」のラムの寝坊シーンを思い出して、あまりの激痛にのたうち回りました。ラストシーンもスゲー凶悪で、「刑務所に娘が面会に来てくれた!ヘ(゚∀゚*)ノ→幻でした… ('A`) ゲンナリ」って、そりゃあ犯罪者の自業自得話ではありますけれども、非道すぎるYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン その後、「ジョージ・ユングは2015年までの刑期で、娘は一度も面会に来ていない」的なテロップが出て、すっかり老けてジジイになった“本物のジョージ・ユング”の顔が映って映画は終わってました(って、ここで実録モノだったことを知ってビックリ!)。

その他、印象に残った点を書くと、レイ・リオッタの父親役は良かったですな。「デレック役の人、良い感じだな~」と思ったら、あのポール・ルーベンスだったのはビックリしました。それと、ジョージを裏切るディエゴが死なないのがスゲー腹が立ったんですけど、その後に「リディック:ギャラクシーバトル」を観たら、ディエゴ役だったジョルディ・モリャが無惨に殺されていて驚くほど留飲が下がった…って、どうでも良い話ですな。

ハッキリ言って、娘に会えなくなるなんて考えるだけで気が狂うのでね、当たり前の話ですが、「犯罪、ダメ絶対! (`・ω・´) キッパリ」と強く思ったり。非常に良い映画だと思いましたけど、最後の展開が非常にキツかったので、たぶん二度と観ないんじゃないかなぁ。補足として書いておくと、DVDの特典映像には、本人のインタビューや、各キャラクターがジョージについて語る動画があったりして、非常に面白かったです。



てなワケで、先月観たDVDは単独でアップした「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」を合わせて計9本。今回、一番良かったのは「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」だけど、かなり人を選ぶ作品なので、積極的にオススメはできないかなぁ…。それ以外では、「プロジェクトX」「バス174」「ブロウ」あたりは、観ても損はしないと思います。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。