今日も朝からよいお天気。
秋が深まってきて、空気が澄んでいるから、いつもより青空が濃くてはっとしました
昨日の午前中は先日の花展以来のいけばなのお稽古があり、帰ってきてお昼ごはんを食べ、さて今晩は夫の晩ご飯が不要な日(子どもと二人だし簡単に済ませてもよい日)だし、午後から何しよう~と考えを巡らせてみた結果、「そうだ!温泉行こう」と思いつきました。
大家さんがとある旅館の会員か何かで、時々入浴券を分けてくださるのです
涼しくなったら行こうと思っていたので、こんな余裕のある日にぴったり
昨日は一人で、心身の癒しに行ってきました。
久しぶりの温泉はやっぱり最高!
お昼1:00過ぎの大浴場は、チェックイン時間前だったこともあり、一人で貸し切り状態
露天風呂は、いつの間にか改修工事をされたようで、ひのき風呂が新しくなっていてとても気持ちよかった
青空の下、心地よい風を顔に受けながら、温泉に心身のけがれを落としてもらってパワーチャージして、体がすーっと軽くなりました
お庭の松が美しい。
黒川紀章さん設計の旅館だそうで、広々としたロビーが気持ちよいです。
10月上旬に、習っている流派のいけばなの花展があり、2回目の出展をさせていただきました。
以前にもこんな記事を書いたことがあって↓、
なるべく《サスティナブルないけばな》を表現したくて、秘かに自分なりにこだわったポイントがあります
季節の植物を使う
産直市場のお花を使うことで、単一種大量生産やハウス栽培ではない、今旬の路地で咲いている地元の植物を使うことができます。
そういう植物だと、地産地消でもあり、自然のエネルギーだけで育った植物なので、環境負荷が小さいと言えます。
産直市場の生花コーナーでは、山から刈ってきたまんまと思われる野性味たっぷりのツル植物や枝物、季節感のある旬なお花がいっぱい
もちろん、お花屋さんで事前にきちんと注文したお花は整っていてとても美しいし、そちらも魅力的。
どちらにもそれぞれの良さがあって、それは創作する人の作意や好みで、使い分けるものだと思います。
ただわたしは《サスティナブルないけばな》を表現したくて、その時に産直市場にあるお花を活かして生けてみたかったのです。
買いに行くその日によい花材がなかったとしても、それはそれでもう運任せ!
そもそも自然は人間がコントロールできるものじゃないから…と思うと、直前まで何を生けるか決まっていなくても、特に不安や焦りを感じることもありませんでした。
「その時あるものを生ける」と決めていただけ。
だから、花展数日前までこんなイメージスケッチしかない状態でした。
でも、なんとかなりました
おおよそイメージ通りになったと思ってます
ツルウメモドキ、鶏頭、バラ、菊は今が旬の植物です。
写真ではあまり見えないけど、シャガの葉も使っていて、それはうちの庭でプランター栽培しているものを使いました。
他にも、当日先生がご自宅からお庭のお花を少し持ってきてくださったので、そちらも使わせてもらいました。
いけばなって、世間一般的にはお花代を始め、何かとお金のかかるイメージを持たれがちな気がするのですが、本来はその地域その季節の身近な植物を生けて愛でるものなので、お金もかからないし、環境に負荷をかけないサスティナブルなものだと思っています。
高価で均一に整ったお花屋さんの植物でなくても、 産直市場の季節の植物でここまで自由に楽しむことができる、ということを表現したかったのです
ただ、そういう意図はあっても、それを「素晴らしい作品」に仕上げる技術が伴ってないことは残念なのですが💦
同じ社中の他の方も、ご自宅のお庭の植物をふんだんに使った投げ入れ花を出展されていて、とてもキレイでした
器と小道具も あるものをフル活用
いけばなを始めて3年。
まだまだひよっこのわたしは、立派な花器は持っていません💦
花展で使えるような立派な花器もほしくなってくるけど、高価なこともありますが、まだまだ技術が伴っていないのに花器だけ立派でもな…とも思って、購入には踏み切れない感じです。
自由花というジャンルでは、水が入ればどんなものも花器として使えます。
わたしが持っていて使えそうなものといえば…食器類なんですよね。
お重を使って、フラワーボックスみたいに生けたらかわいいかなぁ…と思いつきました
お重は家にあるけど、食器に剣山を入れることに若干抵抗があったので、新たなお重をリサイクルショップに探しに行きました。
無事、取っ手の付いたかわいらしいお重を発見
新しいものを買わなくても、すでに世の中にある誰かのお下がりで十分です。
700円で花器をゲットしました。
やっと夏が終わって、秋の行楽シーズン。
秋の草木を愛でながら、外でお弁当をいただくイメージだったので、以前茶道を習っていたころに使っていたお茶碗とお茶筅を小道具に。
そして、外で敷物を広げているイメージで、随分昔にいただいた赤い帯の端切れを敷き布にしました。
身近なものをフル活用。
今のわたしにはこれで十分!
表向きは《秋の行楽弁当》というテーマでしたが、裏テーマの《サスティナブルないけばな》というのは、わたしが一人秘かにこだわっていたことで、このことを誰かに話すこともありませんでしたし、完全にわたしの自己満足です
でも、このブログを読んでくださった誰か一人でも、いけばなは敷居の高いものではなく、身近でサスティナブルなものなんだと思ってくださったなら、秘かに遂行したわたしの裏テーマは大成功だったということになります
花展で使ったツルウメモドキはミニリースに。
昨日のお稽古で使った植物と合わせて、玄関をハロウィンぽく飾ってみました
今日のリビングはこんな感じです
昨日はつぼみだったけど、今日は咲いてました
最後までお読みいただき、ありがとうございます
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