つづきです。

この③記事が、偶然にも今日3月3日にUPできてうれしいです。ラブ

 

これまでの経緯は

わたしの産土神探し①

 

わたしの産土神探し② をご覧ください。

 

わたしの産土神探しが思いのほかてこずったおかげで、「天神地祇 てんじんちぎ」 天津神(あまつかみ) 国津神(くにつかみ)の存在についての繋がりが、ようやくみえてきました。

知識として知っていても、やはり地上界では何事も経験が伴わないと駄目ですね。

 

この経験を通じてブログで伝えたいのは、

産土神(うぶすなしん)は、地祇系の神様(国津神)である、ということです。

 

確かに稲荷神は、国津神として位置付けられています。

 

稲荷というと・・・眷属の狐や商売繁盛のご利益のイメージばかりがどうも先行してしまいますが、稲荷神=宇迦之御魂神:ウカノミタマノカミは、私たちが霊界からこの地上に降りてこられるための橋渡し(ご縁結び)をしてくださっているともいえます。これがないと、私たちは地上に生まれ出ることはできません。稲荷神がその土地土地や人々の生活などの物理的なことに影響を及ぼせるのは、そういった役割が根底にあるからでしょうね。ですから、本来の魂の目的に沿ったことならともかく、それから大幅にずれてしまうような方向性へ歩もうとすれば、まるで祟りのような嫌なことも起こりえるでしょうね・・・

 

一口に「神」といっても、そこには果てしない階層と役割が存在しています。そして、その国津神の代表:主祭神として位置づけられているのは、あの出雲大社で知られる大国主神:オオクニヌシノカミです。

 

私たちは人として生まれ出る時も、この地上の人生を終えて霊界に帰る時(神道用語では帰幽といいます)も、ひとりぼっちで野放しにされているのではなく、ちゃんと神々のサポートを誰もがもれなく受けています。

 

私は2012年に出雲大社に行った際、拝殿で手を合わせた瞬間に

「よくやってくれたよ。あの時は、本当にありがとう・・・」というようなメッセージを神様から受けました。そして拝殿前で涙があふれ出てきたのでした。出雲に来て急に涙ぐむなんて、本当に驚きでした。「よくやってくれた」とは、どういうことか?と言うと、

私が母を看取ったこと、亡くなる数か月前に母を連れて地元の神社に参拝に行っていたことをとても誉めてくれたのです。その頃は、まったく神様の知識などわかってませんでしたから、自然にそういう役割を担っていただけで、すべては後から理解したことでした。

このときなんです。大国主命が帰幽者を引き受けてくださる大変重要な神様であることを私が実感したのは。ですから、ご縁結びの役割は、本来は あの世とこの世との橋渡し であることを皆さんにもっと知ってほしいと思っています。そう思って出雲はもちろんですが、住まう地域の神様に日ごろの感謝を伝えていただけたら・・・と思っているのです。

 

ここで、産土神探しをするポイントを書いておきたいと思います。

 

お母さんのお腹にいたころ(安定期に入ったころ)、

その当時の住所から近いお宮さんがおそらくあなたの産土神だと思われます。

なので、母子手帳があれば、それは産土神探しの強力なツールになるでしょう。

生まれたころと現住所がほぼ変わりなければ、その土地の氏神様に祀られている国津神をたどるとよいでしょう。

母親が里帰り出産をしている際には、母子ともに共通した神様との縁があるかもしれませんので、お母さんの産土神、お子さんの産土神をそれぞれにたどってみても、面白いかもしれませんね。私の場合は、青森の出生地近くの稲荷神社(母の産土神)と、現在住んでいるところの氏神様、そして私が母のお腹に宿ったころに居住していた地域のお宮さんが、稲荷ネットワークで繋がっていました。

 

あらためて稲荷神とのご縁が判明したので、ようやく稲荷総本宮といわれる京都の伏見稲荷へ参拝に行ける日が近づいてきたなと思っています。ちなみに、なぜ?!伏見はあんなに外国人にも人気の観光スポットなのか・・・

千本鳥居の風景は確かにとても魅力的ですが・・・そういったことだけではないと思います。

旅行で日本に訪れているのも、過去世や未来世などで地縁をお持ちの皆様なのかもしれません・・・かつては日本人として生まれていたことを懐かしんでお礼に来られているのかもしれませんし、今後のご挨拶なのかもしれません・・・。

 

今回の産土神参拝では、

いつか夢で見た(記事①に書いてあります)ような強い風が、稲荷社に近づくと吹いていました・・・

天界の天照様、そして地上界では稲荷の神様のご縁を通じて守られていただなんて、

なんと嬉しいことでしょう・・・

稲荷社脇のご神木にて

 

埼玉県ふじみ野市 亀久保神明神社