***




5月に読み終わった本は

全部で8冊。







◇立川談慶  『落語はこころの処方箋』

◆宮部みゆき  『我らが隣人の犯罪』

◇開高健  『最後の晩餐』

◆京極夏彦  『姑獲鳥の夏』

◆水野敬也  『夢をかなえるゾウ 2』

◇鷺沢萌  『葉桜の日』

◇星野道夫  『旅する木』

◇水野敬也  『夢をかなえるゾウ 3』




今年のはじめに『オーパ!』を読んでから

わたしの中で依然として

開高健ブームが続いている。

決して癖が強いわけではないが

誰にでもおすすめできる本かといえば

ちょっとちがうような気がする。




『最後の晩餐』にしても

なかなかキョーレツな一冊だった。

読むのに骨が折れたが、しかし滋味にあふれ

その味をまた体験したいと思う本だ。




宮部みゆき作品を久しぶりに読了。

人気作家はやはり安定して面白い。

が、このあと続けて彼女の作品を

立て続けに読むかというとそうはならない。




宮部みゆき、東野圭吾、湊かなえ、

伊坂幸太郎あたりの人気作家は

もちろん大好きな作品もところどころあるが

どハマりするほど読んではいない。




思うにこれは好みの問題で、

わたしはきっと古風な文体が好きなのだろう。

だから同じミステリでも

横溝正史やクリスティーに惹かれ、

飽きもせず同じ小説を繰り返し読むのだ。




初めて読む作家が4人。

落語家の立川談慶、

言わずと知れた京極夏彦、

今年が没後20年になる鷺沢萌、

冒険家でカメラマンの星野道夫。




立川談慶以外はすべて

会社のほかの社員たちに薦められた本。

人から薦めてもらうと

自分から手に取らなかった本に出会える。




水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』も

職場の先輩が持っていて

2、3と続け様に貸してくれた。

京極夏彦を読んだ後だと、

ゆるいストーリーでサクサク読めた。




最近のわたしの読書ライフは

他者とのコミュニケーションで

おおむね成り立っている。

だいたいが会社の読書好き仲間から

教えてもらって手に取ることが多いが

ブログの他の方の感想を読んで、

興味を持つことも結構多い。




あれを食べたいこれを食べたいという

グルメな欲求は人並み程度、

あれを読みたいこれを読みたいという

読書欲は尽きることがない。




次から次へ貪欲に

言葉の渦に埋もれていたい。


















***