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暮れかけの旭川のそばを

てくてく歩いて…

 

 

 


 

 

 

 

 

行ってきました、今年も!

『柳家喬太郎独演会』‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年一年に一度、2月の頃、

岡山市民文化ホール

独演会で来てくださる、

柳家喬太郎師匠。

 

 

 

2018、2019、2020年…

岡山過去公演は連続で足を運んでいるが

今年も師匠の落語が聴けるとは!

嬉しい限り!

 

 

 

こういう時期だけに

席は一つ空き間隔で、

いつもの半分の観客数だったが

チケットが完売する前に

なんとかぎりぎり2階席をゲット。

 

 

 

今回は遠いところからの

観覧だったけれど

それでもやっぱり

面白かった。

 

 

 

演目は、

 

 

『粗忽長屋』  喬太郎

『引越しの夢』 正太郎

『禁酒番屋』  喬太郎

『百川』    喬太郎

 

 

 

 

『粗忽長屋』

 

行き倒れの人間を知り合いと間違える

そそっかしい男と、その知人の

馬鹿馬鹿しいボケっぽりを描いた噺。

 

 

 

喬太郎師匠の、軽くいテンポと

引き込むような間の取り方

くすぐるような笑いを誘う。

このナンセンスさが最高。

 

 

 

 

 

 

『引越しの夢』

 

春風亭正太郎さんの登場。

今年の3月に真打昇進だそうで!

九代目柳枝襲名、

おめでとうございます‼︎

 

 

 

『引越しの夢』は

店に新しく女中さんがやってきて、

お近づきになりたい奉公人の男連中が

こっそり夜中に台所へ行くが

どたばた失敗しまくる馬鹿話。

 

 

 

この噺も馬鹿馬鹿しくて

あっけらかんとして好きだ。

どがちゃかどがちゃか!!って

算盤を弾く音が楽しい。

 

 

 

 

 

 

『禁酒番屋』

 

五代目小さんが江戸落語に持ち込み

得意としていた有名な噺。

 

 

 

禁酒令のしかれた武家屋敷で

酒の持ち込みを取り締まるために

入り口に番屋が設けられた。

 

 

 

近藤という酒好きの武士が

酒屋に酒を注文したのはいいが

番屋で検査をされて酒が持ち込めない。

 

 

 

なんとか酒を届けようとする酒屋と

検閲するフリをして酒にありつく

藩士の滑稽なやりとりを描く。

 

 

 

 

 

 

『百川』

 

 

この噺は初めて聞いた。

もとは六代目三遊亭圓生など

多くの落語家が演じた噺だという。

 

 

 

「ちゃんと習わずにやったらどうなるか

というのを皆さんに見せます」

自虐的な前置きで笑いをとってから

するりと噺を始めるあたり、

喬太郎師匠のユーモアが感じられる。

 

 

 

四神剣という祭りの道具を巡り

繰り広げられる珍騒動。

ただの聞き間違いから起こる、

間抜けな問答が面白い。

 

 

 

 

 

 

喬太郎師匠の落語は

広島に住んでいた頃も含めると

通算十回くらい生で見ているが

ほんとうに可笑しくて素晴らしい。

 

 

 

ちょっと際どいブラックユーモア

変な若者口調やギャルの身振り手振り、

ウルトラマンや鉄道オタクなネタ、

枠に囚われない落語っぷりがいい。

 

 

 

新作落語も傑作揃いだが、

古典落語も文句なしに上手いので

(結構古い噺も演じてくれる!)

見に行くたびに新しい発見が尽きない。

 

 

 

 

 

 
 
粗忽長屋の喬太郎師匠、
死人を自分だと間違う男の演技、
とってもいいなぁ。




▽ニコニコ動画で音源を発見。

音だけでも十分楽しめる。
 

 

 

 

 

 

 

 

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あまりに気分がいいので

帰り道は西大寺町の

ドイツパブG.G.Cで寄り道。

 

 

 

落語の後にここへ寄り道するのが

すっかりわたしの定番コース。

大学生のときにもちょくちょく来てたが

美味しいビールが飲めるので

今でも時たま通っている。

 

 

 

 

 

 
 
2月限定の入荷ビールから
BREWDOG ELVIS JUICEを。
オレンジとグレープフルーツの
柑橘系のさっぱりとした飲み口。
 
 
 
BREWDOGは二人の男性と一匹の犬で
始まったというスコットランドのビール。
イヌのロゴマークがいい味。
このメーカーのビールは、
ほかの銘柄も結構好き。
 
 
 
 
 


 

 
 
ソーセージ五味盛りと
自家製ハンバーグ。
ここに訪れたら、
絶対に注文する組み合わせ。
 
 
 
知人とシェアするので、
いつもよりいろいろ試せて
 食欲増進、お酒もすすむ。
 
 

 

 

 

 

あっさりした飲み口の

 ビットブルガー(中央)と

バナナのように香り豊かな

パウラナーヘフェヴァイス(右)。

 

 

 

このあとにもうひとつ、

アヴェンティヌス(ALC12%‼︎)を

飲んだのだけれど、

お店の方と話に夢中で

すっかり写真を撮り忘れてた。
 

 

 

いまはお客さんが少なく、

営業時間も短縮されてるけど

長く続いているお店なので、

これからも通い続けたい。

 

 

 

たくさん食べてたくさん飲んで、

飽き足らず、良い酔い夜を。

 

 

 


 

 

柳家喬太郎師匠

 

 

▽前回の2020年公演。

2時間があっという間だったよう‼︎

 

 

 

 

▽人生初の“かぶりつき”体験は

このときだった。

一番前の席ってだけで興奮!

前のめりに聴く!

 

 

 

 

▽前回、正太郎さんが来ていた2019年公演。

喬太郎師匠の『ほんとのこというと』が最高。

 

 

 

 

 

▽2018公演のとき

創作落語の『北欧探訪記』に大笑いした。

 

 

 

 

 

落語三昧だ!

 

 

 

 

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