悲しみから逃げることと悲しみを保留することの違い | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

悲しみから逃げている
大切な人を亡くす 悲しみ

こんな検索ワードがありました。
つらいんだろうな、と思います。

溢れ出る悲しみをそのままに
溢れ出してしまったら
コントロールできないほど
感情に飲まれてしまうのではないか。

そんな悲しみを感じないように
ごまかすように
日常に没頭してみたり
違うことを考えたり
そんな状態を
「悲しみから逃げている」
と感じて
閉塞感を覚えたりすることがあります。

悲しみはきちんと悲しまないと
後でいろいろと
考えや行動に干渉してきますしね。

しかし
悲しみを受け止めきれないと思うときは
悲しみを保留するようお勧めしています。

悲しみはある。
でも、少ししまっておく。
後で、きちんと悲しむ時間を持つから
それまで待ってね。

そんな風に保留できます。

これが悲しみから逃げるのと
どこが違うかというと
そこに悲しみがあることを認めている
ということです。

悲しいのです。
私はものすごく悲しい。
でも今はそれを受け止められない。
そのことを認めるのです。

逃げてしまうのは
そこに悲しみなどないかのように
目をそらします。
悲しみがあることを認めないのです。

認めてもらえなかった感情は
後で悪さをします。

私のクライアントさんにも
大切な人を亡くして
私の前でボロボロ涙をこぼして
悲しみを出す方もいれば
ご自分で機会と場所を見つけて
思い切り悲しむ時間を持つ方もいて
人それぞれ。

今は悲しみにくれることができないと
保留することは逃げではありません。

逃げるよりは保留してくださいね。

悲しみのケアや
自分を責めてしまったりする場合の
心の整理も行っています。

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