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お昼間は暖かさを感じられるようになりましたが、
気温もまだまだ安定しない今日この頃。
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あたしゃ、着るものに悩むので、この時期が一番嫌いだ
「灯台下暗し」とはこのこと、全国的に有名な寺社を訪ねるのもいいですが、
地元を見直してみと、思わぬ発見があるかも知れませんよ。
私の家から近い所に東京の大佛さんありました
◇新東京名勝選外十六景 ◇しながわ百景
大井の大佛(五智如来)と荏原七福神(布袋尊)
歸命山 養玉院 如来寺【前編】
【鎮座地】 〒140-0015 東京都品川区西大井5丁目22-25 ☎ 03-3771-4816
【宗 派】 天台宗
【開 創】 寛永3年 (西暦1626年)
【開 山】 木喰但唱
【開 基】 賢海
【本 尊】 釈迦如来
【御利益】 開運・出世・商売繁盛・心願成就・厄除け・病気平癒・家内安全・交通安全・etc.
【御由緒】
養玉院と如来寺それぞれの歩み
大井の大仏(おおぼとけ)として、知らざれる養玉院如来寺(品川区西大井)は、
下谷(台東区)の養玉院と高輪の如来寺という別々の寺院であった。
それぞれ現地へ移転し、合併して、「養玉院如来寺」となる。
その為、二つの寺院の歴史を植え継ぐ他にはない特色を持っている。
如来寺は寛永年間(1624-44)に木喰但唱が､芝高輪に創立した寺で､但唱の発起によって造立された五智如来が安置されているところから､俗に高輪の大佛と呼ばれ､明治41年(1908)に現在地に移転しました｡大檀越に大和高取藩主植村侯があり､歴代の墓域があります｡
養玉院は寛永12年(1635)に創立された､上野寛永寺の塔頭三明院がその前身で､開山として天海を迎えていますが､寺を創立したのは天海の弟子賢海､二代目は賢海の弟子念海であります｡
元禄11年(1698)に下谷坂本に移って養玉院と改め､この頃対馬の領主宗家の菩提寺となりました｡
大正12年(1923)如来寺と合併して､現在の場所に移りました｡
山門 平成元年
寺標
新東京名勝選外十六景の碑 揮毫 東京市長永田秀次郎氏書
鐘楼
荏原七福神 布袋尊
布袋（ほてい）は、唐末の明州（現在の中国浙江省寧波市）に実在したとされる伝説的な仏僧。
水墨画の好画題とされ、大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれる。
日本では七福神の一柱として信仰されている。
本来の名は釈契此（しゃくかいし）であるが、常に袋を背負っていたことから
布袋という俗称がつけられた。四明県の出身という説もあるが、出身地も俗姓も不明である。
図像に描かれるような太鼓腹の姿で、寺に住む訳でもなく、処処を泊まり歩いたという。
また、そのトレードマークである大きな袋を常に背負っており、生臭ものであっても構わず施しを受け、その幾らかを袋に入れていたという。なお、布袋が背負っているこの袋は堪忍袋ともいわれる。
明王堂 平成十年
本堂 寛永五年（1628）頃建立 本尊 釈迦如来
養玉院の本堂であったが、大正12年下谷坂本から移築したものである。
もと瓦葺であったが、現在は銅板葺で、昭和六十二年度再度葺替えられた。
品川区指定有形文化財
木造釈迦如来及び両脇侍像
指定昭和五十七年二月十日(彫刻第四号)
中尊の釈迦如来は、像の高さ百三十三センチメートルの坐像である。
脇侍は、向かって右が老年の迦葉尊者で、像の高さ百六十九センチメートル、
左が壮年の阿難尊者で、像の高さ百六十八・五センチメートルのいずれも立像である。
三尊のそれぞれの背に朱の漆書きがあり、三尊とも延宝五年(一六七七)に
沙門兆渓が明国の范宗仁に長崎で彫らせたものであることがわかる。
元は、江戸洲崎村(現墨田区東向島)の黄檗宗弘福寺(後天台宗に改宗)にあったが、
当院に移したといわれている。
木造阿弥陀如来立像
指定。昭和五十七年二月十日(彫刻第五号)
対馬藩主宗家に伝わった像といわれ、新阿弥陀堂の本尊として安置されている。
像の高さ九十一・五センチメートルの寄木造りで、平安時代の末期
から鎌倉時代の初期(一一五〇〜一二〇〇頃)に制作された古い像である。
木造天海僧正坐像
指定昭和五十七年二月十日(彫刻第六号)
老人の姿で倚子に坐った像の高さ九十センチメートルの寄木造りの像である。
像の内部の墨書によると、寬永二十一年(一六四四)に大仏師慶雄が制作したことがわかる。
絹本着色阿弥陀三尊来迎図
昭和五十七年二月十日(絵画第五号)
阿弥陀如来が、脇侍の観音・地蔵菩薩とともに、臨終の信者を極楽浄土へ迎える図で、
軸に仕立てられており、室町時代の作と推定される。
阿弥陀三尊像の脇侍は、一般的には観音及び勢至菩薩であるが、
本図は、地蔵菩薩が描かれている珍しい図である。
平成二十四年二月二十九日
品川区教育委員会
五智如来 歸命山
元禄8年(1695)に、如来寺木食三世唱悦真円が願主となって建てた石柱碑
(中編)へちぢく・・・
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