かめおかゆみこです。
この「お悩みごと・お困りごと回答動画」は、2020
年、メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」6000号を
記念して、 読者さんのために企画したものです。
その後、読者のＹ・Ｓさんのご協力で、文字起こしを
つけることができました。これから、順次、一般公開
に切り替えていきますので、 どうぞお楽しみに♪
（2023.1.1）
お悩みごと・お困りごと回答動画
57★離婚したいと思うのはわがまま？（Ｎさん・女性）
♪ピアノのBGM（00:00～00:28）
はい。ではですね、４つ目のお悩みごとは、Ｎさん・女性です。
「自分で決めた結婚なのに、夫への尊敬や愛情がなくなり、
一緒にいることにいつも違和感があります。
ですが、その理由で離婚したいと思うのは私のわがままであって、
娘や夫を巻き込んではいけないよね、と。
それより前向きに主人を受け入れる努力をしていくのが、
家族への責任かなと、日々悶々としています」
00:29
えー。まあね、日本は今、２人に１人離婚する時代っていうふうに
言われてるらしいですけれども。
基本的にね、たぶん一番根っこにあるのは、私たちは、最初から、
パーフェクトなかたちで結婚するわけではありません。
特に日本の場合というか多くの人は、わりあいにあんまり考えないで
うっかり結婚してしまいます。
00:50
これ半分冗談だと思って聞いていただいていいんですが……
私たちの命を動かしているのはDNAです。
で、DNA、遺伝子というものは、種の保存というものを、大事に考えます。
動物には発情期というものがあります。
あれがないと種の保存ができないわけです。
01:05
人間の発情期というのは、動物のように発情すると
社会がやばいことになりますので、脳に変な酵素を送り込んでですね、
ある時期、ある人が、最っ高の人物に見えるようになっちゃうんですね。
客観的に見ればですね、いろんな欠点もあるのにね、なぜかある時期ね、
「ああ、この人は私のために存在してくれてるんだ。この人こそ私の王子様」
みーたいに、頭がちょっとボワーーとなっちゃうわけですよ。
01:30
そうすると、うっかり結婚というものをしてしまいましてー。
結婚すると、だいったい３年ぐらいで子どもが生まれるじゃないですか。
子どもが生まれるころになると、ああもうそろそろいいだろうと思って、
そのボワーの酵素を出すのをやめちゃうんですね。
そうすると、その酵素がなくなると頭がすっきりとしてですね、
「あれ、なんで私はこの人と結婚したんだろう」みたいな、
そーういうふうに気がつくというように、できているわけです。
遺伝子にしてやられるわけです、私たちは。
01:54
でも実はここからが大事なところで、ほんとはその結婚をする前に、
ビジョンをほんっとに丁寧に語り合う。
お互いに、どんな生き方をしたいのか、どんな人生を送りたいのか、
どんなことに価値をおいているのか。
そういうことを徹底的に語り合ってから結婚するご夫婦というのは、
けっこううまくいきます。
見る方向が一緒だからです。
02:14
だけれども、さっき言ったように、遺伝子にうっかりまんまとはめられて、
結婚をしてしまった場合というのは、だいたい３年ぐらいたってから
いろんなことに気がついてしまいますので、「やばい」ということになって、
このＮさんも、尊敬や愛情がもてなくなったっていうのは、実は、
勘違いをして今まで数年、過ごしてきてしまって、
頭が晴れてきたっていう状態ですから、
でもこっからがスタートだと思っていいんですよ。
02:36
ほーんとうに今まで、自分の夫さんと、きちんと対話をしてきたのか。
お互いの価値観を言葉に出して、具体的に話し合ってきたのか。
おそらく、してきてないと思うんです。
なんとなく、態度や行動を見て、「え！これなんか違う」とか
「どうしてそんな対応するの？」とか、と、おそらく心の中で、
思って、まさに悶々としていると書いていますから、自分の中でね、
ぐるぐるしてるんだと思うんですね。
03:02
でも、価値観とか、ビジョンなんてものは、心の中で想像しても
分かるもんじゃないんです。
自分のことでさえなかなか分からないんですから、
ほんっとに声に出して、言葉にして訊いてみる以外にないんですよ。
きいて、話して、きいて、話して。
03:16
そして、それでもどーおしてもお互いが歩み寄れないっていうときには、
違う道を選ぶっていう選択肢、あるわけです。
ていうか、ぜんぜん価値観違って、ほんとにお互いに嫌な気持ちで
ずーっと一緒にいるほうが実は、私は、子どもにとっても良くないし、
それぞれの関係にとっても良くないって、私は思っているのでね、
もしも私がこのＮさんの立場であれば、本当に徹底的に話をして、
それでもどうしても一緒にいたいっていう気持ちになれないとしたら、
別れるっていう選択肢はあっていいと思っています。
03:47
でも、ほとんどの人はその丁寧に対話するというのをやってないんですよ。
やらないで、自分の中で「ああこの人はもう嫌だわ違うわ分からんわ。
もーう別れる」みたいな感じで、別れてしまうケースがあるので、
その場合はほんとに、心の中にずうっといろんなしこりが残ってしまって、
なかなかすっきりしない、場合によってはちょっと恨みが残ったりとか、
ずうっと自分の中の傷つき感が残ってしまうみたいな、
そういうケースもあるので、
04:12
けっして、Ｎさんが書いているように「わがまま」とだけは
言えないと思います。
それはＮさんだけの問題ではなくて、夫さんにとっても
おんなじことが言えるからです。
もしもうまくいってないというのであれば、夫さんの側からの、
Ｎさんに対して思い違いがあって、すれ違ったことを考えてる可能性も
あるわけですから、
04:30
ほんとにそこのすり合わせをして、
それこそ、熟年離婚っていまだに多いと思いますけれども、
熟年離婚になりそうなときでさえ、ほんとにじっくりと、
お互いの考えをすり合わせることによってやり直すことだって可能なわけで、
頭の中で考えて決めるのをやめて、まず、言葉に出して、対話を始める
っていうことから、ぜひ、Ｎさんにはやってほしいなあっていうふうに、
思います。
♪ピアノのBGM（04:54～05:22）
そして、こういう発想をする人というのはちょっと自分を責める癖を
もってますから、自分を責めるっていうのは百害あって一利なしです。
これ私、断言します。
自分を責めると自分のエネルギー、ダウンするんですよ。
エネルギーダウンすればするほど、客観的に考えたり、自分で前に進む力を
失ってしまいますので、自分を責めるってことはもう、やめましょう。
自分を責めることについては、またほかの動画でいろいろ話していると
思いますので、よかったらそれも併せて聴いていただけたらなっていうふうに、
思います。
（文字起こし担当／Ｙ・Ｓさん）
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