かめおかゆみこです。
この「お悩みごと・お困りごと回答動画」は、2020
年、メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」6000号を
記念して、 読者さんのために企画したものです。
その後、読者のY・Sさんのご協力で、文字起こしを
つけることができました。これから、順次、一般公開
に切り替えていきますので、 どうぞお楽しみに♪
(2023.1.1)
お悩みごと・お困りごと回答動画
43★不安・焦燥感(のっこさん・女性)
♪BGM(00:00~00:27)
はい。それでは2つ目の質問にいかせていただきます。
のっこちゃん・女性です。
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「ときどき不安や焦燥感に、わけもなくかられることがあります」
こういう、質問というか、今のお気持ちなんですけれども。
ねー。今、コロナの時代、というか状態にありますから、なおさらね、
不安とか焦燥感っていうのはだれしも持っていると思うんです。
で、コロナでなくってもやっぱり、いろんなことがあって、そういう気持ちが
上がってくるっていうこと、ほんとにだれでもあると思うんですよ。
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ただ、今特別な理由がね、差し迫っているわけでもないのに、
不安や焦燥感に襲われる、としたら、それはもしかしたら、
自分の中に何か潜在的に抱えているものがある可能性があります。
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具体的な、心配ごとだったり悩みごとであれば、それはもう、
目の前のことですから、具体的に解決していくのが一番、解決方法なわけです。
まあ、解決していくのが解決法って変な言い方ですけれども。
でも、実際そうなんですね。
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悩みごとについてちょっとだけお話しすると、私たちは、
悩んでいることと考えていることをごっちゃにしています。
悩みと考えは違うって私は考えているんですね。
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悩みごとというのはだいたいね、同じことを繰り返し考えています。
「あれがうまくいかないなあ。どうしよう」
「あれが、まだできてないなあ。どうしよう」
「あれが解決してないなあ。どうしよう」
でもね。その先考えてないんですよ。
どおーしよう。困った。
どおーしよう。解決してない。
どおーしよう。どおーしよう。どおーしよう。
というのが悩みの状態なんです。
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で、だいたい、その考えてるときって、イメージ的にはこの、
側頭葉の辺りで考えている。
ムンクの叫ぶ人って、絵があるじゃないですか。
あの人、(両手で頭の両側をおさえている)
こーーういう感じ、してますけど、
だいたい側頭葉のそば触ってますよね(笑)。
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たぶん、だから、悩みがこの辺にあって、「あ、どおおーしよおー。
どおおーしよおー」っていう、そういうふうになってるんじゃないかなって、
まあ勝手に思ってるわけですけれども。
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で、ここにあるので、結局、側頭葉のこういう感じで、悩んでいるわけです。
同じ位置で。
同じ位置で悩み続けているわけです。
そうすると、解決しないのは当たり前だと思いません?
ここにあり続けるわけですから。
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先の考えも出てこないです。
まるで孫悟空のわっかのように、ぐーるぐる、ぐーるぐるっていう形で、
回り続けて、それでいて本人は、その悩みを持ち続けているので、
「いくら考えてもわからないー」っていうふうに思うわけです。
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でも、冷静に考えると絶対に具体的には考えてないはずです。
あれを試してみたらどうだろうとか、
今度はこっちにチャレンジしてみたらどうだろうとか、
あの人に聞いてみようとか、
あの人がダメだったらこの人に尋ねてみよう、
みたいな、具体的な考えっておそらくほとんど持ってないと思うんです。
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ですから、悩んでいて困っているなら、悩むのをやめて考えることです。
で、考えるためには、側頭葉に置いといては、これ変わらないので、
これ私実際にやってるワークですけれども、この側頭葉にある悩みをですね、
グッとわしづかみにしてですね、ギュギュギュギュギュギュッと、
前頭葉に持ってきます。
前頭葉です。
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で、前頭葉というのは未来を考える場所です。
未来の夢を見たりとか、まあちょっと不安ももちろん持ったりも
するんですけれども、先を考えることができるのが前頭葉ですから、
同じ悩みをですね、側頭葉ではなく、前頭葉に持っていった瞬間に、
悩みに対するアプローチが変わります。
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これぜひ、後で試してみてください。
もし悩んでいることがあったら、イメージで、
ググググッと前頭葉にまで移動させるんです。
そうして、「じゃ、どうしようか」って問いかけると、
前頭葉は問いかけるとちゃんとお返事をするところですから、
「じゃあ、こうしてみよう」っていうふうに案が出てきます。
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そして、悩みがちょっと深いときにはですね、この前頭葉にある悩みをですね、
イメージで、30センチほど、前にもっていきます。
つまり空中に脳があるとイメージするわけです。
そうすると自分の目で見える位置になりますから、
その悩みをイメージで見ながら、「さあ、ではどうしようか」と考えます。
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しかしですね、そこの位置にもっていってるときには、
すでに自分の中から外に出した状態です。
もう、自分にへばりついているのではなくて、
ちょっと客観視できる位置にもっていってますから、
本当にちょっと客観的に見やすくなるんです。
ま、俯瞰するとも言います。
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あるいは、自分から離れることによって、
まるで人ごとのように感じるという人がけっこういます。
これワークで何度かやってますけれども、ほとんどみなさんね、
気が楽になります。
なので、気が楽になるとアプローチもしやすくなるので、
解決の方法も見えてきやすくなるというわけです。
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今日、のっこちゃんからいただいている「わけもなく」っていう、
その焦燥感とか不安についてですけれども、
これは、具体化していない不安や焦燥感ですので、
自分のハートに聞いてあげるっていうことを、やる必要があります。
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これが自分との対話になるわけ。
自分との対話ってうまくいかないっていう人もけっこう多いんですけれども、
たぶんそれはまたどこかの動画で改めて詳しく語りますが、自分との対話って
いうのはまず、具体的な声が聞こえてくるわけではありません。
実際にやっていくと聞こえてくるように感じる人もいるんですが、
実際に自分の心とか体が声を出し始めたら、それはちょっと危ないですので、
逆にこう、不安になります(笑)。
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そうではなくって、自分の体にまず触れてみてください。そんなときは。
頭にあるものを具体化するためにはかならず体が必要になります。
不安や焦燥感を、体のどこかにかならずあるはずです。
胸にあることが多いですけれども、人によっては頭にあったりとか、
あるいはなんかみぞおちにあったりとか。
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みぞおちって感情とつながってるので、
けっこうみぞおちが痛くなる人も多いです。
みぞおちが固まっている人も多いです。
そうすると、たとえばみぞおちにあるときには、
みぞおちに触れてあげることによって、だんだん体温が伝わっていって
柔らかくなっていって、その、柔らかく緩むことによって、
不安や焦燥感が消えるということも少なからずあります。
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あるいは、自分の体を、さすってあげる。
この、さすってあげるってのはすごく大事なんです。
脳というのは、他人と自分の区別がつきません。
ね。人にさすってもらったり人にハグしてもらうのと同じように、
自分で自分をさすってあげたり、ハグしてあげるだけでも、
気持ちが安らいでいきます。
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不安や焦燥感っていうのは、やっぱりすごーく不安定な感覚です。
ですから、その不安定な状態を、一人で頭でがんばって
なんとかしようとするのは、無理なんです。
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体があることを思い出す。
そして、この体でケアをすることによって、安らいだ気持ちを
もう一度体に思い出させてあげる。
すると、不安とか焦燥感というのは、和らいで生きます。
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その状態でさらに、体にふれながら、
「どうしたいー?」「何をしてあげたらいーい?」って語り続けると、
声じゃないんですけれども感覚的に、たとえば
「ああ。しばらく閉じこもっていたから少し自然に触れに行こうかなあ。」
とか、あるいは、
「ちょっと気休めに、ショッピングして、おいしい物食べようかなあ。」
とか、なんとなくね、考えが湧き上がってくるんです。
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この考えこそが、もう一人の自分との対話なわけです。
ですから、いきなり自分から答えをもらおうとするのではなくって、
まず、体に触れたりとかして、自分の体があることを思い出す。
頭で悩み続けても解決はしません。
でも、体があると、体は行動をしてくれますから、
行動が解決に結びついていきます。
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そういう感情的なことも、感情は何かのサインですから、その感情と
対話をしてあげることによって、ふーっと浮かび上がってきた思い、考え、
♪BGM(07:31~07:53)
それを採用してあげることによって、どんどん自分と仲良くなっていきます。
自分と仲良くなることによって、より、そのときの自分にとって必要な、
答えが返ってきやすくなります。
これもぜひ、量稽古でやってみてください。
(文字起こし担当/Y・Sさん)