こんにちは。
英語ライティングオタク、
柴原由貴(ばーばら)です。
■英語指導者&学習者として…
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【準1級2次対策での対面練習について考える】
実用英語技能検定
2次試験はご存知のとおり、
対面での英語スピーキング。
面接委員との即興的なやりとりで、
いかに受験者が発話できるかどうかが問われます。
それを踏まえた対策となると、
対面練習を取り入れようと思うかもしれません。
※ここで言う「対面練習」、
オンライン・オフラインは問いません。
英語で話すことに抵抗を感じる人、少なくないと思います。
かくいうわたしも、
即興性を求められる話となると、
心理的なハードルを高く感じてしまうのです。
もちろん、対面練習をすることで、
いかに自分が、
その場での発話に不慣れであることが実感できるかもしれません。
「こういうことを言いたかったのに、言えなかった…。」
言語間のギャップを感じるのは、
上達の過程にあるので、
こういう反応はごく自然なものだと思います。
ただ、それが度を過ぎると、
心理的負荷が大きくなるのではという危惧もあるのです。
対面練習での心理的負荷、
それが高くなる一つの理由は、
言葉を声に出すことへの不慣れさだと考えられます。
日本人が外国語で話すとなると、母語よりも上がるでしょう。
ましてや、相手がいるとなると、
その緊張度は高まり、
話すことさえままならないかもしれません。
一つの解決策となるのが、ひとりでもできる音声活動。
英語スピーキングですと、わたしもよく話題にする音読があります。
声に出す素材は、
面接対策の参考書の例文、
自作の英語表現など、その人に応じてさまざま。
できるところから始め、
英語を声に出すことへの慣れを付けていくのです。
対面練習だけだと、
場合によってはその場限りになりがち。
練習で出た課題を、
練習から離れて、
ひとりで振り返る機会を作れないというケースも、あるでしょう。
かといって、
個人練習だけだと、
発話には慣れてきたけど、
即興的な場面への柔軟性には課題が生じるかもしれません。
そこで提案したいのが、対面練習と個人練習の組み合わせ。
たとえば、
対面練習で出た課題を、
個人練習で復習し、再度対面でできるようになったかを確認します。
例のひとつとして、
個人練習で生じた疑問を、
対面練習に持ち込み、解決策を探ることも考えられます。
「思ったよりも、英語で話せない…。」
はじめは誰でも、2次対策の対面練習でそう感じると思います。
ただ、そこで諦めては終わってしまいます。
「どうすれば、できるようになるのか。」
「上達のためにする練習は、何か。」
ただ闇雲に行動するのではありません。
自分に足りないものを挙げ、
そこを補うための行動を考え、
地道に取り組んでこそ、うまくいくようになるのです。
Be positive.
初出 2018年2月9日
編集・再掲 2020年2月10日