2021/02/13撮影 超久々の坂東三十三観音巡り、第20番札所独鈷山西明寺さま | 湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯

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鉄道館とは別に、神さま仏さまの居られる景色、
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撮影した写真を掲載しています。
そして、お詣りの後は精進落としを。
「気」がピュアのままだと、疲れちゃいますからね!。

一昨年の大谷寺以来、2年ぶりの33観音巡りです。

今回、出向いたのは独鈷山西明寺さまでした。

初午でお伺いできなかった、笠間のお稲荷さまですが、二の午でもお伺いできないことがわかりまして、誠に申し訳なく少し早めでしたが13日にお伺い致しまして、本厄のご祈祷をお願い致して参りました。

そのあとは予定を決めておらなんだのですが、同じ栃木県と言うことで、3寺残っておりました、独鈷山西明寺さまと出流山満願寺さまへとお伺い致すつもりで笠間を出発。

最初の独鈷山西明寺さまへは下道で笠間から20キロ弱でした。

笠間方面から益子へ抜ける峠道のサミットにあるお寺さまです。

峠までくねくねと多分昔は街道だったであろう山道を登り切ったところで分岐してすぐにお寺さまへと到着。

行基菩薩開山の古いお寺様で、昔のお寺様にありがちな救済所としての機能を21世紀の現代まで、持ち続けておられるありがたいお寺様でございます。

益子を治められた代々のご領主様方からのご寄進とご加護で、境内山上にございます本堂を含め国指定重文建造物が3つもございます。

ご住職様が現役の医師さんでございまして、お寺が有床診療所と介護事業所を経営されておられる、現代の救済所としても機能され地域医療の一翼を担っておられるお寺さま、ありがたいことです。

山内は北関東の植生が昔のまま残る自然林が広がり、冬枯れの今の季節でも、常緑広葉樹と葉を落とした落葉樹が入り交じる景色でちょっと印象的でした。

西明寺さまでは「笑い閻魔」さまがとても有名で、ガハハっと笑っておられるようなお顔には癒やされます。

ご真言ではお地蔵様ではオンカカピ・・・、でカカはハハハ、の笑い声だそうですから、お地蔵様の化身である閻魔さまもお笑いになってるという次第、でございました。

※益子町のHPより拝借。

閻魔様というとこわーいイメージがございますが、本当はとてもお優しい慈悲深い仏様で、あえて罪を犯したその「魂」にではなく、罪にあがらえない、やり場の無い怒り、をぶつけられておられるだけなのです。

カルマを裁いていて、あまりにもつらく悲しいシチュエーションでそれを犯した「魂」を裁かねばならない場面では、涙を流される事もあると。

脇に控えられておられる脇持の方々は、個々の「魂」が現世で犯した罪=カルマを生誕以来、洗いざらい大きなモノから極小さな事まで、細大漏らさず全て記録されている文書で、大王様にその詳細を報告なされる仏様で、ある意味、大王様よりドライで冷静で居られますから、こちらの方々のほうが現世の「魂」を持つ小生ら人間には怖い存在でございますね。

で、このあと、境内の授与所兼休憩所の独鈷所(ドッコイショと読む)でお昼を頂きまして、出流観音様へ向かったのですが、小生としたことが走り慣れているはずの北関東道を岩舟JCで間違って東北道下りへ乗ってしまい、ああコレは今日はお前さんの来る日では無いから来ずとも良い、という仏様の思し召しと感じまして、鹿沼でUターンして帰って参りました。