2017/08/13撮影 二戸市村松 八幡宮

八幡宮の境内前にふと、目に入ったこの建物です。
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これ、その昔、小生が学生時代目撃して撮影する前に解体されてしまって悔しがった、一戸にあった消防詰所のちょっと小さい版の望楼付き詰所です。
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一戸にあった建物は正面の窓がもう一つ多い3列で高さも大きさも一回り高く、消防支所として使われていたと思います。
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そういえば地方に行くと今でも多く残っている火の見櫓をこのあたりではあまり目にしません。
冬は豪雪地帯ですから、こうした密閉した建物型の望楼/詰所がスタンダードなのかも知れません。
一階の車庫の中には消防ポンプや消火装備が格納されていたんでしょうね。一戸のものはたしか、クラッシックな消防ポンプ車があったような記憶があります。
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ほとんど同寸法で上から見れば真四角の建物でしょう。
下目板張りのこういった半洋折衷建築には好ましく懐かしいスタイルの建造物が多いです。
ちなみに、九戸の街中では同じ形態の建物が綺麗に修復塗装されて、おそらく現役で使用されているのも、今回見つけました。
経年劣化でこうした好ましい建物が失われていくのは仕方の無いことですが、一戸やその近隣の街場にはまだまだ、大正昭和の時代を反映した建物や街区が多く残っています。
朽ちるに任せるままで良いのか、考えてしまう小生です。