南北朝時代の年号を書く | 亀の勉強部屋

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子どもの頃病気で右耳が聞こえなくなりました。片耳だけで頑張って生きてきました。

 

南北朝時代

  

1336年(延元1・建武3)後醍醐天皇が大和国吉野に入ってより、92年(元中9・明徳3)後亀山天皇が京に帰るまでの57年間。南朝(大覚寺統)とが対立抗争した。それ以前の建武政権期を含めて言うことも多い。 

南朝

日本で、南北朝時代、吉野・賀名生(あのう)などにあった、大覚寺統系の後醍醐・後村上・長慶・後亀山天皇の朝廷。吉野朝。

 元弘(げんこう) 1331年8月9日~1334年1月29日

 鎌倉末期、後醍醐天皇朝の年号。2年4月18日、光厳天皇が正慶に改めたのに対し、後醍醐天皇朝はそのままもちいた。

 

 建武(けんむ) 1334年1月29日~1336年2月29日

 後醍醐天皇朝の年号南朝が延元と改めた後も北朝では引き続き光明天皇朝にも用いた。

 

 延元(えんげん) 1336年2月29日~1340年4月28日

 後醍醐・後村上天皇朝の年号。

 

 興国 1340年4月28日~1346年12月8日

 後村上天皇朝の年号。

 

 正平 1346年12月8日~1370年7月24日

 後村上・長慶天皇朝の年号。

 

 (けん)(とく) 1370年7月24日~1372年4月?日

 長慶天皇朝の年号。

 

 文中(ぶんちゅう) 1372年4月?日~1375年5月27日

 長慶天皇朝の年号。

 

 天授 1375年5月27日~1381年2月10日

 長慶天皇朝の年号。

 

 弘和(こうわ) 1381年2月10日~1384年4月28日

 後亀山天皇朝の年号。

 

 元中 1384年4月28日~1392年閏10月5日

 後亀山天皇朝の年号。甲子革命による改元。

 

北朝 

京都に足利氏が擁立した持明天皇系の光厳・後円融・後小松天皇朝。

 

 元徳(げんとく) 1329年8月29日~1331年8月9日

 鎌倉末期、後醍醐天皇朝の年号。

 

 正慶(しょうきょう) 1332年4月28日~1334年1月29日

 光厳天皇朝の年号。

 

 建武(けんむ) 1334年1月29日~1338年8月28日

 後醍醐天皇朝の年号。南朝が延元と改めた後も北朝では引き続き光明天皇朝にも用いた。

 

 暦応(りゃくおう) 1338年8月28日~1242年4月27日

 南北時代の北朝、光明天皇朝の年号。

 

 (こう)(えい) 1342年4月27日∼1345年10月21日

 光明天皇朝の年号。

 

 貞和(じょうわ) 1345年10月21日~1350年2月27日

 光明天皇朝の年号。

 

 観応(かんのう) 1350年2月27日~1352年9月27日

崇光店応長の年号。

 

 

 文和(ぶんな) 1352年9月27日~1356年3月28日

 後光(ごこう)(ごん)天皇朝(北朝4代)の年号。

 

 延文(えんぶん) 1356年3月28日~1361年3月29日

 後光厳天皇朝の年号。

 

 康安(こうあん) 1361年3月29日~1362年9月23日

 後光厳天皇朝の年号。

 

 貞治(じょうじ) 1362年9月23日~1368年2月18日

後光厳天皇朝の年号。

 

 応安(おうあん) 1368年2月18日∼1375年2月27日

後光厳天皇・後円融天皇朝の年号。

 

 永和えいわ 1375年2月27日~1379年3月22日

 後円融天皇朝の年号。

 

 

 康暦(こうりゃく) 1379年3月22日~1381年2月24日

 後円融天皇朝の年号。

 

 (えい)(とく) 1381年2月24日~1384年2月27日

 後円融・後小松天皇朝の年号。辛酉(しんゆう)革命による改元。

 

 ()(とく) 1384年2月27日~1387年8月23日

 後小松天皇朝の年号。甲子革命による改元。

 

 

 ()(りょう) 1387年8月23日~1389年3月7日

 後小松天皇朝の年号。疫病により改元。

 

 

 康応(こうおう) 1389年2月9日~1390年3月26日

 後小松天皇朝の年号。

 

 

 明徳(めいとく) 1390年3月26日~1394年7月5日

  後小松天皇朝の年号。

 

室町幕府3代将軍足利義満は南朝と和睦し、天皇の座を南朝と北朝が交代しながら務めようじゃないかと、三種の神器を譲り受けました。でも、いつまで経っても南朝側に三種の神器が返ってくることはありませんでした。

南朝側はまんまと義満に騙されたのです。

次回は15世紀室町時代の年号を書きます。

 

3月に入ってもまだまだ寒い日が続きます。春はまだ遠いようです。

だけど兼六園の梅は満開のようです。