「紫式部と男たち」という本に出てくる難しい言葉を調べてみました。
麻疹(はしか)の古称。
古代の髪型の一種。髪が伸びたのを左右に分け、耳の上で両髻を小さく角のように結ぶ形。主に少年の髪形であるが、女性の間でも結われた。
うすいにびいろ。薄い鼠色。また、その色に染めた衣服。軽服に用いる。
卯杖(うずえ)の変形であるともいう。桃の木で作り、五色の糸をたれ天皇の〈昼御座(ひのおまし)の西南にかけた。卯槌の行事を神事にするところもあり、江戸亀戸天神境内の妙義社では卯槌をつけて売った。
中国河南省北西部にある交通の要地。新旧2関あり、秦代には霊峰県、漢初、新安県の北東に移された。河南省洛陽から潼関(どうかん)に至る隘路(あいろ)にある。古来、この地を舞台とした攻防戦は限りない。
ツル目クイナ科の鳥の総称。クイナ・ヒクイナなどの類。世界に約130種。夜行性の種類が多い。和歌などにその鳴き声を「たたく」といわれるのはヒクイナで、夏鳥。また、その一種のクイナは、背面が褐色で黒斑があり、顔は灰鼠色、腹には顕著な白色黄斑がある。秋、北方から渡来、水辺の草原に住む。フユクイナ。
律令制の八章の一つ。姓氏を正し、五位以上の後嗣・婚姻・祥端・喪葬・外交などをつかさどり、また、被官として雅楽寮・玄蕃寮・諸陵司・喪儀司が属した。おさむるつかさ。
皇位のしるし。古くは護身の鏡と剣で、のち祭祀の対象となる。八咫鏡と草薙の剣とをいい、のち八尺瓊勾玉を加えて三種の神器と称する。あまつしるし。
(従者)平安時代、貴人の外出の時の護衛として、勅宣によりつき従った近衛府の舎人(とねり)。弓箭・胡簶(やなぐい)を負い、剣をおびる。その人数には一定のきまりがあった。
もの。
唐菓子の一種。調理した野菜および鴨・鵞・鶏卵などを餅皮で包み方形に切ったもの。