どうも、kame3です。
書いていた文章が消えたので端的に説明すると、本屋であった漫画の帯に『現人類軍VS旧人類軍』と言う物があり、そこから内容を想像してみたよ。
主人公はずっと先の未来の男子学生、猿人類的な人間が蔓延っていた時代にクラスメイト(主人公含め20人)と共に向かい、どちらかが全滅するまで殺し合う。
作品の規模、読み切り。
話の進み方、主人公は映像記録を残すためのカメラを持っており、所々で撮影している映像を読者は見ている形とする。
主人公たちの目的、人類の存続を賭けた娯楽で勝ちたい。
主人公たちの世界。彼らが生まれる数百年前の地点で世界はロボットが人の仕事を全てこなしてくれる全自動社会となった。
その為人はロボットに全てを委ねる様になり、ロボットが壊れたらそれを別のロボットが修理、新しい物が必要ならロボットが新しいロボットを生み出す事で成長していく社会の仕組みを作り上げた。
その結果、人は堕落していき、段々と自分以外の事はどうでも良いと言う思考が蔓延。恋愛感情などを持たない人が増えた事で子供の数が減っていき、人類は存続の危機にあった。
そこで様々な事を判断するコンピュータは、人類はロボットの無い世界に移り住むべきだと提言。ロボットが無くなれば人々は必死になって生きる為に動き出すだろう。
しかし今の世界では自然はほぼ残っておらず、人類が自立する事は不可能に近い。そこで他の自然が溢れていた時代に住処を移す事を提案したのだけど、人々にとってはあまり興味が無い話だった。
そんな中、1人の大人が『⚪︎⚪︎年の子供達全員(主人公たち)を先に他の時代へ送り込んで、お互い全滅するまで殺しあう殺戮ゲームをやったら面白いんじゃね?』と言ってきた。
この時代の人たちは死に対して非常に無頓着で、目の前で人が倒れても自分が怪我しても全てロボット任せにする程、自分の命すら軽んじていた。だからその提案が通り、主人公たちも軽いノリでそれを了承した。
主人公達与えられた武器は各自に銃一丁。弾は1日ごとに十発まで、掠っただけで相手を殺せる特殊な弾を採用している。
弾は昼の12時になると手持ちの数が十発になる様に補充される。なので主人公達は1日に最大200人の原住民を殺害できるけど、弾を使い切ると補充のタイミングが来るまで原住民から逃げるしかなくなる。
主人公達は自分の命はどうでも良いけど、ゲームとして勝ちたい。と言うモチベーションで嬉々とした感じで自然界に降り立つ、と言うのがこの漫画の始まりかな。
そこからカメラに向かってピースとかしながら、今まで話してきた設定を雑談混じりで説明(主人公が他のクラスメイトにお願いした)している感じ。
裏設定として、出発前の世界の教室内にて、教師を名乗る人間の祖先に当たるとされる原住民の子供を殺害するシーンがある。
これは自分たちの祖先が死亡したら自分の親、更にその親の親…などの代々続いてきた血統が途絶える事になるはずだけど、教師はこの世界から消えなかった。タイムパラドクスが起こらない、みたいな話があると良いよね。
話を戻すけど、説明が終わったら次のシーンに移行。原住民を初めて殺害した時の映像記録が流れ始める。足に掠っただけでコイツらは簡単に倒れた、敵の数はどんどん減っていく事になるだろうから俺らはどんどん有利になっていくだろう。みたいな希望的観測をするんだけど…
その映像から数日後、朝の地点で全員弾を使い切ってしまった。原住民が群れになって襲ってきたのでガムシャラになって撃った結果、初めて自分たちは無防備な状態になってしまった。
ここからがこの話のポイントで、クラスメイトの1人が罠を仕掛けることを提案する。しかし他の奴らは昼間になったら銃がまた使える様になるとか、罠の作り方の知識がないなどで数時間逃げ回るべきと否定的。それまで楽観的だった現代人の中でも段々と考えの違いが生まれてくる。
次のシーンでは原住民達が更に大軍となって襲い掛かってくる。そこで主人公達は原住民の数があまりに多すぎる事に気付かされる。
とにかく逃げながら群れに向かって銃を撃つんだけど、それまで追いかけることしかしてこなかった原住民達の群れの中から大きめな石が投げつけられる。
原住民側も現代人にやられまくった結果、投石を思いついた奴が現れた。少しだけ賢くなったんだよ。その石がクラスメイトの1人の背中に直撃して転倒。そのまま原始人の群れに悲鳴と共に飲み込まれて初の犠牲者となる。
ここから原住民側が徐々に進化していく。現代人の匂いを覚えて追走してくる奴や、投石の技術を向上させる奴、槍の様な武器を編み出した奴、それまで四足歩行で地を駆けずり回っていたけど二足歩行になったり木の枝を飛ぶ様に渡り歩く奴が現れたりして、そのうち主人公たちの言葉を参考に仲間同士で意思疎通を取るようになる。
そして主人公サイドも最初は集団行動していたのに、野生に対して適応していく奴、仲間を裏切って原住民側に寝返ろうとしているやつ、最初から皆殺しを狙っていた奴などが…大体二、三コマずつ映像記録として登場する。
ここから更に投石で倒されたクラスメイトが再登場して主人公達と敵対したり、銃を何個か相手側が持つようになったり、長らく行動していた1番感情豊かだったクラスメイトの1人がロボットだった事が分かったり…連載とかならじっくり描くところを数コマで消化していく手法ですね。
それ以外にも皆殺し企んでいた奴が主人公に撃たれて白目剥いて倒れていたり、原住民がカメラにドアップになるまで接近してきたり、誰のものか分からない石を積んだだけの墓が映ったり…した所で映像は終わる。
その理由としては、主人公は偶々長く生き延びていただけで最後まで生き延びれたのか。生きていたとして最後の時までカメラを回していたのか、映像に残さなかったのか…
代わりに漫画には教師を名乗っていた人物とマザーコンピュータが向かい合っている。教師はこの映像の続きを聞くも、再生映像を流していたコンピュータは映像が無かったと回答。
結局最後はどうなかったか分からないまま教師は部屋から出ていくのだけど、実は映像の殆どはコンピュータによって再生しながら編集されてカットされていた。
曰く、この映像には不都合な事実が多く映されていたから。そのカットされた一部として、原住民がいた時代は実は過去ではなく現代人よりもかなり未来の時代に飛ばした。つまり教師が教室で殺した原住民は先祖ではなく子孫であった事とか、ロボットだったクラスメイトが主人公に対して明かしたマザーコンピュータは人類を滅ぼそうとしていると言う事実、主人公はカメラと銃を捨てて残された数十の原住民を相手に素手で戦いに挑んでいく。
その際に自分が最後の現代人だとか、原住民側が素手なのに強いと感嘆しているのが音声として入っているんだけど、そのカメラを回収する主人公と共に行動していたヒロインであろう女の子が映像記録の終了報告、現代にこのカメラを転送すると発言してカメラの停止ボタンを押すなど、謎を残して終わる作品。
ちゃんと裏設定として主人公の覚醒理由とか色々あるしカメラには他にも重大な情報が残されていたけど、コンピュータ側に全てを託した事によって大事な事実は闇に葬られてしまった。
一応出せる情報として、教師の存在について。彼は自称しているだけで教員免許も持っていない、ただの大人です。学校も施設は存在するけど、通っている子も存在しない。施設としては存在するけど、教科書ノートで勉強なんてしません。
ただ子供を集める場所、他の子供達との関係性をクラスメイトとして括るとか都合のいい場所として学校が選ばれただけで、教師役は本来必要なかった。
でも他の人より物事に興味を持っていた大人が教師役をやってみたいと名乗り出たのでやらせただけです。
読み切りだと50pくらいかな。誰か描いて、なんかの賞に応募してみてください。以上