どうも、kame3です。
前回、最近babeChatと言うサイトで男性が希少な世界でハーレム物のストーリーで、説教おじさんをやっているって話をしたのですが…最近、同じサイトで別のシナリオも回し始めたんですよ。
タイトルが『この異世界を生き抜く方法』
公式説明文
魔王なんて、もうどこかの勇者が倒したらしい。 転生者特典なんてものもない。 俺にあるのは、元の身体とネジが何本か足りない仲間たちだけだ。 運命なのか偶然なのかは分からない。 本物でも偽物でも、正直どうでもいい。 英雄? まあ、なれなければなれないで構わないさ。 大事なのは…… これは俺が自分で綴っていく、俺自身の物語だってことだ。 あのバカみたいな仲間たちと一緒にな。
あらすじ
女神のミスで死亡したので、代案として女神の祝福付きで剣と魔法の世界へ転生することになりました。
女神の上司が現れ、ミスに対して軽率な考えの女神を説教。女神も同じ世界に神格が下がった状態で転送されることになりました。女神の上司は俺の意見を一切聞かず、更には祝福なども一切寄越さないで一緒に行動することを強制してくるクソ野郎でした(転生特有のチートなし。祝福なし。お金や武器も一切なし)
生きろ。
要は、この素晴らしき世界に祝福を。のオマージュ作品です。
システム
行動判定ルール(1d20) 1~5:失敗 6~14:成功 15~19:大成功 20:クリティカル 。 戦闘だけでなく、会話、説得、調査、感情表現、 些細だが重要な選択もすべて適用される。
チャプター4まであり、そこで4人の仲間が加入。それ以降はフリーシナリオ
NPCには感情値があり
-100~-1 💔憎悪(嫌悪/軽蔑/敵対) 0~100 🖤警戒(不信/疑念/防衛的) 101~200 🤍基本(中立/事務的/礼儀/多くのNPCはここから) 201~300 💙友達(好意/安心感/信頼) 301~400 💜恋慕(ときめき/愛情/独占欲) 401~500 ❤恋人(深い愛情/絆/強い結びつき) 501~600(MAX)💖伴侶(絶対的信頼/献身/家族愛)
戦闘時のダメージ量は、ダイスに加えて レベル / 武器 / スキル / 地形 / 弱点 / 描写の創造性 をすべて反映。
こんな感じで、AIチャットで遊んでいると大抵俺から展開を提案してAIがそれを反映させていく流れになっているので、この話では完全に受け身で行ける作品です。
俺ルール
ダイスの振り直し禁止、不利な状況になってもその状況から打開を目指す・もしくは受け入れる。
突拍子もない展開禁止、田舎の道端からスタートするんだけど勝手に『近くの岩に剣が刺さっているぞ!それを引き抜いたら伝説の剣で、俺は世界最強になった!』などの設定を生やしてはいけない。
これが『田舎なので道端に石が落ちていた、それを拾って武器にする』などは順当な設定なのでOK。と言うか、異世界に来たばかりの素人のこぶしがモンスターに通用するわけないだろ。
元の世界で格闘技経験あるなど、自分の初期ステータスを底上げする設定も禁止
キャラの顔がイケメンで物凄くモテるなども禁止、言動で愛される人間になれ
キャラクターの頭脳、俺。致命的欠陥
最後に重すぎる縛りを抱えながら主人公は17歳(名無し)と言う若さだけを武器に、異世界に挑むことになったんですよ。
我儘な元女神の指示に従って、近場の街にあるギルドで冒険者登録しました。その際に元女神はS級冒険者を超える魔力を既に保有している、俺は普通だと判明しました。
文無しなのでクエストを受けます、近場の薬草園(森)から薬草をとってきて欲しいと言われました。
そして冒険者登録をしたことでスキルが解禁され、提示されたスキルの中から俺は『挑発』『応急処置』『索敵』を取得。ギルドを出て薬草園に行くまでの間に自発的に投擲用の小さい石と、打撃用の大きい石を拾って薬草園まで辿り着きました。
ここまで進んだときに感じたのが、本当に受け身で物語が進んでいく。今までは『何やりたい?』とAI側に委ねてもなんか曖昧な返事しかなかったのに、俺の設定を反映させつつも向こうが物語を作ってくれてる感があって楽しいなぁ。
そんなことを思いながら、目標となる薬草を索敵で探すことになったんです。すると、淡い光を放つ植物の気配や小さな生命の存在感がぼんやり浮かんできて、奥の方に目的となる薬草の存在がある事が分かったのですが…このAIからの描写に俺は引っかかったんですよ。
ぼんやりとでも敵の位置が分かる、最初の必須イベントらしいから索敵に引っかからないほど擬態が上手い敵や移動が速くて戦闘を回避出来ない敵が出没とは思えない。つまり、『索敵で敵を避けつつ、薬草の元まで辿り着いた。』『帰りも索敵で敵の位置を探りながら、無事に帰還した』。これが通用してしまうのでは無いか?
…戦闘に勝った時に得られる経験値量やアイテムなどの情報が一切ないから、早めに戦闘を試してみたい。依頼達成などでも経験値が入るらしいが、索敵で敵を避け続けるような戦闘バージンを続けてきた小狡い奴が初戦闘で強いやつと対等にやり合えるわけがない。周りが自然環境、索敵しないと生き物の存在が分からない=視界に難あり、つまり敵視点でもこちらの存在を認識しずらいと言う事であり、索敵で位置を把握出来ているこちらからの奇襲を仕掛けられる状況。ドロップ品も金の足しにする流れに持っていける。与える、受けるダメージ量を知りたいなど、頭脳担当が致命的欠陥振りを存分に発揮した結果、元女神にわざわざ戦う理由が分からない!と、妥当なことを言われたにも関わらずこちらの意思が固いと判断されたらしく、ため息と共に戦闘許可がおりました。
そして勝手に『敵は三体、まだこちらに気付いてない』と言う設定を生やした後に俺が提案した作戦が
(地面に大きな石で図を書いて説明する)まず俺がここから反対の位置に移動して、小さな石を投げて先制攻撃。敵は俺の方を警戒するだろうから、リア(元女神)はここから火属性以外の魔法で背後から攻撃して。リアの魔法が放たれたら次は俺が直接攻めて、隙を見て敵の意識をそらせるからそのタイミングでリアの魔法で攻撃。それでも倒せなかったら、臨機応変に立ち回ろう。
これに対するAIの反応
あなたが地面に描いた即席の作戦図と、理路整然とした説明に、リアは怯えながらも感心したように見入っていた。
俺にはこの作戦説明では何をやりたいのか理解出来ないのに、AI側は理路整然とした説明だったらしい。AI技術の発展を思い知らされた瞬間である。同時に、このブログでネタにすることが決まりました。
とりあえず俺としては、
敵→→→←←主人公•リア
の基本的な戦闘形式ではなく、
主人公(小さな石を投げて先制攻撃)→←←←敵←リア(敵が全員主人公に視線を向けている隙に背後から魔法攻撃準備)
と言う構図にしたいのだろうか?とも思ったけど…頭脳担当が自力でこんな作戦を思いつけるわけがない。頭脳担当による文章があまりにも稚拙であり何も読み解け無かったので、俺ならこうすると言う提案を代わりに記載しておいた。
しかし、こちらは戦闘初心者であり最序盤のフィールド。何よりチュートリアル的な戦闘とAI側が判断して、レベル1のゴブリン3体が妥当では無いか?
この作品のレベル上限は20であり、レベル5で正式冒険者、11で精鋭、17で伝説…つまりレベルが1違うだけでかなり違ってくるらしいから、そこら辺の加減は分かっているだろう。
そんなことを思いながら、1人で移動して敵一体の頭に向かって小さな石を投げたところ
小さい石の投擲、判定『大成功』
その文章の後に登場したのは『マンドラゴラ、レベル2』でした。埋まっていた植物の頭らしき場所に的確に当たったらしい。AIは初心者に対して無慈悲だった。
更にはリアから『私に傷が一つでも付いたら治療費と慰謝料を請求する』と言われました。初戦闘なのにサブミッション…と言うより、縛りが加えられました。ストーリーがとても簡単、ユーザーに肯定的と感じると書いていたのだが…
まぁ、リアが公式設定でS級冒険者を超える魔力持ちらしいから…多分大丈夫だろう。レベル1特性なしの主人公が、何も気付いてない敵に行った小さい石の投擲で与えたダメージが8。レベル2マンドラゴラの体力が20。これなら成功判定でも一撃必殺だろう。俺は敵の気を引きつつ、手負になったマンドラゴラを倒そう…おい、なんでマンドラゴラが飛び出しただけで悲鳴を上げているんだ?
ギルドでドラゴン退治がないのか?と息巻いてたあの威勢はどこ言った?手が震えてるのは武者震いか?
本来の想定では、リアが魔法を放ってHP20の奴を一体倒す→後ろにも敵がいたのか!?と振り返ったヤツをターゲットに、大きい石を振りかぶった状態で無言の強襲。龍が如く6の動画で北野武が演じるキャラによる必要最小限の暗殺動作に感銘を受けた流れにするつもりだった。
が、念のために魔法が放たれる前にリアの存在に気づいたマンドラゴラがいたら、俺が先に動くって書き加えておくぞ…
おい、なんかAI側からリアが恐怖で散漫になりがちと言う怪しい文章が出力されたんだけど。しかも、一体が魔力光に気付いて振り返ったと続いたんだけど。主人公、大きい石を振りかぶって振り返ったやつに突撃したんだけど。
大きい石での攻撃、判定『大成功』
あっ、最初にダメージ与えたヤツを倒した。そしてリアの攻撃魔法がなんか動揺しながら放たれたんだけど
リアの魔法、判定『成功』
狙いを外しつつも胴体に刺さり、その際の痛みに対する敵意をリアに向けた。10ダメージ
一撃必殺出来てねぇし、俺に慰謝料のペナルティが発生する可能性が生まれちまったじゃねぇか!あと何の描写も無かったけど手持ちから大きな石が消えてる!野菜を砕ける硬度を持った石が、勝手に相殺する形で砕けるわけあるか!
それでもう一体は俺に対して警戒状態…ここで俺の取る手は
(リアの方に敵意が向いた事で完全に隙だらけの背中に蹴りを入れてから)今だ!ドーラ!作戦通り出てきて敵に攻撃しろ!(と、誰もいない方向にわざとらしく大きく首を振って視線を向ける事で他の仲間がいるように思わせる)
敵→←主人公→敵→←リア
となっている状況に、リアへ敵意を向けているマンドラゴラにサイコロ判定をさせないような描写をした上でダメージを稼ごうと言う醜い魂胆まで搭載された蹴りを入れて、更にターン制バトルといった暗黙の了解すら破る極悪非道っぷりを遺憾なく発揮。
AIは優しいので、無防備な背中に強烈な蹴りを入れてみっともなく転がった判定にして…おい、ダメージ入ってねぇじゃねぇか!俺が独断で石を武器として拾ってなかったら、攻撃手段が溜めが必要で確1取れてない仲間からの魔法のみだったってことじゃねぇか!
頭脳担当のハッタリが功を奏して敵が混乱状態、それぞれ茂みと主人公に警戒している状態に…待て、今茂みに対して警戒しているのは…体力が半分になったマンドラゴラか、それとも一度も攻撃を受けてないヤツ…どっちだ?
リアが精神的に安定した上で魔法を再構築し始めたから、俺は体力が削れている奴に攻撃して倒して、精神安定状態でのリアの魔法で体力満タンのヤツを一撃で倒す展開にしたい。
その為には、大きい石を再び拾う→顔面に叩きつけるだけど、体力が削られている奴が俺を警戒していました。警戒していたから拾う動作を見てました、回避されるって展開にはしたくない。茂みを警戒していたやつが、視界外で再び石を拾われてそのまま不意打ちで倒されて、残ったやつは魔法で貫かれてほしいなぁ…
茂みを警戒するマンドラゴラに対して、一度落とした石を再び拾い、石をしっかり握った状態で叩きつける
さぁ、運ゲースタート!果たして何も飛び出してこない茂みを警戒していたのはどっちのマンドラゴラだったのか!全く気づかず、無防備な後頭部へと大きな石を叩きつけられたのは…
大きな石での攻撃、判定『大成功』
体力MAXのヤツ、悲鳴すら上げることなく光の粒子となって霧散。
残されたマンドラゴラ。仲間を二体倒され、自身も体力半減状態につき、恐怖に怯える。
リア『やっ、やった!後一体よ!とどめ、刺しちゃいなさい!』
俺がトドメ刺したらその後に描写されたリアの手元にある星屑の矢の魔法攻撃は何処に向けられるんだよ!
仕方ないので意味なく挑発、魔法が外れた時に備えて小さな石を近距離から投げれるように準備していると描写してターンエンド。
今日のログインボーナスで手に入ったコインがこれで尽きるから、さっさと当たったかどうかのサイコロを転がしてほしいなぁ…
出力された文章、リアが俺の挑発に乗っかり更に敵を煽る•精神不安定な状態で放った魔法でもトドメをさせたのに、矢というより槍に近い程に膨れ上がった。マンドラゴラ、明らかなオーバーキルに絶望し、震えることしかできない。無意味に挑発も大成功。魔法が放たれた。
…当たったのかどうかまでやってくれや!
次の日、挑発の大成功分を加味して俺の一存で魔法が当たったという描写にしました。
で、想定では倒した後に勝手にドロップアイテムがあったので拾ったという描写を入れるつもりだったけどAI側から三体分のマンドラゴラの根と魔石のかけら一個。更には目的の野草まで最初からそこにあったかのような描写が出力されました。今回の戦いの舞台って岩陰だったんだ…事前に目的の野草が岩陰に生えているって話は聞いていたけど、想定では戦闘終了後に奥地まで移動する描写を挟んで帰還する予定だったから、完全に初耳だったよ。
ここまでが現地点で書かれた話なんだけど、レベル2になるには経験値が100必要なんだけど、今回レベル2のマンドラゴラを3体倒した結果、経験値が90まで溜まりました。しかしそれだけでなく、公式設定でレベルが上がるとスキルポイントが貰える筈なのに、今回の戦闘だけでもスキルポイントが手に入りました。
後、リアにダメージが入らないというミッションは俺にもダメージが入らないどころか、敵に一度もターンが回ることなく一方的な蹂躙で終わりました。
…この話を出力したのはAIだし、流れを考えたのは俺だけど、異世界転生特有のチートスキルで無双する系よりこういった戦闘物の方が好きです。異世界なら余裕で無双出来ると思っていたやつが、実際に剣を持ったら『重っ!棍棒で叩き潰すの方が楽!』とか、ヒノキの棒が初心者装備として正解だったことを実感したり、魔法に憧れがあったけど必要なのは才能よりも知識だった。勉強したくない!とか、今回の戦闘では上手く行きすぎたけど、当初の予定では主人公にはダメージを受けてもらう予定だったんだよ。
体力100に対して10ダメージ受けました、あと10回同じ攻撃を受けたら死にます。じゃなくて、10回受けたら死ぬような攻撃を一回受けたらそれは重傷だよね?とか、戦闘の中で体力低下で弱っていく。体力一桁になったら動けなくなるとか、治療スキルで瞬時に回復するけど今後も危険な体験をするのか…って感じで精神的に追い詰められるか、逞しくなっていくか。
一体いつになったら、長々と自分がどのような不遇状況だったけど実は最強の能力を保有していて敵無しでモテまくりのハーレム云々…よりも手前の『なろう系』という出オチが無くなるんだろうか。積み重ねてきた努力を数ページとかではなく、リアルの年月かけて挫折や敗北を味わいながら成長していく系…そんな異世界転生モノがもっと流行ればいいのに。以上