適当に一作 | kame3ブログ~何時からブログで無くなったか

kame3ブログ~何時からブログで無くなったか

最近自分の方向性が分からなくなってきた

どうも、Kame3=

ネタ無いので、前回のやつの中から一作書いてみようかと…書き始めがつまづくな。とりあえず何かを擬人化か…


「いらっしゃいませぇ、本日はこちらの双子奴隷が安くなっております。もしよろしければ、お手に取ってお確かめください」

双子奴隷、それは私ともう一人の事だ。私とそのもう一人は、生まれた時から双子の奴隷と言う道が決まっていた。別にそれに悲しさは無い、それが私たちの存在する唯一の意味であり、親はその為に私たちを生んだのだから。

『どうせ、見向きもされないよ』

そう言ったのは、私の双子の弟である。弟は今は無愛想になってしまったが、昔は希望に溢れた明るい目をしていた。そしてそれは…私も同じだった。

親元を離れてここに来た当時、私達は不安な気持ちで一杯だった。しかし、ここの主人は私たち二人を一番最初に目に付く部屋を貸してくれて、私達はまだ見ぬ買い主の姿を想像して、毎日楽しみにしていた。

しかし…私たちの事を見た多くの人は、ただ通り過ぎていくだけだった。それだけでなく、『一人だったら買ったけど、二人もいらない。』と言われた事もあった、その結果それぞれに『自分がいなければ良かった』と思い、次第にお互い無表情へとなっていった。

そして店主も私達が無表情へと近付くにつれ、段々と奥に…そして今は、『二人で一人以下の価格』と言うレッテルを貼って売り出されている。

だがそれも今日まで、今日が終われば不良品として処分される事になった。そこまでして私たちを追い出す事にした店主を恨んだりしていない、寧ろ最後まで弟と離れ離れにしないでくれただけでも感謝して…

『ねぇさん、ねぇさん!』

最後はどのような言葉で別れようか考えていた時、弟から声がかかる。珍しく焦ったような声に驚きつつ、目を開くと…


「見てみて!双子奴隷だって!しかも、大処分と言う事で半額以下だよ!」

「へぇ…まぁ、悪くないな。でも、余りに無愛想じゃないか?それよりもあっちの手を出したら抱きついてきたやつの方が」

「ううん、これは私たちの付き合い始めた記念の思い出として雇おうよ!」

『えっ…えっ!?』

『ねぇさん、もしかしたら俺達…!』


目の前の二人の男女が私たちを雇うか話し合っている。諦めていたとは言え、こうしてやって来た最後のチャンス。それを逃したくは無かった。

『あのっ…!私の事はこの部屋に閉じ込めたまま放置されても良いです!なので、弟をどうかよろしくお願いします!』

『いや、俺とねぇさんは二人で一人なんだ!だから、ねぇさんと共に何時だって働くから一緒にいさせてくれ!』

そうして必死に願い、目の前の二人にすがり付く。そして、女性の後押しも加わり…

「なら…買うか!」

こうして、私達はこの二人の奴隷として働くことになるのだった。



あれから二ヶ月が経ち、私達には笑顔が戻っていた。

本当に充実した日々、最初の頃は二日に一回程度だった仕事も今では一日に一回に代わり、そしてその時の仕事内容は大抵御主人様逹が揃っているときに毎回飲み物を提供する係りとして使っていただいていた。

更に、それまでは知らなかったのだが仕事のあとは御主人様がお風呂に入れてくれた。弟もシャワーや体を洗うのが気に入ったらしく、仕事の度にお風呂が楽しみだと言い合っていた。

しかし、事態は一変した。それは御主人様逹が揃っていたのに私達の仕事は特になく…二人の間に不穏な空気が立ち込めていた。

そして女性の御主人様が声をあらげたり、泣き声が聞こえたり…

『ねぇさん…御主人様逹はどうしたんだろう?』

『…分からない』

『正直、この重い空気は好きになれな』ダンっ!!

突如乱暴に奴隷部屋の扉が開き、女性の御主人様が私と弟の首を鷲掴みにした。突然の出来事、そして御主人様の顔を見た瞬間に体が硬直し、そして今は声を出すことが出来なくなっていた。

一体何が起こったのか分からない、ただ恐怖に支配されて思考が停止して…

『危ないっ!!』

(えっ…?)

同じく首を掴まれて声が出せなかったはずの弟が、私達が奴隷として買われるかどうかの時よりも物凄く焦ったような声を出していた。

しかし、その声を聞いて漸く思考が戻った筈なのに今の状況を理解できない。だって、全てが反転していて…

(あぁ、そうか。私は、投げられたんだ)

そう理解したのは、男性の御主人様の背中が反転して見えてからだった。そして、直後に弟も…そう認識した直後、背中から大きな衝撃を受けて、脆い私の体はバラバラになっていた。




あの男は逃げていった。付き合った記念に買った双子奴隷は、四肢がもげてそこには二つの奴隷の死体が重なっていた。

別にそれに対する罪悪感は抱くことはない。金を払った地点で権利は私にあったのだ。

とにかく、さっさと片付けて処分しないと邪魔になる。そう思いながら二つの体をまとめて包み、ゴミ箱へと捨ててやった。

これが、『双子のコップ』の人生の末路である。



こんな感じです。とりあえず最初は、とにかく沢山の小さい裸族が行儀よき並んでいる光景を書こうと思ったが、普通にカップルが喧嘩して食器を適当に投げて割れたと言うのより、カップルで同じものを買って彼氏の浮気でそれを投げて割る落ちが浮かんだので姉弟に変更。

とにかく、四肢割けて二人の姉弟の死体を纏めて捨てるに繋げたかっただけである。とりあえずバッドエンドにしたかった。

やっぱ書き始めが浮かばない…下手な文章だが、一応書き始めたらあまり止まらず書けるんだけどねぇ…あと、関係ないがこの話を書いたきっかけは漸く受けようと思った所があって窓口相談したらそれの応募は女性のみと言う情報を言われたからその腹いせかな。求人表に書いといてほしかった…以上