昨日、ダラダラとパソコンで動画
を観ていると、隣の台所から、ガタ
ン、という何かが落ちたような音が
した。 何だろう、と、立ち上がろう
とすると、傍らで寝ていたサビも、
何だろう、と、立ち上がり、先に隣
の台所へ歩いて行った。 名探偵
であるところの私が推理するに、吸
盤式のタオルハンガーが流しに落
ちた音であることに、まず間違いな
いだろう。 サビも流し周辺でウロウ
ロしているに違いない。 しかし、台
所に入った私は思わず苦笑した。
ポンコツ探偵であるところのサビは、
ここから音がした・・・、と言わんばか
りにトイレの扉の前で、じっと座って
いるのである。
猫の聴覚は人間より、はるかに鋭い
ものなんじゃないのかと、少々情け
なくなったが、まあ、そこがサビの可
愛いところでもある。
サビ、そこじゃない・・・、私はサビに
声をかけ、流しを見た。 しかし、タオ
ルハンガーの吸盤はタイルにしっか
りとくっ付いていた。 ほう、タオルハ
ンガーではない・・・。 私は部屋を見
回した。 他に落ちそうなものはない
か。 だが、部屋に変わったところは
なく、何かが落ちたような形跡は見当
たらない。 私はもう一度サビを見た。
相変わらずトイレの前に座っているサ
ビ。
そこじゃねぇっつってんだろが・・・・・・。
念の為である。 サビにもトイレで
はないことを教えなければならない。
私は静かにトイレの扉を開けた。
床に猫トイレの消臭スプレーが落
ちていた。 私は、先ほどサビのトイ
レを掃除した際、このスプレーをトイ
レタンクの不安定な場所へ置いたま
まにしたことを思い出した。 スプレ
ーを棚に戻すと、サビは、私の足に
自分の体をひと擦りさせ、悠々と居
間へ戻っていった。
まるで勝ち誇ったかのように・・・。
私も居間に戻りパソコンの前に座
った。 サビが、まるでポンコツ探偵
を見るかのような目で私を見ている。
私は素直に負けを認め、名探偵サビ
の頭を撫でてやろうと手を伸ばした。
すると、
なんと避けやがった。
亀久
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