休日の水曜日。
日比谷ミッドタウンで奥さんと一緒に観てきました!
シリーズ最終作。
ルーサーの言葉が刺さりました!
「たった一度の行動で、人間は判断されるものではない。人生というのは、そのときそのときの選択の積み重ねなんだ。俺は、人生に全く悔いはないよ。」
奥さんは終始、色んな顔をしてました😁
休日の水曜日。
日比谷ミッドタウンで奥さんと一緒に観てきました!
シリーズ最終作。
ルーサーの言葉が刺さりました!
「たった一度の行動で、人間は判断されるものではない。人生というのは、そのときそのときの選択の積み重ねなんだ。俺は、人生に全く悔いはないよ。」
奥さんは終始、色んな顔をしてました😁
視聴者参加型の“暴露配信チャンネル”という仕掛けを軸に、SNS時代の「真実」のあり方を問うサスペンス作品です。主演はtimeleszの菊池風磨、共演にMrs. GREEN APPLEの大森元貴。
この映画は、単なるミステリーや人間ドラマではありません。
それ以上に、“現代社会そのものを映す鏡”としての強烈なメッセージを持っている作品でした。
■ 誰かの「真相」は、みんなの“エンタメ”になる
映画の舞台は、視聴者が匿名で参加できる暴露系配信「#真相をお話しします」。
スピーカーに選ばれた者が衝撃的なエピソードを語り、反響が大きければ大きいほど投げ銭が飛び交うという仕組みは、まさにSNS時代の「バズ文化」のメタファーです。
菊池風磨演じる桐山も、自身の壮絶な過去を語り、「共感」と「投げ銭」を獲得していく。
しかしそこにあるのは、救済ではなく“消費”される語り。
彼の過去は、匿名の視聴者たちによって「面白い話」「金になる話」として切り取られていきます。
■ 匿名性が育む、無自覚な共犯関係
注目すべきは、視聴者の存在です。
チャット欄に現れる彼らは、顔も名前も持たない匿名の集団。
だがその無責任な「聞く姿勢」こそが、語り手をさらに深く傷つけていきます。
映画の終盤、配信に没頭する桐山に対して鈴木(大森元貴)が放つセリフが象徴的です。
「お前が一番、自分の物語を面白がってるんだよ」
この言葉が突き刺さるのは、彼だけでなく、我々観客自身にも重なるからです。
“聞くこと”にすら責任がある――そんな倫理的問いを、映画は私たちに投げかけてきます。
■ 語ることで満たされるのは誰か?
語ることで心が救われる──そんな「語りの力」を信じていた人間が、語った瞬間に「商品」として扱われていく。
『#真相をお話しします』が暴いているのは、自己開示と承認欲求の危うい関係です。
話すことで何かが癒されると思っていた桐山は、実はその欲望に飲み込まれ、「もっと注目されたい」という中毒になっていく。
SNSでもよく見かける、告白と告発の境界線が曖昧になる瞬間。
映画はそれを、桐山というキャラクターを通じて、リアルに描いています。
■ 結末の意味:「語らない自由」の選択
最終盤、桐山は語ることをやめ、静かに背を向けるように去っていきます。
それは一見、逃避のようにも見えますが、私には「語らない自由」を取り戻すための決意に映りました。
誰もが言葉を持ち、声を届けられる時代だからこそ、「語らない」という選択にも価値がある。
本作が描く“真相”とは、すべてを話すことではなく、何を語らずにいられるかにあるのかもしれません。
■ 終わりに|その「#真相」、誰のために話しますか?
『#真相をお話しします』は、ミステリーの皮をかぶった、極めて現代的な問題提起の映画です。
これらの問いは、SNSに触れるすべての人に突き刺さります。
「自分は違う」と言い切れる人が、どれだけいるでしょうか?
この映画は、真相を暴く物語ではありません。
むしろ、「真相を語りたい」と思う私たち自身の欲望に、鋭く切り込んでくるのです。
是枝裕和監督の最新短編映画『ラストシーン』は、全編をiPhone 16 Proで撮影した意欲作であり、映像表現の新たな可能性を感じさせる作品です。本作は、鎌倉を舞台にしたタイムトラベル・ラブストーリーで、未来に何が残り、何が消えるのかをテーマに描かれています。
物語の概要
脚本家の倉田(仲野太賀)は、自身が手がけるテレビドラマの脚本を改訂中に、50年後の未来から来た女性・由比(福地桃子)と出会います。由比は、倉田の脚本が未来のテレビドラマの存続に影響を与えると告げ、ラストシーンの書き直しを依頼します。二人は共に脚本を見直しながら、未来を変えるための選択を模索していきます。
映像表現とiPhone 16 Proの活用
本作では、iPhone 16 Proのシネマティックモードやアクションモードを駆使し、日常の中にあるつかの間の瞬間や、登場人物たちの微妙な感情の変化を繊細に捉えています。特に、観覧車のシーンでは、iPhoneのコンパクトさが活かされ、狭い空間でも自然な演出が可能となっています 。
俳優陣の演技と作品の魅力
主演の仲野太賀と福地桃子は、iPhoneでの撮影により、機材からのプレッシャーを感じることなく、リラックスして演技に臨めたと語っています。また、リリー・フランキーや黒田大輔といった実力派俳優の出演も、作品に深みを与えています 。
まとめ
『ラストシーン』は、テクノロジーの進化と人間の感情が交錯する中で、未来に何を残すべきかを問いかける作品です。iPhone 16 Proによる撮影がもたらす新たな映像表現と、是枝監督ならではの繊細な演出が融合し、観る者に深い余韻を残します。本作は、Appleの公式YouTubeチャンネルやApple TVアプリで視聴可能です。