『リピート』乾くるみ
現在の記憶を維持したまま人生をやりなおす
いわゆるリプレイものである
作者の著書「イニシエーションラブ」では、その結末のどんでん返しに度肝を抜かれた
主人公は男子大学生
ある日突然見知らぬ男からの電話を受ける
電話の主は、5分後に地震が起きる、と予告
それが現実のものとなる
男は地震以外にも未来の出来事を知っていた
彼は自らをリピーターと称した
今年のある時間、決まった場所で、時空の溝=タイムホールが発生し
その中に入ると、現在の記憶を維持したまま、10ヶ月前の時点にタイムリープするのだ
彼はそのタイムホールを利用して、10ヶ月を何度も繰り返しているという
主人公の他にも無作為に10名がリピーターとして選ばれた
そして10ヶ月前に戻った10名は、それぞれ人生をやり直そうとするが…
ひとりずつ、謎の死をとげていくのだった
以下、ややネタバレ
著者が描く物語の登場人物は、何故か好きになれない
とくに主人公に共感できないのだ
結末での悪意たっぷりなどんでん返しも、ちょっと取ってつけたような感が否めなかった
その終わり方はねえだろ、と口に出して言ってしまった
「イニシエーションラブ」も後味の悪い話だったが、本作も読後感は最悪だ
唐突な結末に、なんだか放っておかれたような気分になった
どんでん返せばいいってもんじゃない
ちなみに、リプレイものの元ネタはケン・グリムウッドの小説「リプレイ」
わりと最近読み返してみたが、かつて学生時代に読んだときよりも主人公に感情移入できて、ラストに近づくにつれ、胸にこみあげるものがあった
人生をやり直せるとしたらどの時点が良いかな…とリアルに妄想してしまったりもした
それだけ大人になっちゃったんだな、と妙に感慨深くもある
いわゆるリプレイものである
作者の著書「イニシエーションラブ」では、その結末のどんでん返しに度肝を抜かれた
主人公は男子大学生
ある日突然見知らぬ男からの電話を受ける
電話の主は、5分後に地震が起きる、と予告
それが現実のものとなる
男は地震以外にも未来の出来事を知っていた
彼は自らをリピーターと称した
今年のある時間、決まった場所で、時空の溝=タイムホールが発生し
その中に入ると、現在の記憶を維持したまま、10ヶ月前の時点にタイムリープするのだ
彼はそのタイムホールを利用して、10ヶ月を何度も繰り返しているという
主人公の他にも無作為に10名がリピーターとして選ばれた
そして10ヶ月前に戻った10名は、それぞれ人生をやり直そうとするが…
ひとりずつ、謎の死をとげていくのだった
以下、ややネタバレ
著者が描く物語の登場人物は、何故か好きになれない
とくに主人公に共感できないのだ
結末での悪意たっぷりなどんでん返しも、ちょっと取ってつけたような感が否めなかった
その終わり方はねえだろ、と口に出して言ってしまった
「イニシエーションラブ」も後味の悪い話だったが、本作も読後感は最悪だ
唐突な結末に、なんだか放っておかれたような気分になった
どんでん返せばいいってもんじゃない
ちなみに、リプレイものの元ネタはケン・グリムウッドの小説「リプレイ」
わりと最近読み返してみたが、かつて学生時代に読んだときよりも主人公に感情移入できて、ラストに近づくにつれ、胸にこみあげるものがあった
人生をやり直せるとしたらどの時点が良いかな…とリアルに妄想してしまったりもした
それだけ大人になっちゃったんだな、と妙に感慨深くもある
グラントリノ
クリント・イーストウッド監督主演作品
本当に素晴らしい映画だった
今年見た映画暫定1位
こんなに感動したのはいつ以来だろうか
映画史に名を残す大傑作「許されざる者」を彷彿とさせるドラマ
妻に先立たれた老人
かつて軍人として戦場で功績をあげ、退役後は、定年まで自動車整備工として生計をたてていた
頑固者で皮肉屋
人づきあいが苦手
人と関わることを拒み、一人で生活している
自分の息子たちにさえも、うとましがられている
そんな彼が、大切にしているもの
1972年型フォード
グラントリノ
新車同様にピカピカに磨き、乗らずに眺めている
ある日、隣りに住むアジア系の少年がグラントリノを盗もうとしているのを目撃し…
やがて彼は、少年とその家族と、思わぬ交流を持つことになり
自分の生きざまを見つめ直していく
日常のささいな会話や、登場人物たちのちょっとした仕草や表情から、感情の動きを丁寧に描いていき
激しく物語が動くラストまで、一瞬足りとも退屈しない
一分の無駄もなく計算され尽くした物語構成
2時間足らずの上映時間
劇中で描かれるのはほんの数ヶ月の出来事なのに
まるで彼の人生すべてが描かれているように感じた
そして物語の結末
人生の根源的な命題に対する、ひとつの答えを見る
人はどのように生きて、どのように死ぬか…
主人公は自分で決めた
彼の選択が正しいか間違っているかは、誰にも断ずることはできない
ただ彼のとった行動は、国籍も世代も性別も超えて、全ての人の魂を揺さぶるに違いない
感動がすっと胸を通過してゆき、胃の奥にたまり、根差してくような感覚
この映画に出会えて良かった
一見地味で小さな作品にみえるかもしれないが、この映画を見ずに人生を過ごすのは勿体ない
この先、何十年も残る作品である
本当に素晴らしい映画だった
今年見た映画暫定1位
こんなに感動したのはいつ以来だろうか
映画史に名を残す大傑作「許されざる者」を彷彿とさせるドラマ
妻に先立たれた老人
かつて軍人として戦場で功績をあげ、退役後は、定年まで自動車整備工として生計をたてていた
頑固者で皮肉屋
人づきあいが苦手
人と関わることを拒み、一人で生活している
自分の息子たちにさえも、うとましがられている
そんな彼が、大切にしているもの
1972年型フォード
グラントリノ
新車同様にピカピカに磨き、乗らずに眺めている
ある日、隣りに住むアジア系の少年がグラントリノを盗もうとしているのを目撃し…
やがて彼は、少年とその家族と、思わぬ交流を持つことになり
自分の生きざまを見つめ直していく
日常のささいな会話や、登場人物たちのちょっとした仕草や表情から、感情の動きを丁寧に描いていき
激しく物語が動くラストまで、一瞬足りとも退屈しない
一分の無駄もなく計算され尽くした物語構成
2時間足らずの上映時間
劇中で描かれるのはほんの数ヶ月の出来事なのに
まるで彼の人生すべてが描かれているように感じた
そして物語の結末
人生の根源的な命題に対する、ひとつの答えを見る
人はどのように生きて、どのように死ぬか…
主人公は自分で決めた
彼の選択が正しいか間違っているかは、誰にも断ずることはできない
ただ彼のとった行動は、国籍も世代も性別も超えて、全ての人の魂を揺さぶるに違いない
感動がすっと胸を通過してゆき、胃の奥にたまり、根差してくような感覚
この映画に出会えて良かった
一見地味で小さな作品にみえるかもしれないが、この映画を見ずに人生を過ごすのは勿体ない
この先、何十年も残る作品である
CSI×FBI合同捜査
ジェリー・ブラッカイマーのプロデュースによる人気米ドラマシリーズのコラボレーションスペシャル
CSIシーズン8
×
FBI/WITHOUT A TRACE
ラスベガスで起こった殺人事件の被害者は、他州で失踪届けが出されていた行方不明者だった
州をまたぐ事件ゆえにFBIが捜査に参加
ギル・グリッソム率いるラスベガスCSIチームのもとに、FBI捜査官ジャック・マローンがやってきて、合同捜査が始まった!
CSIドラマシリーズは、ラスベガスの他に、ホレイショ・ケイン率いるマイアミとマック・テイラー率いるNYの3タイトルがあり、合同捜査スペシャルは過去にも放送され、話題を呼んだが
同じプロデューサー作品とはいえ、まったく別のシリーズと合同捜査とは
楽しい仕掛けを考えたものだ
ちなみにCSIシリーズで一番好きなキャラクターはホレイショ・ケイン
猫背金髪のオッサンだが、ずば抜けてカッコいい
NYへ逃げた犯人を追って、ホレイショが単身NYに乗り込む、マイアミNY合同捜査には大興奮だったが
今回のスペシャル、ストーリーはわりと他愛もなく
それぞれの持ち味をいかしきれなかった感がある
クオリティは一定水準以上ではあるのだが、ちょっと期待しすぎたのか
それほど燃えなかった
惜しむらくは、実はFBIシリーズを見ていないのである
ジャック・マローンなる人物に思い入れがないもんだから、早くグリッソムとか出てこないかな、なんてついつい思ってしまった
ルパン対コナンほどくだらなくないが
もうちょい合同捜査っぽさが欲しかった
CSIシーズン8
×
FBI/WITHOUT A TRACE
ラスベガスで起こった殺人事件の被害者は、他州で失踪届けが出されていた行方不明者だった
州をまたぐ事件ゆえにFBIが捜査に参加
ギル・グリッソム率いるラスベガスCSIチームのもとに、FBI捜査官ジャック・マローンがやってきて、合同捜査が始まった!
CSIドラマシリーズは、ラスベガスの他に、ホレイショ・ケイン率いるマイアミとマック・テイラー率いるNYの3タイトルがあり、合同捜査スペシャルは過去にも放送され、話題を呼んだが
同じプロデューサー作品とはいえ、まったく別のシリーズと合同捜査とは
楽しい仕掛けを考えたものだ
ちなみにCSIシリーズで一番好きなキャラクターはホレイショ・ケイン
猫背金髪のオッサンだが、ずば抜けてカッコいい
NYへ逃げた犯人を追って、ホレイショが単身NYに乗り込む、マイアミNY合同捜査には大興奮だったが
今回のスペシャル、ストーリーはわりと他愛もなく
それぞれの持ち味をいかしきれなかった感がある
クオリティは一定水準以上ではあるのだが、ちょっと期待しすぎたのか
それほど燃えなかった
惜しむらくは、実はFBIシリーズを見ていないのである
ジャック・マローンなる人物に思い入れがないもんだから、早くグリッソムとか出てこないかな、なんてついつい思ってしまった
ルパン対コナンほどくだらなくないが
もうちょい合同捜査っぽさが欲しかった