エンタメジャンキー記録。映画、マンガ、小説など消費したソフトの感想。 -17ページ目

『THIS IS IT』

自らの魂と命をすべて音楽とパフォーマンスに捧げたひと

人間はここまで己を高めることができるのだ

彼と同じひとりの人間として、自分の可能性をも信じてみたくなる

このドキュメンタリーに心を打たれない人はいないはず

彼のひたむきな姿に涙が止まらなかった

完璧主義者のマイケルは、ショー完成までの過程にすぎないリハーサルが、こんな形で公開されることを望みはしなかっただろう

それでも、彼の情熱や思いの一部をスクリーンから受け取ることができること

それは彼のいない世界に取り残された我々ファンにとって、至福の体験なのである

最高にして最後の作品

これからの人生で、何度も繰返し観ることになるだろう

マイケルジャクソンがもっと好きになった

『龍神の雨』道尾秀介

台風の日に殺人を犯した少女

その恐るべき事実を隠すため工作に奔走する兄

しかし重大な物的証拠を落としてしまい、それを拾った中学生少年が事件に気付く

その少年の不可解な行動に気付き監視する弟

4人の思いがすれ違い、絡み合い、やがて決着する

巧みなミスリードに揺さぶられてるうちに、気がつけば結末を迎えていた

読後、爽やかな感動を残してくれるのも心地よい

『プリズントリック』

乱歩賞史上最高のトリック…

という触れ込みの本作だが

そうかなぁ?

プリズンブレイクの第一話の面白さに遥かに及ばない。
いわゆる脱獄ものの醍醐味は、大きくふたつ。
監獄という密室にいかに打ち破るのか、その技法の斬新さと、それに挑む登場人物のドラマだ。

まず本作の脱獄技法は現実的にあり得ない。しかしそこはフィクションとして大目に見るとしても、肝心のドラマが全く面白くないのが致命的だ。
共感できない登場人物たち。しかも語り部がどんどん入れ替わるため、視点が定まらず物語に乗れない。

この程度で乱歩賞って獲れちゃうのか。