こんな些細なことに喜びながら、早いもので入院は1ヶ月をすぎました。
1日が過ぎるのは早い。
今日が何曜日かなんて全然わかんない。
そして早く過ぎてくれと思います。
今何がキツいかって、放射線治療の副作用である吐き気と頭痛。
放射線科の人はそれは放射線の副作用じゃないっていうんだけど
放射線治療を調べると典型的な副作用のように感じます。
場所がズレないよう、以前に撮ったCTにのっとって、体に赤と黒のペンで地図記号みたいなものがたくさん書きこまれます。
ワタシの体感としては、筆で何かを書かれているような、腸の中で何かが動いているような感覚があります。
まぁそんな治療を受けて、吐きまくってます。
ご飯は全く受け付けないので、胃液を吐いている状態ですが
ともかく免疫が下がらないようにβグルコンとフコダインと
ドテラのDDRと麻オイルを飲んでいます。
各提供者の皆様本当にありがとうございます。
ちゃんと飲んでます。
あ、あと梅さんの人参ジュースも助けになってます。ありがとう!
最近は髪の毛が尋常ではないほど抜けています。
抗がん剤が効いているようです。
何をするにも自分の髪の毛がまとわりついてきます。
ゴミの中でも髪の毛のゴミが本当にきらいなのに
ゴミを取って振り返るとまた落ちてる。
覚悟はしていたけど、こんな抜け方するんだな。
お風呂の度に犬3匹分のトリミングあとくらい抜けます。
もうすぐ落武者になりそう。
髪の毛が大量に抜けるにあたり
ふたつの感情が同時に走っていることに気付きました。
ずっと憧れていたかっこいい女性がやっている坊主やスキンヘッドにやっと挑戦できる喜びと
保育園に入る前、親に手を引っ張られて無理やりベリーショートにさせられ(父の好みで)毎日鏡を見ては「かわいくない」と泣いていた4歳のワタシの悲しみです。
坊主に挑戦できなかったのはその時々のパートナーの反対があったからで
カッコイイのになーー、なんで反対するんだろなんて思ってましたけど
まぁ理解は出来ますよね(笑)
ベリーショートにされたときは、入園式に園長先生に「はい、僕」と言われた
決定打があり、絶望したものでした。
成長過程で少しづつスカートを嫌煙したり、女の子っぽくより面白くを選択するようになり男の子と平等でありたいという気持ちが育っていきました。
小4には嫁(幼なじみ)とのつきあいも始まってましたから
少しは女の子の部分も残っていたと思います。
インナーチャイルドのいやし時だと感じます。
ワタシはかわいくなりたい女の子だったことを認めなくては行けない時が
やっときたのだと思います。
かっこいい女性や面白い人になれるよう選択を始めたのは遠い昔。
実際「まやこ」という名前の音が持つエネルギーは「ユーモアの人」でもあるので
もともとひょうきんなタチなんでしょうけど
「かわいい女の子になりたかった」そこを一度温め直してみてもいいのかもしれません。
無毛症のお客様もいるので、抜けていく過程を思い出します。
何とかここで立ち止まれないのかという気持ちも湧きます。
髪は女の命ですものね。
だからこそ、神様に使える女性は髪が長いのでしょうね。
神様に踊りをささげるフラや巫女舞などもそうですね。
大好きって言うのも言われるのも慣れていなくて
最初固まってたんですけど、みなさまのおかげでほぐれてきました。
ありがとうございます。
なかなか外にでれないゴールデンウィークでしょうけども
穏やかに健やかに皆様すごせますように。
いつかに続く。