将棋普及とプロ(その7) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は高島特別教室が6/30(日)、津山おもちゃ図書館特別イベントが7/7(日)の予定です。

「活躍することこそが最大の普及活動」。これはカクザンが勝手につくってみた言葉ですが、このように考えているプロは少なくないように思います。男子プロゴルファーの多くが、「プロアマ」をあまり重視していなかったのは、翌日以降の大会のプレッシャーもあったと思いますが、その大会で自身が活躍することがゴルフ界全体にとってもプラスとなり、ひいてはファン拡大につながるという考えもあったと思うのです。

 

カクザンはそういう考えを100%否定するものではありません。選手が活躍することで、その競技が脚光を浴びるというパターンは、様々なところでみられる現象でしょう。ピョンチャン五輪でのカーリングでは、日本女子チームが活躍し、競技自体に加え、休憩時の「もぐもぐタイム」までが注目されました。

 

女子ゴルフは「プロアマ」での普及活動に加え、世界大会での活躍が目立つようになってきています。実は、この世界大会で勝てるようになった裏にも、女子プロゴルフ界の様々な努力や工夫があったことが記事には紹介されているのですが、そこについての紹介は長くなるので省略します。そうした活躍もスポンサー獲得につながっていることは間違いないと思います。

 

一方の男子プロゴルフ界ですが、世界大会では苦戦が続いているようです。そういう状況下では、選手が活躍できる体制の整備が優先され、「プロアマ」のような普及活動のてこ入れはますます後回しになってしまうという悪循環が生じているのかもしれません。

 

本格的な世界大会が行われていないプロ将棋界は、ある意味、恵まれているといえるかもしれません。プロ棋士は国内棋戦だけに集中していればいいわけですから(もっとも、世界大会の開催は新たなスポンサー獲得のチャンスにもつながるので、長期的には目指していくべき方向性なのでしょうが)。一方で、世界大会が開催されているプロ囲碁界は大変だと思います。カクザンは結果しか見ていないので内容までは分かりませんが、中国勢や韓国勢との対戦では苦戦が続いています。しかし、この状況が改善した時、すなわち、日本勢が巻き返しに向かった時、囲碁界はもの凄い注目を集め、普及が今以上に一気に進む可能性があります。

 

 

以下、つづく・・・。

 

 

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