将棋普及とプロ(その4) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は高島特別教室が6/30(日)、津山おもちゃ図書館特別イベントが7/7(日)の予定です。

スポンサー企業はなぜスポンサーになっているのでしょうか?本日はこれを考えてみたいと思います。

 

プロゴルフ界やプロ将棋界に限らず、色々な世界にスポンサーは存在しています。わが国ではNHK以外の民間放送局のテレビ番組はスポンサーから製作費を提供してもらっています。その見返りの代表がテレビ・コマーシャルですね。スポンサー企業は、そのテレビ番組を資金面で応援する代わりに、自社自体や自社製品の宣伝・広告効果を期待しているわけです。なので、良い番組のスポンサーになっていれば、その企業の社会的イメージが良くなることが期待できます。また、多くの視聴者が見ている人気番組のスポンサーになっていれば、宣伝・広告効果は大きくなります。そして、後者のパターンでは、スポンサー料が高くなる傾向があり、テレビ局の収入はそれだけ潤うことになります。

 

さて、「金は出すが、口は出さない」という言葉があります。そのようなスポンサーの存在は、自由な番組制作が可能になることなどから、テレビ局側にとっては非常にありがたい存在になります。しかし、そのようなスポンサーは少ないのではないかと思います。スポンサー料が多額になればなるほど、スポンサー企業にとって、宣伝・広告効果が期待したほどではなかった場合のリスクが大きくなるからです。なので、スポンサーはテレビ局に色々と注文をつけてきますし、テレビ局側はどうしてもスポンサーの顔色を見ながら、番組制作を行わなければならないという制約を受けることになります。あまりに理不尽な要求をしてくるようなケースは別として、テレビ局側がスポンサーの意向を無視するというのでは、スポンサーになってくれる企業はいなくなってしまうかもしれません。

 

男子プロゴルフ界で起こったことは、平たく言えば、スポンサーの要望に対して、男子プロゴルファーが期待に応えてこなかっために、それまで莫大なスポンサー料を負担していた企業がスポンサーから下りてしまったということのようなのです。そして、そこには、「普及」と「プロ」との関係という難しいテーマが深く関わってくるのです。

 

以下、つづく・・・。

 

 

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