将棋普及とプロ(その3) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は高島教室が7/21(日)、津山おもちゃ図書館将棋教室が8/4(日)の予定です。また奉還町将棋イベントを7/20(土)の13時~18時30分まで開催予定です。

かつて世界一を誇った男子ツアーの低迷は、何が原因なのでしょうか?同記事によれば、スポンサーの撤退によるトーナメント開催数の減少が大きかったのだといいます。スポンサーとは、その大会を主催し、賞金など大会に関わる経費の一切を提供する立場の人のことを言います。多くの場合、企業がスポンサーとなっています。

 

プロゴルファーの賞金は、大会(トーナメント)での入賞賞金が大部分を占めていると思われます。プロであっても、大会で活躍できなければ賞金は獲得できないわけですが、実力がある選手であっても参加できる大会の数が少なくなれば、賞金獲得のチャンスも少なくなってしまいます。

 

プロの将棋の世界もこれに似たところがあります。プロ棋士の収入の仕組みはやや複雑で、詳細についてカクザンは理解していないのですが、対局料というものが有名ですね。一局、対局を行うたびに対局料が入り、トーナメントであれば、その対局に勝利することで次の対局の対局料が保証されるという仕組みです。なので勝てば勝つほど対局料を手にすることができます。そして、優勝すれば優勝賞金があり、タイトルを獲得したり防衛すれば、副賞として(?)賞金が手に入るわけです。

 

プロ棋士が戦う将棋の大会(棋戦)にはスポンサーがいて、一番有名なのは新聞各社です。どの新聞を開いても、将棋欄があるのは、それぞれの新聞社が独自の棋戦のスポンサーとなっていて、その棋戦での対局の中から特選譜などを選んで掲載しているからです。最近は新聞社以外の企業がスポンサーとなっている棋戦も増えてきています。こうした棋戦が存在し続ける限り、プロ棋士の対局料は保証されるわけですが、スポンサー企業は永久にスポンサーであり続けてくれるという保証はありません。男子プロゴルフ界で起こっていることが、まさにそうしたことであるわけです。

 

ここで考えなければならないことがあります。それは、スポンサー企業はなぜスポンサーになっているのかということです。そして、どういう時に、スポンサーから下りるのかということが、男子プロゴルフ界で起こった事態から学ぶことができるように思われます。将棋界にとっては、決して対岸の火事ではないように思います。

 

以下、つづく・・・。

 

 

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