【再考】中学に「将棋部がない」という大問題(その5) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館将棋教室が6/2(日)、高島教室が6/2(日)の予定です。

藤井聡太二冠の活躍等もあって、小学生を中心に、こどもたちの将棋人気は全国的なものとなっていると思います。カクザンが関係している岡山市の高島&操山教室でも、お陰様で見学希望や体験参加希望の親子連れの方が後を絶ちません。通常であれば、まだ受け入れ可能なのですが、新型コロナ対策で室定員が減らされていることや、県内に15以上あると思われる将棋教室の多くが本格再開がなされていないこともあり、この2年間は「将棋教室に通いたい」という需要に対する十分な対応ができていない状況が続いています。

 

しかし、日本将棋連盟をはじめ、多くの将棋関係者の尽力もあり、確実に将棋ファンは増えていると思います。そして、20~30年前なら中高年の男性が中心層であったと思われる将棋ファンの年齢は、子どもたちやその保護者が加わることで、一気に若返っているはずです。これからの高齢化社会において、なんという明るい材料!!将棋界の未来は順風満帆・・・、と言いたいところですが、だからこそ「中学に『将棋部がない』という大問題」をどうしても問題にせざるを得ないわけです。

 

これまでの繰り返しになりますが、小学校まで「将棋教室」に通っていた子が、進学先の中学校に将棋部がなかったために、運動部に入部し、厳しい土日練習などのために「将棋教室」に通うことができなくなり、将棋から離れてしまうというパターン。将棋指導者の端くれとして、カクザンはなんとかしてこの状況を改善できないかと考えているわけです。そして、その対策は、①運動部の土日練習をやめさせる、②中学校に将棋部をつくってもらう、のいずれかしかないように思っています。そして、①は将棋関係者ではどうすることもできない内容ですので、②を実現するにはどうするか?これを考えなければなりません。

 

前回、中学校の文化部よりも運動部が多い理由を3つ挙げました。これはそのまま、中学校に将棋部がない理由に当てはまるとカクザンは思います。すなわち次のように言い換えることができると思います。

 

◎中学校に将棋部が少ない理由

①中学校に顧問として将棋をある程度指導できる先生がいない

②生徒や保護者から将棋部設立の要望が無かった

③地域における将棋普及活動を展開する団体の影響力が無かった

 

これらをひとつずつ解決していけば、「中学に『将棋部がない』という大問題」は解決されることになる。これがカクザンの結論です。では具体的な方法を考えていきたいと思います。

 

 

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