カクザンの素朴な疑問の続きです。中学校の部活には運動部が多いのに、文化部が少ないのはなぜなのでしょうか?また、数ある運動部については、そもそも発足時は「同好会」からのスタートだったのでしょうか?
この答えについてはカクザンは正直、分かりません。しかし、なんとなく想像することはできます。カクザンが通学していた中学校は当時、開校してまだ歴史が浅く、プールもない状況でした(従って水泳部はありませんでした)。しかし、運動部はたくさんありました。野球部、テニス部、サッカー部、陸上部、柔道部、剣道部、体操部、バスケットボール部、バレーボール部、卓球部などです。これらの運動部は、恐らく、最初から「部」としてスタートしていたのではないかと思われます。
一方の文化部ですが、吹奏楽部、科学部、美術部、それから園芸部なんていうのもありました。これらの文化部も、恐らく最初から「部」としてスタートしていたのではないかと思われます。
カクザンがそう思う理由は、「同好会」→「部」という手続きを踏むには、この中学校の歴史があまりにも浅かったという一点のみです。なので、実際は違う可能性もあります。
カクザンの中学にこれだけの運動部があったのは、顧問としてそれらの競技をある程度指導できる先生がいたからというのが大きな理由だと考えます。そして、運動部は生徒や保護者からも人気があり、文化部よりも要望が多かったのかもしれません。
もう一つは、(仮称)「体育連盟」の存在です。この団体は、地域のスポーツ振興に対して一定の影響力を持っていて、中学校の部活動に対しても、大会等を通じて影響力があるのではないかと思います。これに対して、(仮称)「文化連盟」のような組織もあるのかもしれませんが、「体育連盟」ほどの影響力はないような気がします。こうしたことが、中学校において文化部よりも運動部が多い大きな理由になっているのではないかとカクザンは思うのです。
以上を整理すると、次の3点が文化部よりも運動部が多い理由であり、将棋部が少ない理由にもなっているように思います。
◎文化部よりも運動部が多い理由(&将棋部が少ない理由)
①中学校に顧問としてその競技をある程度指導できる先生がいた
②生徒や保護者からの要望が強かった
③(仮称)「体育連盟」や(仮称)「文化連盟」など、地域における体育活動や文化活動を振興する団体の影響力があった
次回からは、上記の3つの仮説を前提に、中学校に「将棋部」がないという問題の解決策を提示していきたいと思います。みなさんもぜひ、一緒に考えてみてください。