今回の大震災では驚くほどたくさんの方々が亡くなりました。
人それぞれですが、「死」というものが、近年ありえないほどに
身近になっているのではないでしょうか?
多くの人がふだんはなるべく見ないように、
考えないように避けている「死」ですが、
この大震災で否応なくクローズアップされ、
私たちの鼻先に突きつけられているように感じます。
しかしそんな状況においても私たちは、
やはり死について正面から語ろうとはしたがりません。
明るく前向きに生きようというキャンペーンを打つことで、
なんとか死を糊塗しようとしています。
先の見えないつらい状況のなかで、暗く、重苦しい雰囲気に
負けない気丈さももちろん大切です。
けれど、こういう時だからこそ、あえて
正面から死について瞑想的に考える機会は大切だと思います。
その意味で、28日の吉福伸逸さんの講演会には
ぜひおいでいただければと思います。
僕が師と仰ぐ吉福さんは、死についていつも、
自身の体験を通しながら本質的なことについて
わかりやすい言葉で語ってくれます。
今回の講演でもきっと、誰にでも確実に訪れる死について
、時間の許すかぎり話してくれることでしょう。
よく言われるように、死を考えることは生き方を
考えることと表裏一体です。
「死」という言葉の暗い響きにとらわれず、
一度しっかり考えてみることをお薦めします。
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