レセプション、立食の懇親会、セミナー後の名刺交換会など,
たくさんの初対面の人の中に混じって交流するときって、
どうしても緊張しますよね。
しかも緊張するとどうしても動きやトークが
ぎこぎなくなって失敗してしまったり(笑)。
こんなとき、僕がよくやる手があります。
まず最初に、何はともあれ、
会場の広さを感じるために部屋の四隅を確認します。
「ああ、こういう場所に自分は今いるんだなあ」
ということを確認し、その後、気持ちを部屋の
大きさいっぱいにまで拡げてみます。
「イメージの身体」を大きくする・・・という感じでしょうか。
イメージの身体を拡げたら、今度は部屋そのものが、
自分がお邪魔をしているよそ様の空間ではなく、
自分自身が設けている「自分の空間」である
という意識になってみます。
そして、
自分の目の前の人を、その「自分の空間」に
やさしく招き入れるという感覚でとらえます。
「私の部屋へようこそ」と迎え入れる感じです。
そうすると不思議なことに、
しっかり落ち着いた広い気持ちで
人との対話ができるようになります。
これは、「ここでは自分が中心だ!」というような
自己チュウになれという話では全くありません。
自分がその「場」に安定した状態で存在し、
その上で相手に伝えたいことや、
相手から聴きたいことに集中するという話であり、
そうすれば有意義なコミュニケーションができる
ようになるということです。
ぜひ一度、何かの機会にあなたもチャレンジしてみてくださいね。
ただしイメージをするときに、
「自分は地球と一体、宇宙と一体のほうがいい」
などと壮大なイメージを持つと、
逆にその場に居にくくなってしまう恐れがあるので
ご注意ください(笑)。
あくまで自分が今いる部屋の大きさくらいが、
相手を招き入れるには適当だと思います。
大は小を兼ねると言いますが、
これが必ずしもいつも当てはまるわけではないみたいです(笑)。
チャレンジしてみてくださいね。
覚技研究会 新海正彦