
庭に咲いたクレマチス。
きれいに撮れすぎちゃって、
なんだか雑誌みたい。
クレマチスってテッセンだよなあと、ちょっと「?」がわいてきて調査開始(笑)。
すると、
「一般的に、クレマチス全体をテッセンと呼ぶことがありますが、
正式には、属名のクレマチスと呼びます。
テッセンとは中国原産の【Clematis florida sieboldii】のみをさします」
ですと。ふんふんなるほど。
ところで、それより気になったのがクレマチスの花言葉。
■クレマチスの花の美しさが人工的で、
花は鮮やかなのにツルが貧弱なことから
花言葉は「精神的な美しさ」「貧弱」
■旅人が宿で安全に宿泊できるように、
宿の玄関などに植えられることが多く、
旅人を優しく迎え入れるということから
花言葉「旅人の喜び」という意味になりました。
■ヨーロッパでは昔、クレマチスのツルを
ヒモや縄のように使用していました。
また、乞食たちは物乞いをするために
ツルで自分の体に傷を付け、葉をすりつけて腫れ物を作り、
一層哀れみを誘う姿にするために使用していました。
このことから「乞食の食べ物」ともいわれ、
乞食のたくらみの道具に使われたので、花言葉は「たくらみ」。
つまり、精神的な美しさ、たくらみ、高潔、旅人の喜び、心の美しさ、貧弱・・・。
なんと多様なとらえかたなんだろう。
同じ植物なのに見る人によってこれだけ幅がある。
ちょっと知りたいと思っただけだったのに、
けっこう深かったです、クレマチス。
覚技研究会 新海正彦