ものの見方は人それぞれ~クレマチスの美しさ | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。

$覚技研究会~心のクセに気づくために★新海正彦-クレマチス
庭に咲いたクレマチス。

きれいに撮れすぎちゃって、
なんだか雑誌みたい。

クレマチスってテッセンだよなあと、ちょっと「?」がわいてきて調査開始(笑)。


すると、
「一般的に、クレマチス全体をテッセンと呼ぶことがありますが、
正式には、属名のクレマチスと呼びます。
テッセンとは中国原産の【Clematis florida sieboldii】のみをさします」

ですと。ふんふんなるほど。

ところで、それより気になったのがクレマチスの花言葉。


■クレマチスの花の美しさが人工的で、
花は鮮やかなのにツルが貧弱なことから
花言葉は「精神的な美しさ」「貧弱」


■旅人が宿で安全に宿泊できるように、
宿の玄関などに植えられることが多く、
旅人を優しく迎え入れるということから
花言葉「旅人の喜び」という意味になりました。


■ヨーロッパでは昔、クレマチスのツルを
ヒモや縄のように使用していました。
また、乞食たちは物乞いをするために
ツルで自分の体に傷を付け、葉をすりつけて腫れ物を作り、
一層哀れみを誘う姿にするために使用していました。
このことから「乞食の食べ物」ともいわれ、
乞食のたくらみの道具に使われたので、花言葉は「たくらみ」。


つまり、精神的な美しさ、たくらみ、高潔、旅人の喜び、心の美しさ、貧弱・・・。


なんと多様なとらえかたなんだろう。
同じ植物なのに見る人によってこれだけ幅がある。

ちょっと知りたいと思っただけだったのに、
けっこう深かったです、クレマチス。

                       覚技研究会 新海正彦