日本は山に囲まれ、島国であるため、救急搬送時に時間がかかる問題がありました。 とくに過疎化が進む地方は医療体制が脆弱です。 そのためドクターヘリは重要な役割を果たしています。
これまで全国に44道府県54機あり、令和3年度に東京が導入、令和4年度に香川県で導入予定。 しかし「15分ルール」という目安があり、要請から15分以内に到着することで救命率が高くなるとのこと。ドイツでは国内に70機以上を配備し、交通事故の死亡率が3分の1に減ったという報告もあるそうです。
日本は2007年にドクターヘリ特別特措法が制定され、自治体の負担が軽減しましたが、まだ十分配備できているとはいえません。 そして、導入するためにはドクターヘリを運行するパイロットの育成やヘリポートの確保、夜間運行の整備(照明設備や訓練など)様々な課題があります。
高齢化、過疎化も進んできています。 安心して暮らしていくために、そして国民の命を守るために、救急医療の体制を整備することは急務だと考えます。