熊本県の飲食店店長は自身が新型コロナに感染し、生死をさまようほどの重症となり、
さらには保健所から
「できれば店名を公表してほしい」と言われ、家族の後押しもあり「感染を広げてはいけない」との思いから公表に踏み切ったとのこと。
その後電話が鳴りっぱなしとなりましたが、
「よく言ってくれた」と8割が激励の言葉だったとのことでした。
心ない言葉をかけた人も中にはいたそうですが、
多くは「再開したら絶対いくよ」と励まし応援された方が多くいたそうです。
先生からぜひ店長のインタビューを子供達にも伝えたいと学校で動画を流し、熊本市長からも感謝のメッセージが寄せられていました。
プライバシーの保護はもちろん必要ですが、このような例もあり
やはり痛みを分かち合える関係づくりが必要だと思います。
誹謗中傷があるからとプライバシーの保護を唱え情報を公表しない自治体がある中で
あえて公表に踏み切り、感染された方や事業所を地域で支えていく姿勢を見せていくことも大切です。
東京都千代田区でも事業所が公表しているところは区のホームページでも店名などを公開しているとのことでした。
地域で徹底して感染防止を取り組んでいこうとする姿勢が住民にも伝わっています。
そして、新型コロナウィルス感染症の怖さを認識して、
今はどこで発生してもおかしくないこと、
感染した方をみんなで守ること、
一人ひとりが油断することなく互いに声を掛け合い感染防止対策を行なっていくことを今一度認識していくことが重要だと思います。
熊本日日新聞より
https://this.kiji.is/647598195184878689?c=92619697908483575