愛媛新型コロナ対策チームドットアイより
(HPhttps://dot-ai.ishiitomoe.com/)
【専門家からの提言】(DV防止、いじめ防止)
新型コロナの影響で家庭内での暴力が増加しているという問題が起きています。
そこで、DV被害者支援、とくに子供の心のケアについて、
17年前から知り合い、長年お世話になっていた瀧田信之さんに今回お願いして、
専門家の立場からご意見を寄せていただきました。
◆特定非営利活動法人湘南DVサポートセンター理事長
瀧田信之氏
(プロフィール)
国土交通省の水難事故防止検討委員、公衆衛生等社会心理を
米国等で学び1999年にドメスティックバイオレンスの被害者支援専門機関である湘南DVサポートセンターを設立。
公衆衛生分野である暴力予防啓発事業として中学校・高校・大学生向けのデーティングバイオレンス防止プログラを展開。
近年、内閣府全国暴力相談員研修、自治体の配偶者暴力相談支援センター職員研修、東京都女性相談職務者研修などの講師を務める。
また、スクールカウンセラー等の研修講師をつとめ大学との共同研究も実施している。
慶応大学、関東学院、学芸大学、神奈川大学などで講師も担当。
著書に「それ、恋愛じゃなくてDVです!」WAVE出版など、DV関係の著書論文多数。
◆湘南DVサポートセンターHP
①「自粛生活後の子供の心のケア」
さて、感染拡大の山を一つ越し、いよいよ各地で学校が再開されています。
2月に感染拡大が報道された時より東日本大震災後の東北の学校の様子が脳裏をよぎりました。
今回は多くの子どもたちが自宅での自粛生活を強いられ、外部、また他者との交流が絶たれることになりました。
震災後に社会不安から多発したドメスティックバイオレンスをはじめとする暴力、または虐待等の事案が懸念していたとおり昨今各地で報告されています。
マスコミ報道やソーシャルメディアで話題となる事案はごくごく一部であり、表面化はしない、内在化してしまうケースが多いのが現実です。
心にある不安を親に話せないなら、信頼できる大人に話してほしい、そして聴いた大人はスルーせず、抱え込まず、またその気持ちを専門家に聴いてもらいましょう。
②へ続く