北九州市では小学生、中学生、教員などの感染が相次いで確認されています。
感染が確認された児童は家では37度台の発熱があっても学校で測定すると36度台に下がっており、元気に登校していたとのこと。
また、富山市でも4月には「生徒の感染が確認されていない」とのことで新学期が再開しましたがその後すぐに学校でのクラスター感染が確認され再び一斉休校となっていました。
新型コロナウィルス感染症は無症状でも感染をさせてしまう場合も多く、症状がない子供も多くいる中で学校現場の感染防止は非常に困難であると思います。
常にいつどこで確認されるかわからないため、突然に感染が確認された場合の想定や、長期間の休校措置をとることも予想し、備えておく必要があります。
保護者の中には学校現場で感染が確認されたことについて、「もっと早く知らせてほしかった」という声が多くあったとのこと。
学校から、突然の休校の知らせがあれば仕事の段取りなど、混乱を招いてしまいます。
学校現場での感染確認、感染の広がりの可能性についてなどは素早く情報を知らせていく必要があります。
子供へのいじめや学校への誹謗中傷は絶対にあってはならないことですが、学校は地域で多くの人が関わる場所のため、情報公開はできるだけ詳細に行っていく必要があると思います。
愛媛県内でもいつ学校現場で感染が確認されるかわからない状況です。
夏休みの短縮なども検討されているようですが、それは全く感染がなかった時の想定で、今後第二波、第三波などが起きる可能性は高く、いつまた休校措置になるかわかりません。
夏や秋に感染が広がっている場合を想定して、休業中の授業について備えていく必要がありますし、国でも全国で授業日数の格差が生じた場合、カリキュラムの見直しや
受験に対して評価の見直し、受験制度の見直しが早急に必要であると考えます。
文部科学省では、学校の入学時期を秋にずらす「9月入学」を来年から導入した場合でも、現在在学中の大学生は従来通り3月末の卒業を想定するとした検討案を「秋季入学制度検討ワーキングチーム」に提示したとの報道がありました。
他県では、オンライン授業と分散登校を同時に行い、授業の遅れを解消する取り組みが行われていました。
また、家庭での学習が困難な子供に学習できる場所を提供するNPOもあります。
今後の対策としては感染拡大の可能性を考慮し、
柔軟に対応していくことが必要になると思います。
愛媛新型コロナ対策チームドットアイでも教育に関して「GIGAスクール構想」を提案しています。
引き続き、今後の教育のあり方について提案していきたいと思います。
西日本新聞より(2020,6,1,6:00)
https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/612960/
GIGAスクール構想(文部科学省より)
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm