愛媛県で発生した医療機関のクラスター感染は34人の感染者が確認され、最後の感染者の確認が5月27日、その後「囲い込み完了」として5月29日には調査、検査を終了したと発表しました。
最後の感染者の確認が医療機関内であったとしても「調査終了」「囲い込み完了」と発表してしまったことは県民に緩みが出ることを危惧しています。
WHOによる「収束の判断基準」は「潜伏期間の2倍の期間」とされています。
愛媛県の事例と同じように医療機関でのクラスター感染で34人の感染者が確認された京都府では、最後の感染者が5月1日に確認されて、4週間が経過した5月29日に「収束宣言」を出したとのこと。
また、北海道の北見市で起きたクラスター感染では2月に発生してから2か月間を経過して「収束宣言」を発表していました。
長い自粛から解放されたかのように、
昨日から愛媛県内での人の動きが多くなっており、第二波が起きた時にどう対応するのかも明らかでない状態で
明日の6月1日からは通常に戻し進んでいくような動きが目立ちます。
県民への感染状況を伝えていく際は慎重に行っていく必要があると考えます。
これまで何度もお伝えしてきましたが、
この新型コロナウィルス感染症は長期間にわたり、対策をとっていかなければなりません。
感染が収まっている状況でない中、「緩み」が出ていることが『一番感染しやすい状況』であることを自覚していただき、
明日からの行動により一層注意していただきたいと思います。
京都新聞より
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/261972