大阪府で始まる「コロナ追跡システム」について記事を書きましたが、
韓国ではすでに早くから感染者の行動歴や接触した可能性のある人の移動経路を調べて
個人へ連絡し、症状がある人はPCR検査を、無症状の人は自己隔離対象者として指定していく、という徹底した隔離対策を行っています。
愛媛県内では大規模クラスターが確認されましたが、このようなクラスターが発生した場合、感染者の行動歴調査や濃厚接触者の把握、連絡は広範囲にわたり調査が遅れることが予想され感染リスクはさらに高くなります。
個人名や住所、職場などが特定されないようにプライバシー保護には注意しながら、早期の情報公開を行っていくためのシステム導入が必要だと思います。
報道より
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ニッセイ基礎研究所(2020,4,22)
「韓国政府は、感染拡大を防止するために感染者の感染経路や自己隔離中の移動経路に関する情報提供を可能にした。韓国政府は、感染が確認された場合、感染者のスマートフォンやクレジットカードの使用履歴、監視カメラなどの情報などを用いて感染されるまでの感染経路を把握し、公開している。また、自治体の疫学調査チームは感染が確認された人と接触した可能性がある人の移動経路を調べて個人別に連絡をし、発熱などの症状がある場合にはPCR検査を、無症状の場合には自己隔離対象者として指定し、自宅等で2週間自己隔離をさせている。」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=64275?site=nli