前回からの続き、
意見交換の内容をまとめました。
以下のとおりです。
(大阪中央青果より)
■伊予柑などは皮を剥いて食べなければならないが、海外などは皮ごと食べる国も多い。
日本が皮を剥いて食べていることを不思議に思っている。
皮ごと食べることができる柑橘ができればよいのだが。
■食糧自給率が下がっているが単価は高くなっている。しかし一方で消費も減っている。矛盾した現象が起きている。
■国は安心安全な輸入をといい輸入に関して緩やかな対応をとっているが、国がなぜ国産の野菜や果物を食べるようにPRしないのか。行政側からも働きかけが必要なのではないか。
■輸入はバナナが多いが最近はシャインマスカットがきっかけとなり、ニュージーランドのブドウが多く輸入されている。
また黒いブドウは外国にはないため単価が高く日本人は買わず輸出され、代わりに安い外国産のブドウが輸入されており、逆転現象が起きている。
■日本でできた果物の最高のものは輸出している。しかし、現在のような香港や台湾などの問題が起きたときは減ってしまった。輸出に頼ることがいいのか?
新型コロナウィルスが流行し、試食もできなくなっている。
■愛媛県の柑橘は品種が多くどれを推しているのか分かりにくい。
■紅プリンセスは大阪万博の開催の年に販売となるため広がっていくとよいと思っている。
(中村知事より)
■伊予柑は高齢者層がよく食べる。年齢層により好みが違う。高齢者は酸味を好み、若年者は甘いものを好む。
■かつては品種が多く覚えられないと言われたが、今はそれが強みになって産地の強化になっている。
■今、遺伝子組換えの米が広がって来ている、それが人間にどのような影響を与えるのかわからない。
■一次産業で収入を上げている農家も多い。今は「えひめの農林水産人」で一次産業の収入や暮らしについてなども紹介している。
■担い手については一次産業女子ネットワーク「さくらひめ」があり女性の活躍をバックアップしている、また外国人の労働者にも支援している。
(果樹議連会長より)
■静岡では100億円かけてAIで果樹を選別する機械を導入すると聞いている。
今後の人材不足の対応について
視察など行い検討していきたいと考えている。