【JR四国の現状】
愛媛県内の路線については全路線が赤字です。
その中でどのくらいの赤字なのかをみるための営業係数は以下のとおりでした。(2013年~2017年の平均)
営業係数=100円の収入を得るために要する費用
(100より数字が大きいと赤字、数字が大きいほど経費がかかる)
■予讃線
○今治ー観音寺 116
○松山ー今治 123
○伊予大洲ー松山 157
○伊予大洲ー向井原 547
○宇和島ー松山 157
■予土線
○北宇和島ー若井 1159
↓
予土線は四国の線路の中で一番の赤字路線となっています。
ちなみに四国の中で唯一黒字は瀬戸大橋線の
児島ー宇多津 84
四国4県の路線の中で比較的赤字が少ないのが松山ー高松間の路線でした。
この間の路線は松山から岡山に向かう利用者数が多いということではないかと思います。ここの利用をさらに伸ばすということは経営改善に向けて一つの選択肢になるかと考えられます。
また、とくに予土線は便数が減ったことなど、様々な要因で利用数が減ってきている状況で予土線は四国の中で一番存続が危ぶまれている路線になります。
今回の視察ではこの予土線の利用について考えていくことが大きな目的の一つでした。